紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

針ノ木~七倉の縦走から戻りました!

2009-08-17 12:46:43 | 3・山の日記
なかなかきつい、大変なルートであった。
明日、あさってと蓼科に行くので、帰ってきてから、写真をまとめて、ブログに載せる予定。

とりあえず、一枚。ということで、動画。
最後「これから・・」で終わってしまうが、なんといおうとしたかというと、「これから、Sさんが滑落した所を下って、七倉岳に登り、船窪小屋に行きます」
そういったつもりが、シャッターから指が離れた。下る前で緊張していたか・・。





最後にもう一枚。動画を写した北葛岳山頂。

 


明日から針ノ木~蓮華~北葛岳~七倉縦走

2009-08-12 06:50:22 | 3・山の日記
明日からといっても、出発するのは夜。11:59発のムーンライト信州。
夜行列車で信濃大町まで行く。
まあ、しかし、臨時列車とはいえ、どうしてそのような時間帯に出ることにしたのだろう。12:00発なら、日にちがまたがらないので、青春18切符だけで行けるのに。1分早い出発なので、最初の駅(立川)までの切符を買わなくちゃならない。

16日の日曜日に帰ってくる。

ところで、昨日の早朝の地震。すごい揺れだった。
今までで一番大きな揺れを体感したのは、中学の頃の新潟地震だったけれど(といっても、東京にいて揺れを感じただけ)、今回のはそれを上回っていた気がする。

明日から一緒に行くのは築地山岳会のHさん、Oさん、夫、そして、良流娯さんと私。扇沢から入って針ノ木大雪渓を登り、七倉トンネルのところに抜ける。
もう1パーティー、会長達5人は、扇沢から入って、柏原新道を登って、針ノ木~蓮華にいって、大雪渓を下る。
どちらのパーティーも、去年亡くなったSさんを追悼しながら、縦走してくる。





今年の夏山目標

2009-08-10 18:03:08 | 3・山の日記
今週、今年の目標としていた北アルプスの針ノ木~蓮華~北葛岳~七倉岳の縦走に行く。

去年、一緒に登った人が、滑落して亡くなった時に歩いたのと同じコースを、追悼登山に行くのである。

今年の夏、山登りを再開した時には、そのコースをもう一度歩きたいと思うか、自分でもわからなかった。
今でも山登りに行くたびに、必ずその時の光景がよみがえる。
その度に、もしもあの時・・と考える。
もしも、あの時、アブナイよと、振り返って後続の私たちに知らせなかったら・・。振り返った時に、下の岩が滑らなかったら・・。滑った時にシャクナゲをつかまなかったら・・。つかんだとしても、シャクナゲが抜けなかったら・・。カメラを胸にかかえていなかったら・・。

だけど、今年、白馬岳を縦走した後、何かが吹っ切れた気がする。結局は、常に1歩をおろそかにしない、という当たり前のことをすればいいのだと思い至った。
そして、たとえ、どんなになだらかな斜面でも、最後まで気を抜かないこと。
山は、そこに立つ人にだけ、心あらわれるような、すばらしい世界を見せてくれる。

久々に、去年以来封印していたアルバムを見てみた。つくづくよい山だと思う。


<去年の写真から> 
針ノ木大雪渓。




岩場に咲く花。

 


針ノ木岳の山頂から見た黒部湖。

 



蓮華岳山頂。

 


ブロッケンの妖怪。

 


 
蓮華岳の下りから見えた槍ヶ岳。

 


北葛岳目ざして稜線を行く。

 


 


船窪小屋からの下り。

 


 

母の施設へ

2009-08-09 10:13:06 | 22・両親のこと
昨日は、午後からチャリで母のいる施設にいった。
毎年、暑い中チャリで行くのはなんでもないことだったのに、今年はけっこう身体にこたえる。往復わずか25kmの距離なのだけど。
暑さそのものは、なんでもないが、日差しがこたえるような気がする。

そういえば、今年、初めて日傘というのを買った。使う習慣がないので、まだ一度も使っていないけど。
まあ、それは、出かける時は日が落ちてから、ということが多いからなのかも。(笑)

あとチャリでは使ってはいけないという規則になったから。今チャリに乗った人は、傘さし運転は禁止されている。

施設にいると、後から息子がやってきた。「チャリで来たなら、雨降ってきたよ。」
といわれ、あわてて息子にバトンタッチ。

 


前日のようなどしゃ降りにぶちあたったら大変なので、大急ぎで帰ってきた。

単身でこちらに来ている息子は、山形に帰らない時は、毎週家にくる。暑い、暑いを連発している。
でも、今後多分こちらで暮らすことになるのだから、この暑さにも慣れていかなくてはならない。
それでも、息子はこの暑さの中で育ったから、まだいいようなものの、来夏にはこちらに住むことになる、お嫁さんはずっと山形住まいだったので、きっと大変だろうなあと気の毒になる。

ここだけ、ひんやりとした風が通り抜ける玉川上水沿いの道。

 


右の緑色の草がはえているところは、近いうち、道路になってしまう。

 


