私の5作目の本です。 1991年5月
絵・いせひでこ
講談社(絶版)
小学上級から
「この家にも、プチピエールさんにも、なにか秘密がありそう。見知らぬ老人、プチピエールさんからの招待で、いとこの正子ねえさんや朱理とスイスにきた千佳は、この旅行にかくされたなぞをさぐりはじめたが…。」
あとがきより抜粋
「スイスは有名な観光国ですが、そのにぎわいからはずれたところに、ひっそりと、プランスモンの村はありました。村のかたすみに建つ、一軒の大きな白い家。スイスの友人一族が所有しているその「田舎の家」のことをはじめてきいた時から、わたしはなぜか、強く心ひかれるものを感じていました。二百年以上も前に建てられたという家。気が遠くなるほど長い時の流れは、その家に、いったいなにをきざみつけてきたのでしょうか。・・」
◆書評→ 「図書新聞」 現在白百合女子大・教授、石井直人さんの書評。ネタバレ含む。久しぶりに読み直してみたら、もっとスイスアルプスの山でも出してほしかった、というのを読んでビックリ。実際にアルプスには、取材旅行の時にいったのだけど、書くことは全く考えなかった。
◆この本に関するBlog→スイスへ取材旅行