紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

連句・秋の巻を巻いています

2004-09-25 12:04:32 | 7・連句・俳句・短歌

夏の巻がスタートした時に「はじまり はじまり」 を書いた。
季節は移り、秋になった。そこで、せっかち歌仙・秋の巻が始まった。
発句を募集したところ、連衆(連句の仲間)から、つぎの句が送られてきた。

朝霧や 川面に鴨の 影静か

明け烏 鳴き交わし飛ぶ 芒原

新涼や 家事する手にも やる気みえ

登頂せり 穂高あおいで 新酒開く

秋ぐみを ほおばる子らの 口赤し 
 
秋蝶を 探して歩く 山路かな 

朝まだき 銀杏拾う 二人連れ


名前を伏せて、せっかち常連の5人で、良いと思う句を選んだところ、一番たくさん票を集めたのが、朝霧の句だったので、それが発句となり、歌仙がスタートした。

連句は5・7・5の長句と7・7の短句を交互に詠んでいく。そして、前の句につけて、次の句を詠む。けれど、前の前の句からは、離れていなくてはならない、というルールがある。ほかにも秋は3句、春も3句続けるなど、いくつか約束事があるので、それを守りながら、句を36句続けていく言葉の遊びである。

連句の部屋 「せっかち歌仙その9・朝霧の巻」 のホームページに、ほとんど毎日のように句をアップしている。Blogを知ると、あまりの簡単さに、新たに連句Blogを立ち上げて、そこでやれたらどうかなあと思うのだけど。でも、全員がBlogにアクセスできるのが前提なので、今はまだ無理か。
もし連句に興味のある方がいましたら、ホームページを見てみてください。自分ならどうつけるか、ちょっと考えながら・・。

(右上の絵は初期の頃発表していた「楽がき帳」という同人誌。長者巻・絵)