7月13日(水)快晴
近くの球場で、高校野球の東京大会が始まった。
もの凄い歓声、ブラスバンドの応援、突き抜けるような青空・・・
また今年も、彼らを応援できることが嬉しい。
ちなみに、娘の高校は一回戦突破!おめでとうっ!
金曜日の試合は、娘、初応援に行くという。母も行きたいくらいだ。
でも暑いからやめとこう。
今朝のNHK連ドラ「おひさま」、泣けた。
入院前の「おひさま」は、ちょうど終戦の頃で、悲しいことだらけ。
8時11分と言わず、のべつまくなしに泣いてた。
そして、ちょうど番組が終わる頃出勤する夫を見ては、また涙して困らせていた。
遅刻もさせちゃったね。
一人になると、怖い妄想で押しつぶされそうになるのだ。
妄想が得意なのも考えものである。
今朝の「おひさま」は、主人公がご懐妊というおめでたい話。
彼女は、10歳で母親を亡くしている。
その回想のシーンやら、お姑さんがそのことを思いやり涙するシーンとかで・・・
またもワタクシは数週間前の自分を思い出してしまう。
やはり『肺がん』と聞いた時に、真っ先に頭に浮かんだのは「進行が早い」
46とはいえ、まだ病気を語る上では若い部類。
「若い人は進行が早いからねえ~」という声が聞こえてくるよう。
どんどん妄想が広がる。
先生は初期だから取ってしまえば大丈夫っていうが、いざ手術室に入り、
見てみると「うっ。画像ではわからなかったけど思ってた以上に広がってる。
このまま閉じます。」
と、Dr.コトーが無念そうに言うわけだ。
・・・といつの間にかコトーせんせや白い巨塔『財前教授』が出てくる妄想・・・
夏の同窓会、秋の娘の文化祭、娘との初の海外旅行、楽しみにしてたことがぐるぐる頭をまわり、
もう全て経験できないことのように思えては泣く。
ワタクシは、いつも、『苦しいときの神頼み』
なんの宗教も信じてないくせに、困ったことがあるとすぐに祈る。
「神様、お願いします。」
離婚のごたごたの際も、娘が病気した時も、娘の高校受験の時も・・・
そんなワタクシが、今回、本気で神様に祈った(いや、いつも本気は本気ですが)
「寝たきりでも何でもいいから、とにかく生きてるだけでいいです。
娘の成長を見届けたい。
いい母親じゃないけど、それでも、まだ娘にはワタクシが必要なのです。
どうか、どうか、これが最後のお願いですから。
死にたくない。死にたくない。まだ娘のそばを離れたくない。」
ワタクシは、娘を、『ワタクシの憧れの大学』に入学させたいと思っていた。
洗脳させていくうちに、少しずつ娘もその気になり、第一志望は『母の憧れの大学』(超難関大)になっていった。
しかし、病気発覚後のワタクシはエゴ丸出し。
娘に「○○大学」に行って欲しい気持ちはすっかりそげ落ち、
頑張りさえすればどの大学でも良いわ。そして、それを見届けたい。
神様、せめて大学入学までは生きていたい。
いや、イマドキ就職も大変そう。
せめて就活の時は手助けしたい。
結婚、出産・・・
ってことで、せめてあと10年生きながらえさせてください。と必死で祈る。
10年後・・・ワタクシは57歳。
まだ若いじゃん!!!じゃあ、あともう少しだけ長く・・・というように
とにかく死にたくないことを神様に祈り続けた。
もう、今後「神様お願い!」って言いません。
長生きさえさせていただければ。
乳がんの転移ではなかったとはいえ、そうそう、二種類ものガンに罹るなんてことは
やはりワタクシって『がん体質』ってことよね。
最期はおそらくガンが原因で死ぬんだろうなあということを今回薄々と感じた。
その時迄は、がんと闘い続けていこうと思う。
「おひさま」の主人公のお姑さんが「亡くなったおかあさまはさぞ無念だったろうねえ」と言う。
もっといっぱいいろんなことを教えてあげて、そばにいてあげたかっただろう。
数年前に亡くなった、娘の同級生のママT本さんのことも思い出す。
二人の子どもを残し、さぞ心残りだったことだろう。
もう、『生きる』ということ以外は神様に頼めなくなったワタクシ。
娘の第一志望合格も、夫の昇進も、もう望みません。(ま、初めっから昇進なんて思ってもないけどね)
それぞれ自力で、やれるだけ頑張ってください。
母は、妻は、ただ、生きて、そばで見守っていたい。
近くの球場で、高校野球の東京大会が始まった。
もの凄い歓声、ブラスバンドの応援、突き抜けるような青空・・・
また今年も、彼らを応援できることが嬉しい。
ちなみに、娘の高校は一回戦突破!おめでとうっ!
