peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オニユリ(鬼百合)

2008年08月08日 | Weblog
一関市東山町のオニユリ(鬼百合)
 2008年8月5日






2008年8月5日(火)、一関市東山町長坂字東本町にある安養寺の墓地
で、「オニユリ(鬼百合)」が花を咲かせていました。




一関市東山町のオニユリ(鬼百合)
 2006年8月7日











オニユリ(鬼百合)ユリ科 ユリ属
 Lilium lancifolium
北海道、本州、四国、九州に分布するが、本来の野生種ではないと
いう。球根[鱗茎(りんけい)]を食用に、花を観賞用に利用するた
めに、古い時代に中国から渡来したという説がある。

日本から中国へ留学した僧が、このユリの球根[鱗茎]が食べられる
ことから、飢饉に備える糧にすることができると考え、このユリの
鱗茎やムカゴ[珠芽]を持ち帰り、人から人へ広がった。
ムカゴからでも2~3年で食用球根へと育てることができるので、オ
ニユリの球根は少し苦味があるものの、凶作時の非常食糧の1つとし
て十分に役立ち、今でも農家の庭先や畑の縁などでオニユリが栽培
されているのは、非常食糧とされていた時代の名残りだという。

田の畔や土手などに生える多年草で、高さは1~2mになる。茎は紫
褐色を帯び、若いときは白い綿毛がある。葉は多数つき、長さ5~15
cmの披針形。葉のつけ根に紫褐色のムカゴ(珠芽)がつくのが特徴。

7~8月、茎の上部に暗紫色の斑点が沢山ある橙赤色の花びらを下向
きに開く。花は直径10~12cmほどで、花びらは強く反転する。多い
ものでは20個近くの花を円錐花序につける。
花は咲くがタネが実らないのもオニユリの特徴で、繁殖は葉腋に珠
芽(ムカゴ)をつけ、地上に落下することで実現する。

和名は、山野に自生するコオニユリ(小鬼百合)に比べて大きいこ
と、橙赤色の花は赤鬼の顔を、暗紫色の茎は赤鬼の手足を連想して
のものとか。

なお、2倍体のオニユリは対馬、朝鮮半島南部で確認されている。
対馬とその周辺には、昔からオニユリが多数自生しており、大陸と
陸続きの頃に朝鮮半島経由で渡来したものと考えられている。

現在、日本、中国中部から北部、さらにシベリア沿海州に分布す
るが、本来の自生地は定かでなく、日本のものは古く大陸より食用
として渡来したもので3倍体である。食用百合根としてコオニユリ
var.maximowicziiと共に利用され、また強健でウイルス病に強く、
種間交雑の親に用いられている。

[栽培]繁殖は珠芽、木子、鱗片挿しによる。[花期]7~8月。

仲間に、花弁が黄色で濃紫色の斑点が入るオウゴンオニユリ(黄金
鬼百合)var.flaviflorumやヤエオニユリ(八重鬼百合)cv.Flore
Plenoがある。

フヨウ(芙蓉)

2008年08月08日 | Weblog
一関市大東町摺沢のフヨウ(芙蓉)
 2008年8月7日




2008年8月7日(木)、一関市大東町摺沢にある大東町図書館に近い
民家の庭で、「フヨウ(芙蓉)」が花を咲かせていました。




一関市東山町のフヨウ(フヨウ)
 2006年8月19日



一関市東山町長坂のフヨウ(芙蓉) 8月19日
2006年8/19(土)、主要地方道「一関~大東線」の道路沿い
(一関市東山町長坂字町地内)につくられた花壇(畑?)で、
フヨウ(芙蓉)が花を咲かせていました。
良く似た植物に「アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)Hibiscus
moscheutos」というのがあるので、それかなと思ったのですが、
普通のフヨウ(芙蓉)のようです。







フヨウ(芙蓉)アオイ科 フヨウ(ハイビスカス)属
 Hibiscus mutabilis
日本と中国原産の落葉低木(花木)で、高さは1~3mぐらいになる。
古くから観賞用に庭木として植えられているが、四国や九州の南部、
沖縄などには野生のものも見られるという。寒地では落葉する。
別名:モクフヨウ(木芙蓉)

枝や葉には星状毛が多く、葉は幅10~20cmで、掌状に浅く3~7裂
する。

7~10月、直径10~15cmの大きな淡紅色か白色の花を開く。花は1日花
で、朝開いて、夕方になると色が濃くなってしぼむ。花弁は5個。雄し
べは筒状になっていて、その中から雌しべが突き出ている。

 果実は直径2cm前後の球形で、熟すと5つに割れる。園芸品種に「桃
園」がある。

なお、「スイフヨウ(酔芙蓉)f.versicolor」と呼ばれる高さ2~3m
になる八重咲きの園芸品種がある。花の色が1日のうちに白から淡紅、
紅へと変わるので、それを酒に酔ったさまに見立てて名付けられたと
いう。花はフヨウより小さい。花期は8~9月。園芸品種に「薬王」が
ある。
[栽培]耐寒性はやや弱いので、寒地では冬期保護が必要。中間地帯では
地上部が枯れて春に発芽する。ハマキムシがつきやすい。[花期]夏から
秋。