一関市東山町のキツネノカミソリ(狐の剃刀)
2008年8月5日
2008年8月5日(火)、一関市東山町長坂字東本町にある安養寺の
お墓の前の土手の斜面に群生したキツネノカミソリ(狐の剃刀)が
花を咲かせていました。花が大形で、雄しべは花より長く突き出て
いましたので、「オオキツネノカミソリvar.kiushiana」だと思い
ます。
一関市東山町のキツネノカミソリ(狐の剃刀)
2006年8月13日
2006年8/12(土)、一関市東山町長坂の東山町総合体育館に行く道
の段丘に「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」が橙黄色の花を咲かせて
いました。お盆をひかえて雑草が刈り取られていたのに、この花だけ
刈り残されていました。
キツネノカミソリ(狐の剃刀)ヒガンバナ科 ヒガンバナ(リコリス)属
Lycoris sanguinea
人家近くの野山に生える多年草で、森のへりとか林内に群生する。
お墓の周辺にもよく植えられている。葉は長さ30~40cm、幅約1cm
で、夏になると枯れる。
和名の「狐の剃刀」は、春先に伸び出す先が丸みを帯びた線形の
白みがかった葉をカミソリ(日本剃刀)」に例えたもの。また、
夏もそろそろ終わる頃、森陰の何もない場所(花には葉がついてい
ない)に、炎のような花を咲かせるので「狐火」に見立てた。
7~8月、葉が枯れた後、花茎が伸びて高さ30~50cmになり、濃いオ
レンジ色の花が咲く。花は長さ5~6cmのラッパ形で6枚の花びらがあ
り、内側に3枚、外側に3枚ある。雄しべは6本ある。雄しべより長い
棒は雌しべで、どちらも花びらと同じくらいの長さである。
良く似た「オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)var.kiushiana」
は、葉の幅が広く、花も大形で、雄しべは花より長く突き出る。
分布:本州~九州
仲間に「ナツズイセン(夏水仙)」などがあり、属名の「リコリス
(Lycoris)」と総称して栽培もされる。
リコリス(ヒガンバナ)属 Lycoris
日本及び中国に12種分布する耐寒性の球根植物。
リコリス Lycoris spp.
葉は線形で根生し、ふつう開花後にあらわれる。花茎は直立し、
茎頂に散形花序をつける。花は漏斗状で、赤、黄、桃、橙、白色。
子房は3室、果をつける。花被片は反巻の強いヒガンバナ
L.radiataから、ほとんど反巻しないキツネノカミソリまである。
葉は出現が晩秋のヒガンバナ、ショウキズイセンL.aurea、シロ
バナマンジュシャゲL.albifloraと、早春のキツネノカミソリ、ス
プレンゲリL.sprengeri、ナツズイセンL.squamigeraなどの2型
がある。
毒草のため日本ではあまり栽培されないが、外国では花壇に植え
られ、花の黄色いショウキズイセンなどが輸出されている。日本の
ヒガンバナは3倍体のために種子を生じないが、ヒガンバナの変種
で2倍体のプミラL.radiata var.pumila、スプレンゲリ、キツネノ
カミソリ、ショウキズイセンなどの種では種子のできるものもあり、
様々な園芸品種もできている。
[栽培]繁殖は分球または種子による。[花期]7~9月。
2008年8月5日
2008年8月5日(火)、一関市東山町長坂字東本町にある安養寺の
お墓の前の土手の斜面に群生したキツネノカミソリ(狐の剃刀)が
花を咲かせていました。花が大形で、雄しべは花より長く突き出て
いましたので、「オオキツネノカミソリvar.kiushiana」だと思い
ます。
一関市東山町のキツネノカミソリ(狐の剃刀)
2006年8月13日
2006年8/12(土)、一関市東山町長坂の東山町総合体育館に行く道
の段丘に「キツネノカミソリ(狐の剃刀)」が橙黄色の花を咲かせて
いました。お盆をひかえて雑草が刈り取られていたのに、この花だけ
刈り残されていました。
キツネノカミソリ(狐の剃刀)ヒガンバナ科 ヒガンバナ(リコリス)属
Lycoris sanguinea
人家近くの野山に生える多年草で、森のへりとか林内に群生する。
お墓の周辺にもよく植えられている。葉は長さ30~40cm、幅約1cm
で、夏になると枯れる。
和名の「狐の剃刀」は、春先に伸び出す先が丸みを帯びた線形の
白みがかった葉をカミソリ(日本剃刀)」に例えたもの。また、
夏もそろそろ終わる頃、森陰の何もない場所(花には葉がついてい
ない)に、炎のような花を咲かせるので「狐火」に見立てた。
7~8月、葉が枯れた後、花茎が伸びて高さ30~50cmになり、濃いオ
レンジ色の花が咲く。花は長さ5~6cmのラッパ形で6枚の花びらがあ
り、内側に3枚、外側に3枚ある。雄しべは6本ある。雄しべより長い
棒は雌しべで、どちらも花びらと同じくらいの長さである。
良く似た「オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)var.kiushiana」
は、葉の幅が広く、花も大形で、雄しべは花より長く突き出る。
分布:本州~九州
仲間に「ナツズイセン(夏水仙)」などがあり、属名の「リコリス
(Lycoris)」と総称して栽培もされる。
リコリス(ヒガンバナ)属 Lycoris
日本及び中国に12種分布する耐寒性の球根植物。
リコリス Lycoris spp.
葉は線形で根生し、ふつう開花後にあらわれる。花茎は直立し、
茎頂に散形花序をつける。花は漏斗状で、赤、黄、桃、橙、白色。
子房は3室、果をつける。花被片は反巻の強いヒガンバナ
L.radiataから、ほとんど反巻しないキツネノカミソリまである。
葉は出現が晩秋のヒガンバナ、ショウキズイセンL.aurea、シロ
バナマンジュシャゲL.albifloraと、早春のキツネノカミソリ、ス
プレンゲリL.sprengeri、ナツズイセンL.squamigeraなどの2型
がある。
毒草のため日本ではあまり栽培されないが、外国では花壇に植え
られ、花の黄色いショウキズイセンなどが輸出されている。日本の
ヒガンバナは3倍体のために種子を生じないが、ヒガンバナの変種
で2倍体のプミラL.radiata var.pumila、スプレンゲリ、キツネノ
カミソリ、ショウキズイセンなどの種では種子のできるものもあり、
様々な園芸品種もできている。
[栽培]繁殖は分球または種子による。[花期]7~9月。