紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

私の本を読んで・・

2008-11-08 11:31:30 | 2・仕事の周辺
子どもの本を書いていると、全く想像もつかないことが起こって、ビックリすることがある。
それは何かというと、物語の舞台になっている場所を訪ねてきました、と報告を受けること。

その場所が「神さまの木」に出てくる国立公園(アメリカのジャイアントフォレスト)だと、そんなには驚かない。その気になれば、誰でも行けるから。
けれど、「花の館に」のスイスの田舎の家だと、もうすごーく驚く。スイス人のファミリーも驚いて、家の中に招き入れてあげたそうである。(汗)

そして、今週、すぐ近くに住んでいるSさんが私の家を訪ねてくれた。
「バアちゃんと、とびっきりの三日間」を読んで、私の住んでいるマンションがわかり、それでわざわざ来て下さったのだ。サインをくださいといって、お子さん二人と、その友達二人と一緒に。
あの本を書く時に、場所はどこか別の所にしようかなあと考えた。けれど、別の場所にするには、周到な準備が必要なのである。ちょうど母の介護やら、自分の体調不良やらで、出かけるのが難しい時だったので、いっそのこと、今住んでいる所を舞台に書いてしまおうと思ったのだった。

そのおかげで、思いがけない出会いが生まれた。