紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

6・ミューレン村

2005-02-22 06:41:42 | 8・山と旅の思い出
ユングフラウの岩壁を真正面に見る、アルプスの村。
間に深い谷をはさみ、村の家々は、山腹にしがみつくように建っている。
25歳の頃、ヨーロッパ旅行をした時、「一番好きなところは?」と聞かれると、必ず「ミューレン」と答えるほど、好きな村だ。

スイスに行くことになった時に、ぜひその村を訪れて、子どもたちや良流娯さん母子にも何日間か過ごさせてあげたいと思った。

谷底の村ラウターブルンネンから、ケーブルにのって登り、山腹を通っている電車に乗り換えて村に行く。他には、下からずっとロープウェイで登ることもできる。



ミューレンにいる時に、標高2970mのシルトホルンにロープウェイで登り、1日かけて、ミューレンまでおりた。(写真左:上が展望台)

歩き始めてすぐに、けっこう傾斜があることに気がついた。まだそうとう雪渓も残っている。

ただのズックでおりるにはけっこう大変だと思ったが、そのまま下るしかない。雪渓では、みなしゃがんでおりた。子ども達はこわがるかと思ったら、まだ小学生前の知夏ちゃんも、全くこわがらず、楽しんで下った。

下から見上げると、やはり、けっこう急であった。

アルプスの山を見ながら、毎日ハイキングをした。昼は、簡単なサンドイッチとワイン。至福の時だったなあと、今写真を見ても、思う。村には、フニクリフニクラ♪ の歌のような、登山電車も走っていた。

 

ただ、25歳の時にいった時とは、ずいぶん様変わりしていて、建物も新しいのが増えていた。

前と同じ「アルペンルーエ」というホテルに泊まったが、増改築されて、10倍ほどの大きさになっていたのには驚いた。以前は、星など一つもなかったのに、星三つという、その旅行では一番贅沢なホテルだった。

(25歳の時の写真を探し出して、最後に番外編を書こうと思う。)

◆スイスの旅のBlog
1・スイスへの旅立ち 
2・ニューシャテルへ 
3・プランスモンの田舎の家
4・プランスモン・つづき
5・あこがれのスイスアルプス
6・ミューレン村
7・ルガノで過ごす
8・ドイツを旅する