peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ラミウム・マクラツム「ロゼウム」

2008年08月21日 | Weblog
一関市東山町のラミウム・マクラツム「ロゼウム」
 2008年8月19日





2008年8月19日(火)、一関市東山町長坂字東本町にある城高山安養寺
の山門前の大きな木の下でラミウム・マクラツムが花を咲かせていまし
た。




ラミウム・マクラツム「ロゼウム」
シソ科 オドリコソウ(ラミウム)属
Lamium maculatum cv.Roseum
北アフリカ、温帯アジア、ヨーロッパ原産の匍匐性の耐寒性多年草。
日本にも自生するオドリコソウの仲間で、ヨーロッパ原産のマクラツ
ムが庭植え、グラウンドカバーや吊り鉢、寄せ植えなどに利用される。

花期は4~8月頃で、向かい合わせについた葉の腋に、ピンク色の小
さな花が茎を囲むように3~4段つき、次々と咲き上がっていく。卵形
の葉には中央部に灰白色の筋が入って美しい。黄緑色や銀白色の葉を
つける品種や黄、白色などの花を咲かせる品種もある。

ビーコンズ・シルバーcv.Beacon's Silver、ロゼウムcv.Roseumなど
品種が多い。
[管理]風通しのよい明るい半日蔭に置き、細かい毛で覆われている葉に
かけないように株元に水をやる。花が終わったら古い茎を切り戻して草
姿を整える。別名:デッドネットル
同属のガレオブドロンL.galeobdolonは蔓性で、品種にはバリエガツム
cv.Variegatumなどがある。
[栽培]繁殖は挿し芽、株分け。[花期]春から夏。

フシグロセンノウ(節黒仙翁)

2008年08月21日 | Weblog
一関市東山町のフシグロセンノウ(節黒仙翁)
 2008年8月19日


2008年8月19日(火)、一関市東山町長坂字東本町にある城高山安養寺
のすぐ隣の民家の庭でフシグロセンノウ(節黒仙翁)が朱赤色の花を咲
かせていました。里山でよく見かけたのですが、年々数が減ってきてい
るようです。



フシグロセンノウ(節黒仙翁)ナデシコ科 センノウ属
Lychnis miqueliana
山地の林の中などやや日蔭に生える多年草。茎は直立し高さ40~90
cmになる。節は太くて、紫黒色を帯びる。葉は対生し、卵形または
楕円状披針形で長さ4~15cm、幅2.5~4cmあり、先端は尖る。脈上と
縁に毛がある。

和名は、茎の節の部分が黒っぽいことにより「節黒」の名がある。
センノウ(仙翁)は中国原産の同属の植物で、観賞用に栽培されてい
る。

7~10月、茎の先に直径5cmほどの大きな朱赤色の花を平開する。花弁
は5枚、下部は狭まって爪状になり、舷部(げんぶ)は倒心形で全縁。
各花弁ごとに2個の小りん片がある。分布:本州、四国、九州