peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

アメリカフヨウ(米国芙蓉) 

2008年08月07日 | Weblog
一関市大東町摺沢のアメリカフヨウ(米国芙蓉)
 2008年8月7日









2008年8月7日(木)、夜のNHK-TVで「一関市では33.7℃を記録し、
真夏日の立秋になった」と放じましたが、暑い一日でした。
主要地方道一関~大東線(県道19号)の道路脇(大東町摺沢地区
内)につくられた花壇で、「アメリカフヨウ(米国芙蓉)」が直径
25㎝ほどもある大きな真っ赤な花を咲かせていました。また、底紅
の白い花を咲かせた品種もありました。









奥州市水沢区のアメリカフヨウ 8月27日(日)




アメリカフヨウ(アメリカ芙蓉)アオイ科 フヨウ(ハイビスカス)属
 Hibiscus moscheutos
北アメリカ東部原産の耐寒性多年草(低木状宿根草)または春ま
き1年草で「クサフヨウ(草芙蓉)」「ローズマロウ」とも呼ばれ
る。高さは1~1.8mほどになり、7~9月にかけて直径10~25cmほど
の大きな花を開く。葉は広卵形、卵形などで分裂は少ない。

花は1日花で朝開いて夕方には閉じるが、毎日新しい花が初秋の頃
まで次々に咲き次いでいく。草丈の高い種類のほかに鉢植え用の矮
性種もあり、花色もピンクを基本に白や紅(赤)、ぼかしの入るも
のなどがあり、中心部が濃い色のものが多い。

モミジアオイに似ているが、花弁の幅が広くて、花弁と花弁の間に
隙間がない。また葉は先の尖った卵円形なので、容易に区別できる。

日本で言う「アメリカフヨウ」とは、本種と他種との交雑で育成さ
れた花径30㎝になる巨大輪の品種のことを指す場合が多いが、交雑
の相手は明らかになっていない。[栽培]繁殖は株分け。[花期]夏。
フヨウ(ハイビスカス)属 Hibiscus
温帯、亜熱帯、熱帯地域に200~220種の宿根草、小低木、低木、高
木が分布する。世界の花木として重要種である。
モミジアオイH.coccineus、フヨウH.mutabilis、ムクゲH.syriacus、
ハイビスカスH.rosa-sinensisなどがある。

ハツユキソウ(初雪草)

2008年08月07日 | Weblog
一関市大東町摺沢のハツユキソウ(初雪草)
 2008年8月7日







2008年8月7日(木)、主要地方道一関~大東線(今泉街道)の下摺沢
地区につくられた花壇で「ハツユキソウ(初雪草)」が花を咲かせて
いました。この植物は、花期に茎頂付近の互生する葉が白く縁取られ
て美しいのでよく植えられていますが、これだけ沢山群植されると見
ごたえがあります。






一関市東山町のハツユキソウ(初雪草)
 2006年8月19日



2006年8/19(土)、一関市東山町松川字滝の沢地区の県道脇に
つくられた花壇に「ハツユキソウ(初雪草)」と呼ばれるユー
ホルビア・マルギナタが植えてありました。





ハツユキソウ(初雪草)トウダイグサ科 ユーホルビア属
 Euphorbia marginata
北アメリカ南部原産の非耐寒性春まき1年草。草丈は60~90cmほど
で、茎は上部でよく分枝する。葉は丸みを帯びた長楕円形、無柄、
淡黄緑色。7~9月、茎頂に小さな椀状(わんじょう)の花序をつけ
る。花そのものはあまり目立たないが、小さな花をつける夏の頃に、
茎頂付近の互生する葉が白く縁取られて雪をかぶったようになる。
ほかの季節の葉は全体に灰緑色。寒さに弱く、日本では1年草扱いに
なる。和名は、この草姿に由来する。品種名は「氷河cv.Hyouga」と
名づけられている。果。切花や花壇用に栽培される。
[栽培]繁殖は実生で、種子は4月に直まきする。

別名に「ゴーストウィード」や「ユーフォルビア」があるが、ユー
フォルビアの仲間は900種以上あり、一般に葉や茎を傷つけると白い
乳液が出る特徴がある。

分布:北アメリカのミネソタ、コロラド、テキサス州に自生する。

ハツユキソウ(初雪草)は、「ユーフォルビア・マルギナタ」といわ
れるものだが、仲間には、冬に苞が白く色づき、株全体が花が咲い
たようになる「レウコケファラ」、赤や黄色の花が美しい「フルゲ
ンス」、ブラジル原産の「ショウジョウソウ」などがある。

夏の葉色を楽しむためには、日当たりと風通しのよい場所にタネ
をまき、発芽適温が20~25℃と高く、移植を嫌うので、暖かくなっ
てから直まきをして間引くと良いとのこと。レウコケファラは冬は
室内で10℃以上に保つ。
トウダイグサ(ユーフォルビア)属 Euphorbia
世界に広く約2000種が分布し、落葉、常緑性の一年草、宿根草、
低木、高木があり、多くの多肉植物を含め、形態の変化が非常に
大きい属である。
熱帯、亜熱帯に多く分布するが日本にも自生があるという。耐
寒性のない種類が多いため日本では草本種を花壇に植え、常緑低
木のポインセチアは温室で鉢植えにされる。