紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

4・プランスモン・つづき

2005-02-20 10:10:47 | 8・山と旅の思い出

今日は、もうアルプスに行ってしまおうかなあと思っていたところ、かきのはっぱさんがつぎのコメントを残してくれたので、プランスモンの続きを書くことにした。はっぱさん、ありがとう!

・・・「花の館に」を借りてきました。表紙をめくってびっくり。あの写真の時計が最初のページの絵になっていたんですね!

「花の館に」は、プランスモンのおうちの庭にたどりついたところまで読みました。パソコンと合わせて読みすすみます。・・・・

歴史のある家には、ほんとうに古いものがひしめきあっていた。
ちょっとゆがんだ食器棚には、グラスや陶器類がたくさん置いてあって、よく今まで、こわす人がいなかったと思うほどだ。感動したのはリネン類。おばあさんが嫁入りした時に持ってきた刺繍いりのものなどが、ぴしっと戸棚にしまわれていた。もちろん、がさつな子どもたちと一緒に泊めてもらう私たちは、そのような大事なものを使わせてもらうわけにはいかず、シーツ類は持参である。(瑠美子さんからお借りしました)


本には登場しないが、レミさんのおじさんの模型も圧巻だった。スイスのいろいろな鉄道模型がそろっていて、走らせてみせてくれたのだけど、列車は暖炉のトンネルに入って見えなくなったりする。細かい細工もほどこされていて、贅を尽くしたという感じ。

息子は、古いピアノをひいたり、部屋では、学校の宿題をしたり。
物語との落差がありすぎではあるが、いせひでこさんのさし絵は、これら写真からおこしてくれた。

いせさんの絵は、全編、ほんとうにすばらしく、「花の館に」は私にとって宝物の一冊である。

◆スイスの旅のBlog
1・スイスへの旅立ち 
2・ニューシャテルへ 
3・プランスモンの田舎の家
4・プランスモン・つづき
5・あこがれのスイスアルプス
6・ミューレン村
7・ルガノで過ごす
8・ドイツを旅する