peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

ヒャクニチソウ(百日草)/ジニア(Zinnia)

2008年08月23日 | Weblog
一関市東山町のヒャクニチソウ(百日草)/ジニア
2007年7月13日


2007年7/13(金)、一関市東山町長坂・東山町公民館駐車場に
近い砂鉄川堤防上の上町地区の花壇に、草丈が25~30cm程度の
矮性の「ヒャクニチソウ(百日草/ジニア)」が咲いていました。





ヒャクニチソウ(百日草)/ジニア
キク科 ヒャクニチソウ(ジニア)属
Zinnia elegans
ヒャクニチソウ(ジニア)属の植物は、約20種が南北アメリカ、
特にメキシコに分布する一年草または多年草で、小低木になる
ものもあるという。

ジニア属の中では「ヒャクニチソウ(百日草)Zinnia elegans」
の改良種が最も一般的であるが、「ホソバヒャクニチソウ(細葉
百日草Z.angustifolia」や「メキシコヒャクニチソウZ.haageana」
の品種も栽培される。

「ヒャクニチソウ」は、草丈10cmの極矮性種から1mの高性種まで
あり、頭花は直径3~10cm、花色は桃、赤、橙、白、黄緑、絞り咲き
など変化に富む。

園芸品種に「キャンディー・ケーン」「グリーン・エンビィ」「フェ
アリーランド」「サンベリナ」などがある。
一関市厳美町のヒャクニチソウ(百日草)/ジニア
 2006年9月17日




2006年9/17(日)、一関市厳美町にある道の駅「厳美渓」の近
くの民家の庭に「ヒャクニチソウ(百日草)/ジニア(Zinnia)」
の花が咲いていました。
















一関市大東町の矮性ヒャクニチソウ(百日草)/ジニア 
9月3日(日)


一関市大東町大原の県立大東病院近くの道路わきにつくられた
花壇に矮性の「ヒャクニチソウ(百日草)/ジニア」が沢山咲い
ていました。蝶々も蜜を吸いに次々に訪れていました。





ヒャクニチソウ(百日草)/ジニア(Zinnia)
キク科 ジニア(ヒャクニチソウ)属 Zinnia elegans
中央メキシコ原産の1年草で、わが国には江戸時代末期に渡来した
といわれる。ジニア(ヒャクニチソウ)属の春まきの代表的な夏の
草花。高さは矮性のものは10~30cmぐらい、大きいものは1mぐらい
になる。花の大きさ、花形、花色など多様。

和名は、暑さに強く、生長が早くて花期が長く、花もちが良いこと
からつけられたということだが、「長久草」とか「浦島草」とも呼
ばれていたという。属名のままに「ジニア(Zinnia)」とも呼ばれる。

頭花はふつう直径3~10cmほどだが、大きいものは20cmぐらいになる
ものもあるという。花の形は、舌状花が1列に並んだ一重咲き、ダリ
ア咲き、ポンポン咲き、カクタス咲きなどと変化が多く、色も桃、
赤、黄、橙、白、紫、複色など豊富。花期は5~9月。

小形の同類種に葉が細い「ホソバヒャクニチソウ(細葉百日草)
Z.linearis」や「メキシコヒャクニチソウZ.angustifolia」がある。

ヤナギハナガサ(柳花笠)/バーベナ・ボナリエンシス

2008年08月23日 | Weblog
平泉町花立のヤナギハナガサ(柳花笠)
/バーベナ・ボナリエンシス 2008年8月10日







2008年8月10日(日)、平泉町平泉字立花の平泉郷土館のすぐ近く
にある熊野神社の改築工事に伴う発掘調査で窯跡が見つかり、この
日、現地説明会がありましたので、妻と共に参加しました。少し早
く着いたので近くの花壇などを眺めていたら、ヤナギハナガサ(柳
花笠)/バーベナ・ボナリエンシスが今を盛りと花を咲かせていまし
た。






奥州市胆沢城跡のヤナギハナガサ(柳花笠)
/バーベナ・ボナリエンシス 2007年6月30日




2007年6/30(土)、奥州市埋蔵文化財調査センター(水沢区佐倉河字
九蔵田96-1)主催で「史跡胆沢城跡ウオッチング・胆沢城を歩く」と
いう催事があったので妻と共に参加したのですが、北側にある鎮守府
八幡宮の近くに、たった1株だけ花を咲かせていた「ヤナギハナガサ
(柳花笠)/バーベナ・ボナリエンシス」がありました。





ヤナギハナガサ(柳花笠)/バーベナ・ボナリエンシス
クマツヅラ科 クマツヅラ(バーベナ)属
 Verbena bonariensis L.
中央アメリカ、南アメリカ原産の多年草で、日本では栽培植物と
して導入されたものが野生化したものと考えられている帰化植物。
関東~近畿地方で発見され、現在では庭にも植えられている。

宿根バーベナの一種で学名のままバーベナ・ボナリエンシス
とも呼ばれる。また、サンジャク(三尺)バーベナとも呼ばれる。

高さは1m前後になる。葉は長さ10cmほどの広線形で、基部
は茎を抱く。

花期は7~9月。枝先に紅紫色の小さな花が穂になって咲く。
花は高杯形で筒部が長く、萼の長さの3倍以上ある。
クマツヅラ(バーベナ)属 Verbena
中央アメリカの熱帯、亜熱帯を中心に、一部はヨーロッパ、
アジアに分布し、250種が知られる一年草または多年草。日
本にはクマツヅラV.officinalisLが1種だけ自生している。
これらの中、花のきれいなものは観賞用に栽培され、日本で
もヤナギハナガサの他ビジョザクラV.×hyburida Grome.et
Rumpler、ヒメビジョザクラV.tenera Spreng.などが庭に植
えられている。

在来種のクマツヅラは最近、野外で見かけることは少なく
なっているということですが、同属の外来種には、アレチ
ハナガサV.brasiliensis Vell.、ダキバアレチハナガサV.
incompta Michael、ヒメクマツヅラV.litoralis Kunthなど
がある。
この中、ダキバアレチハナガサは、これまでヤナギハナガ
サやアレチハナガサと混同されていたが、1995年に海外で
新しく記載され、神奈川県植物誌(2001)で和名が与えら
れたとのこと。

詳しい情報は下記のWebサイトに記載されています。
http://www.kankyosekkei.co.jp/plantnote/Verbena/Verbena.htm
[環境設計株式会社:ヤナギハナガサのなかま]