peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

キバナコスモス(黄花秋桜)

2008年08月29日 | Weblog
一関市東山町のキバナコスモス(黄花秋桜)
 2008年8月25日





2008年8月25日(月)、一関市東山町長坂の上中倉地域花壇がある所
のすぐ近くの道路沿いの民家の前に植えられたキバナコスモスが花を
咲かせていました。









キバナコスモス(黄花秋桜)キク科 コスモス属
Cosmos sulphureus
メキシコ原産の一年草で、草丈は100~120cm。大正初年に渡来。
種小名は「硫黄色」の意。4~5月に種子を直播きすると、8~9月
に花が咲く。頭花は直径5cmほどで濃黄色、黄橙、朱赤色で、コス
モスより葉の切れ込みが粗い。
品種にサニー・オレンジcv.Sunny Orangeやサニー・イエロー
cv.Sunny Yellowがあり、コスモスの黄花種とは別種。

わが国ではサンライズcv.Sunriseやサニー・レッドcv.Sunny Red
のような朱赤色の品種、矮性種が育成されている。

[栽培]発芽に20℃くらい必要なので4月下旬に播く。日当たり、排
水のよい所であれば容易。やや暑さに強い。ひと通り花が咲いた後
切り戻すと二番花が楽しめる。[花期]秋。

サルビア・コッキネア

2008年08月29日 | Weblog
一関市東山町のサルビア・コッキネア
 2008年8月25日






2008年8月25日(月)、一関市東山町長坂の上中倉地域の有志に
よってつくられている花壇を見に行ってきました。この花壇は、
平成20年度一関市花いっぱいコンクールに参加していて、今年も
東山町地域審査で最優秀賞に輝きました。また、市全体審査でも
地域の部で奨励賞を受賞しています。

この花壇に群植されたサルビア・コッキネアが沢山花を咲かせ
ていました。








サルビア・コッキネアシソ科 アキギリ(サルビア)属
Salvia coccinea(=pseudococcinea)
熱帯南アメリカ原産の一年草。草丈1m。分枝性が強く、葉は長さ6㎝。
主な品種は2色咲きで、萼が上唇白色で、下唇ピンクのビカラーcv.
Bicolor、花冠が白色のラクテアcv.Lactea、矮性のナナcv.Nana、分枝
性強く矮性のナナ・コンパクタcv.Nana Compacta、赤紫色のスプレンデ
ンスcv.Splendens、花色がスカーレットのロブストcv.Robustなど。
[栽培]繁殖は種子。[花期]夏。
アキギリ(サルビア)属 Salvia
世界中に900種以上分布し、多くの種類が花壇用や切花、香辛料、
薬用に栽培されている。多くは熱帯から亜熱帯に分布する大きな
属で、わが国にも10種3変種が分布している。宿根性の種が多いが、
ときに一、二年草~木本性低木になるものまである。

茎は直立もしくは斜上し、縦線と毛耳がある。葉は全縁、歯牙縁、
または羽状全裂し、花苞葉は苞に変わることが多い。花は両性唇弁
花で群生し、穂状、総状、円錐花序をなすが、まれに腋生する。
萼は卵形、円筒形、釣鐘形で2裂し、上唇は全縁または3歯をもち、
下唇は2深裂する。

花筒は萼に対して超出または内在し、縁辺は2唇裂する。雄ずい
は花筒の喉部に着生し、完全雄ずいは2。痕跡雄ずいは花粉がなく、
バネの役目をして、昆虫の運んできた花粉を受粉させる仕組みをし
ている。

日本ではまだ普及していないが、今後期待されるものに、ヨーロ
ッパ(イギリスを含む)原産で、メドウ・クラリーmeadowclaryと
もいわれるプラテンシスS.pratensisがある。

サルビア・スプレンデンス/ヒゴロモソウ(緋衣草)

2008年08月29日 | Weblog
一関市舞川のサルビア・スプレンデンス
/ヒゴロモソウ(緋衣草) 2006年8月10日




2006年8/10(木)、一関市舞川地区内の国道脇の花壇に植えら
れた「サルビア・スプレンデンス」が「緋衣草」という名の通り
の真っ赤な花を咲かせていました。




サルビア・スプレンデンス/ヒゴロモソウ(緋衣草)
シソ科アキギリ属 Salvia splendens
「サルビア(Salvia)」の仲間は、世界中に750種以上分布し、多く
の種類が花壇用や鉢植え、切花、ハーブ、香辛料、薬用などに栽培
されている(非耐寒~耐寒性1・2年草、多年草、木本)。
しかし、単に「サルビア」といえば和名をヒゴロモソウ(緋衣草)
という燃えるような赤い花のサルビア・スプレンデンス(Salvia
splendens)を指す。

ブラジル原産の多年草~1,2年草で、草丈は25~100cm。一般には春
に種子蒔きして、1年草として育てられる。花期は5~11月。花色は
緋赤が代表的だが、品種が豊富で桃、白、濃紫などの花もあり、特に
低温期に色彩が鮮明になる。

最近はブルーサルビア(S.ファリナケア。青紫のほか白花品種もあ
る)、サルビア・コッキネア(緋赤や淡桃の花がまばらにつく)、も
花壇用によく利用され、切花ではビロードのような萼が印象深いS.
レウカンサ(アメジストセージ)や苞葉の美しいS.ウィリディス(S.
ホルミナム)が目新しい。