peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ネムノキ(合歓木)/ネム(合歓)

2008年08月10日 | Weblog
平泉町郷土館のネムノキ(合歓木) 2008年8月10日






2008年8月10日(日)、平泉町文化財センターの「花立(はなだて)
Ⅰ遺跡第29次調査現地説明会」が13:30から開催されたので、妻と
一緒に行ってきました。所在地は西磐井郡平泉町平泉字花立地内の
熊野神社境内でした。周辺では、昨年の第28次調査で窯跡の一部分
が1基見つかっています。今回の調査では、窯跡1基と性格不明遺
構1基が見つかったそうです。



集合場所が平泉町郷土館&平泉町文化財センター前でしたので、待
ってる時間を利用して近くを歩いてみました。一関地方では、7月
中旬に見頃になっていたネムノキ(合歓木)が、ここでは未だ咲いて
いる木がありました。






一関市東山町のネムノキ(合歓木)
 2007年7月13日




2007年7/13(金)、一関市東山町長坂・東山町公民館に近い民家
の庭にある「ネムノキ(合歓の木)」が淡紅色の花を沢山咲かせて
いました。5mぐらいもある木の上部に花があるので、私のカメラ
ではこれ以上アップできませんでした。ちょっとピンボケ!




一関市街地のネムノキ(合歓木)
2006年7月16日




2006年7/16(日)、一関市地主町(じしゅまち)の「ペアレ一関」
の「ネムノキ(合歓木)」が盛りは過ぎた感じながら、鮮やかな淡
紅色の花を咲かせていました。





ネムノキ(合歓木)マメ科 ネムノキ(アルビジア)属
 Albizia julibrissin
山地や原野、川岸などに生える落葉高木で高さは5~10mぐらいに
なる。花が美しいので、庭や公園にもよく植えられている。樹皮は
灰褐色でなめらか、枝は横に広がる。葉は長さ20~30cmの偶数2回
羽状複葉で互生する。

6~8月、枝先に10~20個の花からなる頭状花序をつけ、1つの花の
ように見える。1個の花の長さは3~4㎝で上向きに咲く。夕方、
対生する小葉が閉じ始めるころ、(花はマメ科では珍しく蝶形には
ならず、)筒状で小さく、淡紅色の多数の雄しべ(花糸)が目立つ
独特の花を開く。豆果は広線形で秋に熟す。材は斧(おの)や鎌の
柄などに用いられる。

和名は、夕方~夜になると葉は小葉を閉じて垂れ下がり、眠ったよ
うになるので「ネムノキ」の名がついたという。別名:ネム(合歓)。
分布:本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国、イラン。
[栽培]耐寒性があり、繁殖は種子によるが、根挿し、取木、接木も
できる。

なお、熱帯アメリカ原産で白色球形の頭状花序をつける「ギンネム」
というのが、沖縄、小笠原に野生化している。
ネムノキ(アルビジア)属 Albizia
熱帯、暖帯に広く分布する刺のない高木または低木で、約150種
がある。