peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

イブキボウフウ(伊吹防風)

2008年08月22日 | Weblog
青森県むつ市のイブキボウフウ(伊吹防風)
 2008年7月20日









2008年7月20日(日)、青森県むつ市小川町にあるホテルに宿泊した
翌日ホテル付近を歩いてみました。「小川町2丁目」の表示板を見て
引き返す途中、人が住んでいないのではないかと思われる家の裏で、
イブキボウフウ(伊吹防風)と思われる野草が沢山花を咲かせていま
した。







イブキボウフウ(伊吹防風)セリ科 イブキボウフウ属
Seseli libanotis var.japonica
山地から亜高山の日当たりのよい草地や礫地などに生える多年草。
茎や葉には毛があり、ふつう高さ30~100cmほどになる。茎には稜
があり、上部で沢山枝別れする。葉は2~3回羽状複葉で長さ5~30
cm、小葉はニンジンのように細かく切れ込む。

8~9月、枝先に散形花序が多数集まった複散形花序をつけ、白い
小さな花を密につける。複散形花序は直径3~6cm。和名は滋賀県
伊吹山に生えていたことによる。
 分布:北海道、本州、四国、九州。

ハナトラノオ(花虎の尾)/カクトラノオ(角虎の尾)

2008年08月22日 | Weblog
一関市大東町摺沢のハナトラノオ(花虎の尾)
/カクトラノオ(角虎の尾) 2008年8月21日






2008年8月21日(木)、一関市大東町摺沢にある大東図書館の玄関前
にあるハナトラノオ(花虎の尾)/カクトラノオ(角虎の尾)が花を
沢山咲かせていました。また、すぐ近くの民家の庭でも白花の品種が
花を咲かせていました。昨夜から降り続いていた雨が一時止んだ短い
間に撮りに行ったら、熊蜂と思われる蜂が蜜を求めて次々に花を変え
てもぐり込んでいました。
















奥州市水沢区のハナトラノオ(花虎の尾)
/カクトラノオ(角虎の尾) 2006年8月27日




2006年8/27(日)、奥州市文化振興財団・奥州市埋蔵文化財調査
センター(奥州市水沢区佐倉河字九蔵田96-1)の「所長日曜講座
(全5回)」の3回目が開かれましたので、妻と共に出席しました。
「蝦夷の政治的社会の形成」という難しい表題ですが、けっこう
面白い講座でした。
この埋蔵文化財調査センターの庭で「ハナトラノオ(花虎の尾/
カクトラノオ(角虎の尾)」が花を咲かせていました。





ハナトラノオ(花虎の尾)/カクトラノオ(角虎の尾)
シソ科 カクトラノオ(フィソステギア)属
Physostegia virginiana
北アメリカ東部原産の多年草で、高さは40~120cmぐらいになる。
日本の気候に適していて、丈夫なので日当たりの良い所なら一度
植えると毎年芽を出して繁殖する。

茎が四角で、披針形、楕円形の細長い葉を対生するが、一節ごと
に90度ずつずれるので、整然と十字形についているように見える。
無毛。
 
6~9月にかけて茎の先に長さ10~30cmの太い花穂が出て、唇形で
長さ2cmほどの花が花穂の下から順に咲き上がる。花色は淡桃、淡
紫が一般的だが、白やワインレッドもある。
 
和名は、茎が四角で花穂の形が虎の尾に似ているので、「カクト
ラノオ(角虎の尾)」の別名がある。また、属名そのものの
「フィソステギア(Physostgia)」とも呼ばれる。

最近、葉が白覆輪の品種「バリエガタcv.Variegata」が販売され
ている。
[栽培]強健なため栽培は容易。繁殖は株分け、挿し芽で行う。
[花期]夏から秋。切花用、花壇用にふつうに栽培される。