◇ EUとの交渉には暗雲が = ポンドが急落している。ロンドン為替市場では4日、1ポンド=1.2735ドルと1985年以来31年ぶりの安値を付けた。イギリスの輸出産業にとっては、まさに干天の慈雨。観光客の訪問も、どっと増えるだろうと期待が高まっている。こうした状況が買い材料になって株価も急回復、FTSE指数は節目の7000を突破して新高値を狙う勢いだ。
ポンド急落の直接の原因は、メイ首相が「来年3月までに、EUに対して離脱通告をする」と明言したこと。イギリス経済はいよいよ困難な季節を迎えるという不安感から、ポンドが売られた。EUと交渉できる期間は離脱の通告から2年間と決められているが、その交渉はイギリスにとって厳しいものになるとみられている。
EU側としては、離脱したイギリスを加盟国と同様に扱うわけにはいかない。したがってヒト・モノ・カネの移動には、なんらかの制限が設けられる。そのうえメイ政権は移民の受け入れを規制する方針で、EUの基本的な政策と相いれない。EUとの交渉が難航することは間違いなく、下手をするとイギリスは“ヨーロッパの孤児”にもなりかねない。
そんなイギリスの将来見通しから、ポンドは急落した。本来なら株価が下がってもおかしくない。ところが当面は、ポンドの下落がイギリス経済を活気づけている。こんな現象がいつまで続くのか。頭を悩ましているのは、ロンドンに拠点を置いている海外の企業。大陸側に引っ越した方がいいのかどうか。まだ様子見のところが多い。
≪6日の日経平均 = 上げ +79.86円≫
≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
ポンド急落の直接の原因は、メイ首相が「来年3月までに、EUに対して離脱通告をする」と明言したこと。イギリス経済はいよいよ困難な季節を迎えるという不安感から、ポンドが売られた。EUと交渉できる期間は離脱の通告から2年間と決められているが、その交渉はイギリスにとって厳しいものになるとみられている。
EU側としては、離脱したイギリスを加盟国と同様に扱うわけにはいかない。したがってヒト・モノ・カネの移動には、なんらかの制限が設けられる。そのうえメイ政権は移民の受け入れを規制する方針で、EUの基本的な政策と相いれない。EUとの交渉が難航することは間違いなく、下手をするとイギリスは“ヨーロッパの孤児”にもなりかねない。
そんなイギリスの将来見通しから、ポンドは急落した。本来なら株価が下がってもおかしくない。ところが当面は、ポンドの下落がイギリス経済を活気づけている。こんな現象がいつまで続くのか。頭を悩ましているのは、ロンドンに拠点を置いている海外の企業。大陸側に引っ越した方がいいのかどうか。まだ様子見のところが多い。
≪6日の日経平均 = 上げ +79.86円≫
≪7日の日経平均は? 予想 = 下げ≫