2月7日(水)曇り
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去年の暮れ辺りから思わしくない体調に憂いており、健康診断を受けてないからだと思い立っては血圧に翻弄され、
年明けすぐのギックリ腰以来、腰の不調も続く。
この腰痛は、もしや内臓からのものではないか・・・
昨年、いつも受ける集団がん検診が丁度台風襲来と重なり中止になった。
どこか他の会場でやっていないか探し出し、1月の中旬に肺癌、大腸癌、腹部超音波検査を受けた。
その結果が月曜日に届く。
嫌な予感がする。
異常ない時はハガキが届くのだが、ハガキが二枚と封書が一枚。
大腸と肺は異常なし。
しかし、封書を開封すると、腹部超音波検診結果として精密検査が必要とある。
*肝血管腫疑<肝臓内の良性の腫瘍の一種です。>
*肝のう胞<肝臓の一部に体液が溜まっている袋があります。>
ズーンと落ち込む。
世の中の言葉で一番嫌いな言葉と言っても過言ではないのが「腫瘍」
良性の腫瘍の一種です、とあるが、なぜに良性と言い切れる?
これは、ビビって精密検査を受けない人向けに優しく「良性だから大丈夫!精密検査を受けに来てね!という誘い水なのだ。
作戦なのだ。
そしてホイホイ出かけて行くと「細胞を取って診てみたら、残念ですが悪性でした」と言われるのよ。
でも、ここで落ち込んでいても何の解決にもならない。
だてに乳癌肺癌、二度も癌宣告うけてるわけじゃないわ。
翌日、精密検査を受けられる病院のリストの中から、知名度や通院の便利さ(もう入院する気満々である)からC病院をチョイス。
老母が検診で引っかかった時もここに連れて来た事があるから勝手知ったるである。
初診のつもりで受付すると「以前○○にお住まいでは?」と30年近く前に住んでいた市営住宅の住所を言われる。
あゝ以前働いていた会社の健康診断をこちらで受けておりました・・・
じゃあ再診という事で・・・
カルテって、一回作ったら破棄する事ってないの?
余談だが、市立図書館のカードを作ってもらおうとしたら、以前作られてますよねと言われ、再発行の赤字の付いたカードをもらった。
紛失扱いのようで不本意である。
一度こちらの市から転出してるんですけどねっ!そういう、住民票との連携は無いのですね。
そんな事を思い出したりしながら、待つ。待つ。待つ。
ええ、大丈夫です。待つ覚悟はできており、本を三冊を携えて参りましから。
以前老母を診ていただいたおじいちゃんドクター、言葉がはっきり聞き取れず、何度も聞き返した事を思い出す。
しかし、苦情が出たのか、今回は後ろに看護師さんがスタンバイして、通訳のようにいちいち伝えてくださる。
どうやらお耳も遠くなられたようで、ワタクシがお尋ねする事も看護師さんが大声でドクターにもう一度言うという流れ。
MRIにするかCTにするか。
最初はMRIという事で、後日予約を取って、、、という話になりかけたのだが、ワタクシが「癌に神経質になっておりまして・・・」と言ったのを聞き逃さなかった看護師さんがカルテを見直してドクターにワタクシの病歴を話す。
ドクター「それならCTで、首から下までずっと診た方がいいね」
血液検査して、腹部エコーを再度撮って、CT用の造影剤を入れる為の太い注射針を刺した状態で待つ。待つ。待つ。
この病院、7階建てで、今回は四階が主だったが、血液検査やらは三階。
エレベーターで移動するのが段々めんどくさくなり非常階段を使って移動する。
元気やん、ワタクシと思ったり、いやいや、癌ってやつは自覚症状皆無だったからねえ、乳癌も肺癌も、全く何の前触れも無くやってきたではないか。
今回肝臓癌とか膵臓癌と言われても、とにかく死ななければいいです、神様、なにとぞなにとぞ、と祈りながら、思い出すのは前夜の事だ。
病院で病歴を聞かれるたびに、えっと乳癌は娘が小学6年の時で、肺癌は娘が高校3年の時だから、今彼女は30だから、、、と娘を基準に生きているので、とっさに何年と言えない。
最近は「20年くらい前です」とアバウトに申請している。
ちゃんとしておこうと、昨夜ブログを遡って探し、年度をメモったのだが、乳癌の時も肺癌の時も、退院した辺りで生まれ変わって仏様のようになると宣言しておる・・・
