peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区「第21回胆沢城あやめ祭り」 2016年6月25日(土)

2016年06月25日 | 植物図鑑

(上3つ)「金賞」受賞の花しょうぶ。:「仙女の洞(せんにょのほら)」という江戸系花菖蒲と思われます。

「胆沢城跡を元気にする会」が進める「あやめの里事業」で、地元の皆さんが育てた花しょうぶ(あやめ)が展示されていました。

(上3つ)「銀賞」受賞の花しょうぶ:「沖の白帆(おきのしらほ)という江戸系花菖蒲と思われます。

 

(上7つ)「銅賞」受賞の花しょうぶ。

2016年6月25日(土)、胆沢城あやめ祭り実行委員会主催「第21回胆沢城あやめ祭り」が国指定史跡・胆沢城跡で始まったので、早速行ってきました。一関は早朝雨が降っていたので心配しましたが、時々日が差す天気になりました。

(上)「千年の夢あかり」(あやめ苑ライトアップ)用の発電機が設置されていました。

13:30時頃会場に着いたら「振る舞い餅」(黄な粉餅)が始まるところでした。1番前に並んでご馳走になりました。

(上と下)「銅賞」受賞の花しょうぶ:「東鑑(あずまかがみ)」という江戸系の花菖蒲と思われます。

花しょうぶを写した後、「舞台発表」の「平成28年度奥州水沢25歳厄年連「○乃蓮」と岩谷堂高等学校鹿踊部の演技を観てから帰ってきました。

ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensata

 原種ノハナショウブで、江戸時代に品種改良が進められ、多くの園芸品種が生まれた。先ず江戸で改良が始められ、原種に近い単純な江戸系ができた。丈が低く、花も小さなものが主体で、堀切の菖蒲園などに植えられ、江戸市民を喜ばせた。その後、江戸系を親として、熊本でも品種改良が行なわれ、熊本系の品種が生まれた。熊本系は武家によって栽培されたので、その気質にあった、大形で葉先が垂れ、花芯のしっかりした大輪の品種が好まれた。大輪の花は雨に弱いので、鉢作りにして鉢ごと座敷に飾るという鑑賞法も生まれた。また現在の三重県松阪市周辺でも改良が行われ、伊勢系の品種がつくり出された。伊勢系は花びらが垂れ下がるのが特色。風土や習慣、歴史の違いによって、特色のある3つの系統が生み出されたのは興味深い。最近の品種改良では、各系統の交雑が行なわれ、系統を分けることが困難になってしまった。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


奥州市水沢区正法寺のイワガラミ(岩絡み) 2016年6月25日(土)

2016年06月25日 | 植物図鑑

2016年6月25日(土)、奥州市水沢区正法寺地区国道343号線沿いに生えているイワガラミ(岩絡み)が、花を沢山咲かせて見ごろを迎えていました。

イワガラミ(岩絡み)ユキノシタ科 イワガラミ属 Schizophragma hydrengeoides

山地に生え、気根を多数出して岩や木に高く這い上る落葉つる性植物。茎は太いものでは直径8㎝になり、樹皮は非常に厚い。葉は対生し、長さ5~12㎝の広卵形で、先は尖り、基部は円形または心形。縁に粗く鋭い鋸歯がある。両面とも脈に沿って毛があり、裏面は緑白色。葉柄は3~11㎝と長く、褐色の毛がある。5~7月、枝先に散房花序を出し、小形の両性花多数と卵形で長さ1.5~3.5㎝の白い装飾花をつける。装飾花は1個の萼が花弁状になったもの。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]