peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ユスラウメ(山桜桃/梅桜) 2008年7月15日

2008年08月02日 | Weblog
一関市幸町のユスラウメ(山桜桃/梅桃)の実
 2008年7月15日




2008年7月15日(火)、一関市幸町の民家の庭に植えられた「ユスラウメ
(山桜桃/梅桜)」が、真っ赤に熟した実をつけていました。この実はサ
クランボのような味がしておいしいです。





一関市東山町「唐梅舘公園」の
ユスラウメ(山桜桃/梅桜)の花 2008年4月23日








2008年4月23日(水)、一関市東山町長坂にある「唐梅舘公園」に行き
ました。「花遊園」の隅の方に植えられたユスラウメ(山桜桃/梅桜)が
今を盛りと花を咲かせていました。






一関市東山町のユスラウメ(山桜桃/梅桜)の実
 2007年6月17日


2007年6/17(日)、一関市東山町長坂の住宅団地を歩いていて、
赤く熟した「ユスラウメ(山桜桃/梅桜)」の実を見つけました。





ユスラウメ(山桜桃/梅桜)バラ科 サクラ(プルヌス)属
Prunus tomentosa
中国北部原産の落葉低木で、日本でも江戸時代初期には栽培されていた
記録がある。観賞用に庭に植えたり盆栽にされる。また、果実を食用に
するため果樹として栽培される。樹高は大きいものは高さ3~4mになる。
樹皮は暗褐色で剥がれやすい。「ニワウメ(庭梅)」と似ているが、葉
は倒卵形で、両面とも細かい毛が多く、果実の柄がごく短い。
花期は3月~5月上旬。花は白色または淡紅色で直径1.5~2cm。花弁は5
枚。果実は直径1cmほどで、6月に赤く熟す。[栽培]繁殖は実生、接木。

ユスラウメ(山桜桃/梅桃)

2008年08月02日 | Weblog
奥州市江刺区のユスラウメ(山桜桃/梅桜)の花と実
 2006年5月4日&7月1日






2006年7/1(土)、奥州市水沢区にある「奥州市埋蔵文化財
調査センター」主催の「史跡胆沢城跡ウォッチング・胆沢城
を歩く」に参加し、広大な城跡を歩いた。

胆沢城東方の祇園(ぎおん)地区にある「牛頭天王社(ごず
てんのうしゃ)」という所(北上川の直ぐ傍)で、真っ赤に熟
した果実が沢山ついた「ユスラウメ(山桜桃/梅桜)」を見つ
けました。子どもの頃、赤く熟した実を食べたことを思い出し
ました。サクランボのようで、おいしかったです。
ユスラウメは「毛桜桃/梅桃」とも書くようです。


「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」について、貰ったパンフ
レットに次の通り記載されていました。
「安永風土記」には祇園社とあります。祭神は牛頭天王。祭日、
旧6月15日。牛頭天王は祇園社(八坂神社)をはじめとする全国
の祇園系神社で祭られている祭神です。
元来古代インドの祇園精舎の守護神で、日本では平安時代以降、
牛頭天王が蘇民将来の子孫を疫病から守る約束をした伝説に基づ
き、疫病や虫害を除去する神として信仰されました。
病気のとき、キウリを寺社などに持参して拝んでもらい、その
キウリを地下に埋めておくと、キウリの腐敗と共に病気が治ると
いう俗信を「キウリ封じ」といいます。このことから一般には
「キウリ天王」の名で知られています。



 
2006年5月4日(木)、奥州市江刺区で行われた「江刺甚句まつ
り」に行ったとき、祭りの山車が駐車していた所に「ユスラウメ
(山桜桃/梅桃)」の花が咲いていました。


 




ユスラウメ(山桜桃/梅桃)バラ科 サクラ属 Prunus tomentosa
中国北部原産の落葉低木。古くに日本に渡来し、江戸時代
初期には栽培されていた記録がある。昔は観賞用や果樹とし
て栽培されていたというが、今では広く庭園などに植えられ
ている。盆栽にもされる。

大きいものは高さ3~4mになり、樹皮は暗褐色ではがれ易い。
ニワウメ(庭梅)と似ているが、葉は有柄で互生し、倒卵形で
長さ5cmほど、縁には細かい鋸歯があり、裏面には縮れた毛が
密生している。果実の柄はごく短い。

3月下旬~5月上旬、葉よりも先かほとんど同時に白色または
淡紅色で直径1.5~2cmの5弁花を開く。果実は直径1cmほどの球
形でわずかに表面に毛があり、6~7月に赤く熟し食べられる。
分布:中国華北地方

ニワウメ(庭梅)

2008年08月02日 | Weblog
一関市幸町のニワウメ(庭梅)の実
 2008年7月15日



2008年7月15日(火)、一関市幸町の民家の庭に植えられた「ニワウメ
(庭梅)」の実が、赤く熟していました。50年以上も前のことですが、
取って食べたことがあります。おいしかったです。