金曜日の試合は、娘、初応援に行くという。母も行きたいくらいだ。
でも暑いからやめとこう。
今朝のNHK連ドラ「おひさま」、泣けた。
入院前の「おひさま」は、ちょうど終戦の頃で、悲しいことだらけ。
8時11分と言わず、のべつまくなしに泣いてた。
そして、ちょうど番組が終わる頃出勤する夫を見ては、また涙して困らせていた。
遅刻もさせちゃったね。
一人になると、怖い妄想で押しつぶされそうになるのだ。
妄想が得意なのも考えものである。
今朝の「おひさま」は、主人公がご懐妊というおめでたい話。
彼女は、10歳で母親を亡くしている。
その回想のシーンやら、お姑さんがそのことを思いやり涙するシーンとかで・・・
またもワタクシは数週間前の自分を思い出してしまう。
やはり『肺がん』と聞いた時に、真っ先に頭に浮かんだのは「進行が早い」
46とはいえ、まだ病気を語る上では若い部類。
「若い人は進行が早いからねえ~」という声が聞こえてくるよう。
どんどん妄想が広がる。
先生は初期だから取ってしまえば大丈夫っていうが、いざ手術室に入り、
見てみると「うっ。画像ではわからなかったけど思ってた以上に広がってる。
このまま閉じます。」
と、Dr.コトーが無念そうに言うわけだ。
・・・といつの間にかコトーせんせや白い巨塔『財前教授』が出てくる妄想・・・
夏の同窓会、秋の娘の文化祭、娘との初の海外旅行、楽しみにしてたことがぐるぐる頭をまわり、
もう全て経験できないことのように思えては泣く。
ワタクシは、いつも、『苦しいときの神頼み』
なんの宗教も信じてないくせに、困ったことがあるとすぐに祈る。
「神様、お願いします。」
離婚のごたごたの際も、娘が病気した時も、娘の高校受験の時も・・・
そんなワタクシが、今回、本気で神様に祈った(いや、いつも本気は本気ですが)
「寝たきりでも何でもいいから、とにかく生きてるだけでいいです。
娘の成長を見届けたい。
いい母親じゃないけど、それでも、まだ娘にはワタクシが必要なのです。
どうか、どうか、これが最後のお願いですから。
死にたくない。死にたくない。まだ娘のそばを離れたくない。」
ワタクシは、娘を、『ワタクシの憧れの大学』に入学させたいと思っていた。
洗脳させていくうちに、少しずつ娘もその気になり、第一志望は『母の憧れの大学』(超難関大)になっていった。
しかし、病気発覚後のワタクシはエゴ丸出し。
娘に「○○大学」に行って欲しい気持ちはすっかりそげ落ち、
頑張りさえすればどの大学でも良いわ。そして、それを見届けたい。
神様、せめて大学入学までは生きていたい。
いや、イマドキ就職も大変そう。
せめて就活の時は手助けしたい。
結婚、出産・・・
ってことで、せめてあと10年生きながらえさせてください。と必死で祈る。
10年後・・・ワタクシは57歳。
まだ若いじゃん!!!じゃあ、あともう少しだけ長く・・・というように
とにかく死にたくないことを神様に祈り続けた。
もう、今後「神様お願い!」って言いません。
長生きさえさせていただければ。
乳がんの転移ではなかったとはいえ、そうそう、二種類ものガンに罹るなんてことは
やはりワタクシって『がん体質』ってことよね。
最期はおそらくガンが原因で死ぬんだろうなあということを今回薄々と感じた。
その時迄は、がんと闘い続けていこうと思う。
「おひさま」の主人公のお姑さんが「亡くなったおかあさまはさぞ無念だったろうねえ」と言う。
もっといっぱいいろんなことを教えてあげて、そばにいてあげたかっただろう。
数年前に亡くなった、娘の同級生のママT本さんのことも思い出す。
二人の子どもを残し、さぞ心残りだったことだろう。
もう、『生きる』ということ以外は神様に頼めなくなったワタクシ。
娘の第一志望合格も、夫の昇進も、もう望みません。(ま、初めっから昇進なんて思ってもないけどね)
それぞれ自力で、やれるだけ頑張ってください。
母は、妻は、ただ、生きて、そばで見守っていたい。