peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

オミナエシ(女郎花)

2008年08月04日 | Weblog
平泉町八森集落のオミナエシ(女郎花)
 2008年8月3日






2008年8月3日(日)、県道206号(相川平泉)線の西磐井郡平泉町
「八森」集落のグリーンベルト地帯で「オミナエシ(女郎花)」が
花を咲かせはじめていました。これだけ群植されているとよく目に
つきます。






一関市東山町田河津のオミナエシ(女郎花)
 2006年8月25日




2006年8/25(金)、きょうは朝から天気が良かったので、束稲山に
行ってきました。一関市東山町田河津字矢ノ森地区を車で通りかかっ
たら、農家の入口に沢山の「オミナエシ(女郎花)」の花が咲いてい
ました。これだけ群植されているのは珍しいのではないかと思いました。









オミナエシ(女郎花)オミナエシ科 オミナエシ属
 Patrinia scabiosaefolia
山地や丘陵の日当たりの良い草原に生える多年草で、高さは1mほど
になる。「秋の七草」の1つとして良く知られており、万葉時代から
数多くの歌に詠まれてきたが、里山の開発に伴い数を減らしている。
和名は、全体の優しい感じから「オミナエシ(女郎花)」とつけられ
たものという。

地下茎は横に這い、ランナー(走出枝)を出して、その先端に新苗を
つくって殖える。葉は対生し、羽状に深く切れ込んでいる。

花期は7~10月。茎の上部で枝分かれし、枝先に平らな花序をつくり、
先が5裂した直径3~4mmの黄色の花をつける。距があるのが特徴。

切り花にすると、いやな臭いがする。切って乾燥させると、腐った醤
油のような臭いがするため、中国では」敗醤」と呼ぶ。根は「敗醤根」
と呼ばれ、化膿止めなどに使われるという。
果実は楕円形でオトコエシ(男郎花)のような翼はない。
分布:北海道~九州