ニワウメ(庭梅)バラ科 サクラ属
Prunus japonica
学名にJaponica(日本の)とついているが、中国原産の落葉低木で、
日本には古い時代に入ったとされている。別名:リンショウバイ、
コウメ。

根元からよく枝分かれして、高さ1~2mになる。太い枝は樹皮がは
がれやすい。葉は互生し、長さ4~7㎝の卵形または卵状披針形。

花期は4月。葉が開くのとほぼ同時に直径1.5㎝ほどの花が咲く。花
は小さな枝をおおうように多数つく。花色は淡紅色や白色のものがあ
り、花弁は5枚。果実は直径1㎝ほどで、7月に赤く熟し、生で食べら
れる。
ニワウメ亜属に属し、バラ亜属と同じく果実に白粉や縦溝がない。
庭植え、鉢植えにされる。[栽培]繁殖は株分け、挿木。

タチアオイ(立葵) 2008年7月15日

2008年08月02日 | Weblog
一関市幸町のタチアオイ(立葵) 2008年7月15日




2008年7月15日(火)、一関市幸町の民家の庭で「タチアオイ(立葵)」
が花を咲かせていました。花の色もいろいろありました。












タチアオイ(立葵)アオイ科 タチアオイ(アルセア)属
Alcea(Althaea) rosea
トルコ、中国あるいは小アジア原産と考えられている多年草または2年草
で、世界的に普及している。わが国でも古くから庭の草花として栽培され
てきた。
春に種子から生えた苗は、丸みのある葉を根生するだけであるが、翌年の
初夏になると茎が1~2mほどに直立し叢生する。葉は円形で互生し、3~
5裂する。基部はハート形。

花期は6~8月、茎の上部に直径5~10cmの花が穂になってつき、下から上
へ咲き進む。本来は一重咲きの5弁花だが、八重咲きや万重咲き、花弁に細
かい切れ込みが入るものなど、いろいろな改良品ができている。花の色はピ
ンク、赤、紅紫、白、クリーム、黄などがあり、群生すると壮観である。

最近の系統には、春に種子を播いて、その年に夏には開花する1年草の性
質をもつものがあり、この系統が広まりつつある。また、鉢植えにも向く小
形の品種もある。雄しべが完全に弁化した万重咲きの品種は結実しない。
[栽培]容易だが、夏の高温多湿に弱い欠点がある。繁殖は実生または株分け。
タチアオイ(アルセア)属 Alcea(Althaea)
アジアの南西部から中央アジアにかけて60種が分布する。2年草、低木で
短命である。茎は直立し、花を茎に沿い多数つける。

タチアオイ(立葵)

2008年08月02日 | Weblog
奥州市胆沢城跡のタチアオイ(立葵)
2007年6月30日




2007年6/30(土)、奥州市埋蔵文化財調査センター(奥州市水沢区
佐倉河字九蔵田96-1)主催の「史跡・胆沢城跡ウオッチング 胆沢
城を歩く」という催事が行われましたので、妻と共に参加しました。
伊藤所長のガイドで、一辺が670mある「外周コース」を歩きました。

「赤鳥居」と呼ばれている史跡・胆沢城跡の道路わきに「タチアオイ
(立葵)」の花が咲いていました。





一関市街地のタチアオイ(立葵)
 2006年6月29日



2006年6/29(木)、一関市の市街地の住宅街を歩いていて「タチ
アオイ(立葵)」の花が咲いているのを見つけました。いろいろな
品種や花色があるようですので、これからも追加して行きたいと思
います。






タチアオイ(立葵)アオイ科 タチアオイ属
 Althoea rosea
小アジア原産と考えられている多年草または2年草。日本には
室町時代に中国から渡来し、根は薬用として用いられていたと
いう。花が美しいので古くから庭の草花として栽培されてきた。

春に種子から生えた苗は、丸みのある葉を根生するだけだが、
翌年の初夏になると茎が1~3mほどに伸びる。葉は互生し、
掌状に切れ込み、基部はハート形。

6~7月、茎の上部に直径6~10cmほどの花が穂になってつき、
下から上へと咲き進む。本来は多年草で普通草丈は2mほどにな
り、一重咲きの5弁花だが、1mほどの矮性種まで多くの園芸品
種があり、八重咲きや万重咲き、花弁に細かい切れ込みが入るも
のなど、いろいろな改良品種ができている。

花の色もピンク、赤、白、クリーム、淡い黄色、ぼかしなどが
あり、群生すると壮観である。

最近の系統には、春に種子を蒔いて、その年の夏には開花する
1年草の性質をもつものがあり、この系統が広まりつつあるとの
こと。また、鉢植えに向く小形の品種もある。雄しべが完全に
弁化した万重咲きの品種は結実しない。

「タチアオイ」という和名は、その立ち上がるように伸びる茎に
由来する。近縁の別属種に「ラバテラ」などがある。