左右両方とも、あまりに広い道路に、この緑豊かな玉川上水ははさまれてしまうのだ。うるさいほどの蝉時雨は、それでも聞こえるだろうか。


夏山シーズン

2009-08-08 09:46:59 | 11・健康
今年は、6月頃から、夏山に登るための、トレーニング山行を重ねてきた。
去年の今頃は、リューマチ性多発筋痛症の炎症を抑えるためのステロイドを、1日1mg~2mgの間を、いったりきたりしながら飲んでいた。
クスリは飲んでいたものの、去年の夏は、全くどこにも痛みがなかった。発症以来、全く痛みがなかったのは、あの3ヶ月間くらいなものだった。
その前は、腕の付け根周辺が痛く、その後は右膝の周辺が痛い。

今も多少膝のあたりに違和感があるけれど、それをかかえつつ、山登りするために、トレーニングしてきたと思う。
今夏、白馬岳縦走、翌週日帰りではあるけれど、白毛門山に登った。どちらも、けっこう大変だった。
けど、行って帰ってみると、膝周辺の痛みが、少し前よりは薄らいだ気がする。やはり、痛い時にも動かすことは必要だと思われる。

 


白馬岳の時には、まだかなり自信なく、不帰のキレットを越えるのを今年はあきらめたけど、帰ってきてからは、越えられると思うようになった。
ただし、来年以降になるので、それまでに、身体のどこかに痛みが出ると行けない。

6月以降、トレーニングを含めて、たくさん山に登ったおかげで、7月末の診察では、血糖値が、6.3に下がって、ほめられた。(前回は6.4)

 

(写真:良流娯さん提供  雪倉岳周辺)

高山病

2009-08-06 06:50:11 | 3・山の日記
今年の白馬岳では、とても高度順化がうまくいって、多少頭の芯が重い感じはしたが、頭痛もなく吐き気もなかった。

これは、やはり前日余裕を持って、1800mくらいの栂池自然園まで登り、少し歩いたせいだと思う。
そして、泊まったのがホテルのような所で、ゆっくりと寝られたこと。
白馬岳までの登りで、なるべく水分をとるように心がけたこと。

今までの経験からすると、寝不足が一番こたえるようである。

白馬山荘で、夜、登山講習会が開かれた。
その日は「高山病について」と「登山コースについて」 トムラウシ遭難のすぐ後だったので、低体温症についての話しもあった。

 

医学生の人がボランティアで、白馬山頂付近の山小屋に常駐しているそうである。
そこで、高山病の話しをしてくれた後、血中酸素濃度の測定器を持ってきていたので、測ってもらった。
人差し指の先を、器具ではさんで測る。

私は、87パーセントで、少し低いけれど、まあまあだいじょうぶな値であった。
健常者は96~99%とのこと。
でも、少しはふつうの人より低いのだから、アルコールは控えたのは正解だった。

そこで、寝るのは、高山病にはよくないという話しがあった。呼吸が浅くなるからだそうだ。
その夜、寝ると、しばらくして頭痛がした。でも、寝ないわけにはいかないので、また寝たが、やはり、頭が痛くなった。

でも、大したことはなく、翌朝、起きて動いたら、おさまった。

私たちが泊まった白馬山荘(2832m)から見た頂上小屋(2730)。こういうすばらしい景色を見るためには、高山病ともうまくつきあっていかねば。


 

(写真:良流娯さん提供)

水上周辺の村

2009-08-04 16:43:08 | 15・心に残ること
白毛門山に登った前日は、いろいろと用事もあって、水上周辺の村にいった。
新幹線が通るようになってから、上越線の水上駅に行くためには、在来線を乗り継いで行くか、1日に何本か通っている新特急谷川に乗って行くか、上毛高原の駅からバスで行くしかない。
この日は、高崎で乗り換え、鈍行で水上駅までいった。

そこから、2時間に1本くらい出ているバスで、藤原地区に向かった。
帰りは、水上駅でバスを乗り継いで、土合まで行くことになる。

現地にいられる時間は約3時間。
バスに乗って、着いた後、雨呼山に行こうとしたら、道がわからない。
そのバス停が一番近いというのを、行く前に観光局に問い合わせて調べてあった。

バス停近くの交番にいって、道を聞くと、登り口まで、1時間弱かかるという。
往復だと、それだけで2時間。
でも、せっかく来たのだから、行くというと、
「それじゃあお送りします。」と若い警察官がいってくれた。
そんなことをして頂いていいのかしらと思いつつ、パトカーに乗り込む。
車でもけっこうな距離があったので、ほんとうに助かった。パトカーに乗るのは、実は二度目である。

おまわりさん、ありがとう♪ さようなら~と見送る。

 


登山口。

 

山に登ることを話したら、
「クマよけの鈴を持っていますか?」と聞かれた。
最近は里の方にも出ることがあるという。それで、鈴は持っていないので、食器をかちゃかちゃとならしながら、雨呼山に登った。

低いので、あっという間に登り着いた。
上からの眺め。

 


山からおりた後は、雲越家住宅資料館などを村のあちこちを見学しつつ、バス停までぶらぶらと歩いていった。

 


帰りは下りなので、わりと早く、最初におりたバス停まで着いた。
送ってくれた警官にお礼をいおうと思ったら、お留守であった。