peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ナツズイセン(夏水仙)/リコリス(Lycoris)

2008年08月19日 | Weblog
一関市東山町のナツズイセン(夏水仙)
 2008年8月19日







2008年8月19日(火)、一関市東山町長坂字東本町にある城高山安養寺
の境内でナツズイセン(夏水仙)が花を咲かせていました。







一関市東山町のナツズイセン(夏水仙)
 2006年8月14日




2006年8/14(月)、お寺で「総檀家壇信徒中陰法要」が行われたので
参加しました。午前8時30分開会で、未だ暑くなる前で助かりましたが、
座るのに慣れていないせいか足が痺れてしまいました。
お寺の庭には「ナツズイセン(夏水仙)」が今を盛りと咲いていまし
た。我が家のお墓に植えておいたナツズイセンも見事な花を咲かせて
いました。







ナツズイセン(夏水仙)/リコリス(Lycoris)
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 Lycoris squamigera
本州、四国、九州の人里近くの日当たりの良い山地や野原に野生化
しているが、中国原産の多年草(球根植物)で、日本には古い時代に
入ってきたと考えられている。タネが実らないことから中国原産の交
配種L.ycoris straminea×L.sprengeri」とする説もある。
お寺の庭やお墓、畑のへりなどによく植えられているほか、人家の
近くに野生状態で生えているものが見られる。

8月中旬頃、地中の鱗茎(球根)から高さ50~70cmほどの花茎が伸び、
直径8~10cmほどもある大きなラッパ形の花を3~7個開く。花の色は
淡紅紫色で花びらは反り返る。

葉は花が咲いている時期には見られず、早春になってやや線形の葉を
出す。スイセンの葉より幅広で、1.8~2.5cmほど、白い粉がふいたよう
な緑色で、長さ20~50cmになるが、5~7月頃には枯れてしまう。
和名は、葉と球根[鱗茎]がスイセン(水仙)に似ていて、夏に花が咲
くことによるが、花はスイセンに似ない。球根[鱗茎]は直径5cmほどあ
り、スイセンの球根[鱗茎]より大きい。

仲間には、キツネノカミソリ(狐の剃刀)や九州に自生するショウキ
ズイセンなどがあり、「リコリス(Lycoris)」と総称して栽培もされ
る。別名:リコリス、ワスレグサ(忘れ草)