夫に感謝し、娘の成長を見られる事を喜び、キラキラとした日々を送っている、おそらく数ヶ月は・・・
あゝ神様、ワタクシ、最近ちょっといけなかったですね、反省してます。仏どころか鬼に近かったですね。
そんな思いで検査を受ける。
看護師さんがぶっとい注射針刺した後、ツメが甘かったらしく血が滴り出しても文句も言いません。
慌てた看護師さん、手伝ってくれる別の看護師さんにしきりに謝りながらワタクシの腕の血を拭う。
いや、謝るべきはワタクシにではないのかと思わないでもないが、今また仏になると思っているワタクシは何も気づかないふりをする。
全ての検査が終わり、結果が出るまで1時間ほどかかるらしいので、遅い昼食に出かけ、ウロウロ迷った挙句、老舗デパートの名物焼きそばを食す。
いよいよ検査結果発表。
CTの画像を一緒に見ようとドクター。
あゝ通訳が不在だ。
さらにはワタクシ、この画像が苦手。
よくわからん。
さらにはドクターの言葉が呂律が回ってないので聞き取りづらいが、何となく「大丈夫だね、ここも綺麗だ」とポジティブワードが聞こえて安心する。
少しここ気になるなあ、と顎の下の画像を指差し、大丈夫だと思うけど、念のためもう一度エコー撮ろう。
腹部を撮ってくれた女子が今度は首から顎から丁寧に撮って「何も無いですよ」
ワタクシは大事を取るドクターが好きだ。
ありがとうドクター。老母の時は陰でボロクソ言ってごめんなさい。
全てが終わって会計に。
いや、これだけ検査したからもう少しお金を下ろした方がいいのでは?と焼きそば食べながら思ったのだが、1万もあれば足りるだろうと思ったのが敗因。
会計さんの「12690円です」に、変な声が出た。
気を取り直して「現金だけですよねえ」(Pay Payなら何とかなるのだが・・・)の願いも虚しく、
会計さん「現金かカードですねえ」
カード、カード、カード、財布をひっくり返す勢いで、滅多に使った事ない楽天カードを引っ張り出す。
これでお願いしますっっ
10時から4時半までみっちり病院滞在の1日を終え、しかし、何事もなかった、悪いものもなかった嬉しさでひと安心です、神様ありがとうございました。
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去年の暮れ辺りから思わしくない体調に憂いており、健康診断を受けてないからだと思い立っては血圧に翻弄され、
年明けすぐのギックリ腰以来、腰の不調も続く。
この腰痛は、もしや内臓からのものではないか・・・
昨年、いつも受ける集団がん検診が丁度台風襲来と重なり中止になった。
どこか他の会場でやっていないか探し出し、1月の中旬に肺癌、大腸癌、腹部超音波検査を受けた。
その結果が月曜日に届く。
嫌な予感がする。
異常ない時はハガキが届くのだが、ハガキが二枚と封書が一枚。
大腸と肺は異常なし。
しかし、封書を開封すると、腹部超音波検診結果として精密検査が必要とある。
*肝血管腫疑<肝臓内の良性の腫瘍の一種です。>
*肝のう胞<肝臓の一部に体液が溜まっている袋があります。>
ズーンと落ち込む。
世の中の言葉で一番嫌いな言葉と言っても過言ではないのが「腫瘍」
良性の腫瘍の一種です、とあるが、なぜに良性と言い切れる?
これは、ビビって精密検査を受けない人向けに優しく「良性だから大丈夫!精密検査を受けに来てね!という誘い水なのだ。
作戦なのだ。
そしてホイホイ出かけて行くと「細胞を取って診てみたら、残念ですが悪性でした」と言われるのよ。
でも、ここで落ち込んでいても何の解決にもならない。
だてに乳癌肺癌、二度も癌宣告うけてるわけじゃないわ。
翌日、精密検査を受けられる病院のリストの中から、知名度や通院の便利さ(もう入院する気満々である)からC病院をチョイス。
老母が検診で引っかかった時もここに連れて来た事があるから勝手知ったるである。
初診のつもりで受付すると「以前○○にお住まいでは?」と30年近く前に住んでいた市営住宅の住所を言われる。
あゝ以前働いていた会社の健康診断をこちらで受けておりました・・・
じゃあ再診という事で・・・
カルテって、一回作ったら破棄する事ってないの?
