peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「一関市立川崎市民センター」のナツツバキ(夏椿) 2016年6月26日(日)

2016年06月26日 | Weblog

ナツツバキ(夏椿):花は直径5~7㎝で、花弁の縁が細かく切れ込む。樹皮はなめらか。

2016年6月26日(日)、一関市立川崎市民センター/川崎図書館(一関市川崎町薄衣字諏訪前)の庭園に植栽されている数本のナツツバキ(夏椿)/シャラノキ(沙羅の木)が、蕾を沢山付けて、花を咲かせ始めていました。

 ナツツバキ(夏椿)ツバキ科 ナツツバキ属 Stewartia pseudo-camellia

インドの沙羅樹と間違えられたことから、「シャラノキ」とも呼ばれる。山地に生え高さ10~15mになる落葉高木。樹皮は帯黒赤褐色で薄く剥がれる。(すべすべして光沢がある。)ヒメシャラと同様、庭や公園などにもよく植えられ、材は床柱にも使われる。葉は互生し、長さ4~10㎝の倒卵形でやや厚い膜質。裏面にはまばらに絹毛がある。6~7月、葉腋に直径5~7㎝の大きい白い花を開く。花弁は5個あり、縁が細かく切り込んでいる。花の下には萼片より短い2個の苞がある。蒴果は木質で長さ1.5~2㎝の先の尖った卵形で、熟すと5裂する。用途:庭木、公園樹、床柱.。分布:本州(宮城・新潟県以西)、四国、九州、朝鮮。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


奥州市水沢区「胆沢城あやめ祭り」の花菖蒲 ’小町娘(こまちむすめ)’ 2016年6月25日(土)

2016年06月26日 | 植物図鑑

 

2016年6月25日(土)、胆沢城あやめ祭り実行委員会主催「第21回胆沢城あやめ祭り」が国指定史跡・胆沢城跡で始まったので、早速行ってきました。一関は早朝雨が降っていたので心配しましたが、時々日が差す天気になりました。

 

 

「胆沢城跡を元気にする会」が進める「あやめの里事業」で、地元の皆さんが育てた花しょうぶ(あやめ)が展示されていました。

「胆沢城あやめコンクール」の「銀賞」受賞作品:「小町娘(こまちむすめ)」という江戸系の花菖蒲と思われます。

 

ハナショウブ(花菖蒲)’小町娘(こまちむすめ)’ アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensata 'Komachi-musume' 

江戸系、中生、白地にわずかに紅砂子が入り、紅細脈が入り、鉾は紅紫の三英花。花径はおよそ10㎝程度の小輪。草丈はやや低く60㎝前後。性質は丈夫でよく殖える。江戸系の古花とされているが、いつ頃の作かは不明。花型としては江戸時代中期頃の花だと言ってもおかしくない単純な花容である。[下記Webサイトより]

http://www.kamoltd.co.jp/katalog/b-komac.htm[花菖蒲・江戸系:小町娘]

 


奥州市水沢区「第21回胆沢城あやめ祭り」 2016年6月25日(土)

2016年06月25日 | 植物図鑑

(上3つ)「金賞」受賞の花しょうぶ。:「仙女の洞(せんにょのほら)」という江戸系花菖蒲と思われます。

「胆沢城跡を元気にする会」が進める「あやめの里事業」で、地元の皆さんが育てた花しょうぶ(あやめ)が展示されていました。

(上3つ)「銀賞」受賞の花しょうぶ:「沖の白帆(おきのしらほ)という江戸系花菖蒲と思われます。

 

(上7つ)「銅賞」受賞の花しょうぶ。

2016年6月25日(土)、胆沢城あやめ祭り実行委員会主催「第21回胆沢城あやめ祭り」が国指定史跡・胆沢城跡で始まったので、早速行ってきました。一関は早朝雨が降っていたので心配しましたが、時々日が差す天気になりました。

(上)「千年の夢あかり」(あやめ苑ライトアップ)用の発電機が設置されていました。

13:30時頃会場に着いたら「振る舞い餅」(黄な粉餅)が始まるところでした。1番前に並んでご馳走になりました。

(上と下)「銅賞」受賞の花しょうぶ:「東鑑(あずまかがみ)」という江戸系の花菖蒲と思われます。

花しょうぶを写した後、「舞台発表」の「平成28年度奥州水沢25歳厄年連「○乃蓮」と岩谷堂高等学校鹿踊部の演技を観てから帰ってきました。

ハナショウブ(花菖蒲)アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensata

 原種ノハナショウブで、江戸時代に品種改良が進められ、多くの園芸品種が生まれた。先ず江戸で改良が始められ、原種に近い単純な江戸系ができた。丈が低く、花も小さなものが主体で、堀切の菖蒲園などに植えられ、江戸市民を喜ばせた。その後、江戸系を親として、熊本でも品種改良が行なわれ、熊本系の品種が生まれた。熊本系は武家によって栽培されたので、その気質にあった、大形で葉先が垂れ、花芯のしっかりした大輪の品種が好まれた。大輪の花は雨に弱いので、鉢作りにして鉢ごと座敷に飾るという鑑賞法も生まれた。また現在の三重県松阪市周辺でも改良が行われ、伊勢系の品種がつくり出された。伊勢系は花びらが垂れ下がるのが特色。風土や習慣、歴史の違いによって、特色のある3つの系統が生み出されたのは興味深い。最近の品種改良では、各系統の交雑が行なわれ、系統を分けることが困難になってしまった。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


奥州市水沢区正法寺のイワガラミ(岩絡み) 2016年6月25日(土)

2016年06月25日 | 植物図鑑

2016年6月25日(土)、奥州市水沢区正法寺地区国道343号線沿いに生えているイワガラミ(岩絡み)が、花を沢山咲かせて見ごろを迎えていました。

イワガラミ(岩絡み)ユキノシタ科 イワガラミ属 Schizophragma hydrengeoides

山地に生え、気根を多数出して岩や木に高く這い上る落葉つる性植物。茎は太いものでは直径8㎝になり、樹皮は非常に厚い。葉は対生し、長さ5~12㎝の広卵形で、先は尖り、基部は円形または心形。縁に粗く鋭い鋸歯がある。両面とも脈に沿って毛があり、裏面は緑白色。葉柄は3~11㎝と長く、褐色の毛がある。5~7月、枝先に散房花序を出し、小形の両性花多数と卵形で長さ1.5~3.5㎝の白い装飾花をつける。装飾花は1個の萼が花弁状になったもの。分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


奥州市水沢区のセイヨウアジサイ(西洋紫陽花) 2016年6月16日(木)

2016年06月24日 | 植物図鑑

2016年6月16日(木)、奥州市水沢区花園町常盤小学校通りの道路脇の民家の花壇などに植栽されているセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)を咲かせはじめていました。

(下5つ)奥州市水沢図書館の庭に植栽されているセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)

 セイヨウアジサイ(西洋紫陽花)アジサイ科 アジサイ属 Hydrangea macrophylla f.hortensia

18世紀末に日本のアジサイが中国を経てイギリスにもたらされたことに端を発し、ヨーロッパで育成された品種群「セイヨウアジサイ」と呼んでいる。20世紀には、フランス、ベルギー、オランダなどを中心に改良が進み、戦後、日本に逆輸入されて一躍人気者となった。現在では数百に及ぶ品種が知られている。一般には花が大きく、鮮やかな色のものが好まれている。属名からハイドランジアとも呼ばれる。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]