余談だが、市立図書館のカードを作ってもらおうとしたら、以前作られてますよねと言われ、再発行の赤字の付いたカードをもらった。
紛失扱いのようで不本意である。
一度こちらの市から転出してるんですけどねっ!そういう、住民票との連携は無いのですね。
そんな事を思い出したりしながら、待つ。待つ。待つ。
ええ、大丈夫です。待つ覚悟はできており、本を三冊を携えて参りましから。
以前老母を診ていただいたおじいちゃんドクター、言葉がはっきり聞き取れず、何度も聞き返した事を思い出す。
しかし、苦情が出たのか、今回は後ろに看護師さんがスタンバイして、通訳のようにいちいち伝えてくださる。
どうやらお耳も遠くなられたようで、ワタクシがお尋ねする事も看護師さんが大声でドクターにもう一度言うという流れ。
MRIにするかCTにするか。
最初はMRIという事で、後日予約を取って、、、という話になりかけたのだが、ワタクシが「癌に神経質になっておりまして・・・」と言ったのを聞き逃さなかった看護師さんがカルテを見直してドクターにワタクシの病歴を話す。
ドクター「それならCTで、首から下までずっと診た方がいいね」
血液検査して、腹部エコーを再度撮って、CT用の造影剤を入れる為の太い注射針を刺した状態で待つ。待つ。待つ。
この病院、7階建てで、今回は四階が主だったが、血液検査やらは三階。
エレベーターで移動するのが段々めんどくさくなり非常階段を使って移動する。
元気やん、ワタクシと思ったり、いやいや、癌ってやつは自覚症状皆無だったからねえ、乳癌も肺癌も、全く何の前触れも無くやってきたではないか。
今回肝臓癌とか膵臓癌と言われても、とにかく死ななければいいです、神様、なにとぞなにとぞ、と祈りながら、思い出すのは前夜の事だ。
病院で病歴を聞かれるたびに、えっと乳癌は娘が小学6年の時で、肺癌は娘が高校3年の時だから、今彼女は30だから、、、と娘を基準に生きているので、とっさに何年と言えない。
最近は「20年くらい前です」とアバウトに申請している。
ちゃんとしておこうと、昨夜ブログを遡って探し、年度をメモったのだが、乳癌の時も肺癌の時も、退院した辺りで生まれ変わって仏様のようになると宣言しておる・・・
夫に感謝し、娘の成長を見られる事を喜び、キラキラとした日々を送っている、おそらく数ヶ月は・・・
あゝ神様、ワタクシ、最近ちょっといけなかったですね、反省してます。仏どころか鬼に近かったですね。
そんな思いで検査を受ける。
看護師さんがぶっとい注射針刺した後、ツメが甘かったらしく血が滴り出しても文句も言いません。
慌てた看護師さん、手伝ってくれる別の看護師さんにしきりに謝りながらワタクシの腕の血を拭う。
いや、謝るべきはワタクシにではないのかと思わないでもないが、今また仏になると思っているワタクシは何も気づかないふりをする。
全ての検査が終わり、結果が出るまで1時間ほどかかるらしいので、遅い昼食に出かけ、ウロウロ迷った挙句、老舗デパートの名物焼きそばを食す。
いよいよ検査結果発表。
CTの画像を一緒に見ようとドクター。
あゝ通訳が不在だ。
さらにはワタクシ、この画像が苦手。
よくわからん。
さらにはドクターの言葉が呂律が回ってないので聞き取りづらいが、何となく「大丈夫だね、ここも綺麗だ」とポジティブワードが聞こえて安心する。
少しここ気になるなあ、と顎の下の画像を指差し、大丈夫だと思うけど、念のためもう一度エコー撮ろう。
腹部を撮ってくれた女子が今度は首から顎から丁寧に撮って「何も無いですよ」
ワタクシは大事を取るドクターが好きだ。
ありがとうドクター。老母の時は陰でボロクソ言ってごめんなさい。
全てが終わって会計に。
いや、これだけ検査したからもう少しお金を下ろした方がいいのでは?と焼きそば食べながら思ったのだが、1万もあれば足りるだろうと思ったのが敗因。
会計さんの「12690円です」に、変な声が出た。
気を取り直して「現金だけですよねえ」(Pay Payなら何とかなるのだが・・・)の願いも虚しく、
会計さん「現金かカードですねえ」
カード、カード、カード、財布をひっくり返す勢いで、滅多に使った事ない楽天カードを引っ張り出す。
これでお願いしますっっ
10時から4時半までみっちり病院滞在の1日を終え、しかし、何事もなかった、悪いものもなかった嬉しさでひと安心です、神様ありがとうございました。
照れる天才n(・・・すぐ真に受ける素直さが取り柄)
乳癌の手術によっては、リンパを切除したりもするので、採血とかできないらしいんですね、そちら側の腕では。
でもワタクシは部分切除だけでしたので普通にどちらの腕にも注射打てますと申し上げましたのよ、その看護師さんに。
なのに、彼女ったら「この病院で手術されたわけではないので、大事をとって・・・」と左腕に、採血も造影剤の注射針も刺すと言い、採血は手の甲から取ったんですよ、末端ほど痛いっちゅーねん。
そして造影剤用のぶっとい針から滴る血・・・
はっ!仏のワタクシとしたことが・・・忘れてください。
癌という病は恐ろしいけど、それが判明するまで全く症状がなく(それが初期という事でしょう)
それゆえ、手術でその部分を取ってしまえば、その後もまたすぐに元気になるという。
ゆえに、本人はもちろん家族も忘れがち。
時々こういう事がないと、検診をおろそかにしがちな自分を反省しつつ、また生きながらえた喜びで世界がキラキラしている今朝でした。
読み手の気持ちを考えてあえて明るく書いてくださったのかな?天才ですn様。
koneko
色々と…乗り越えていらしたのですね。
ご心配だったことでしょうね。
ご家族や、周りの方々…ご友人等…も含めて…
今回、何事もなく…何よりでした。
私まで、神様にお礼をお伝えしたい思いになりました。