◇ 日銀の購入期待で上げ = 日経平均は先週328円の値上がり。木曜日には2か月ぶりに1万7000円台を回復した。金曜日には高値警戒の利益確定売りでやや下げたが、それでも1万7000円台を確保している。新聞などの解説などによると、原油の国際価格が52ドル近くまで上昇し、新興国経済に好影響が及ぶこと。それにアメリカの大統領選挙でクリントン候補の優勢が決定的になったことで、市場のリスク警戒が緩んだという。
ダウ平均は先週7ドルの値上がり。かろうじて値下がりは免れたものの、全く元気がなかった。原油価格の上昇やクリントン候補の優勢は、本来ならニューヨーク市場の方に強く響くはず。したがって東京市場についての解説は、なんとなく疑わしい。むしろ日銀によるETF(上場投資信託)の買い入れを期待したものだった可能性が大きい。1万7000円台に載せて、金曜日には日銀の出動はないと考えられたのではないか。
ただ今週は、ニューヨーク市場が原油高や大統領選挙の行くえを再評価するかもしれない。同時にドル高・円安が進めば、東京市場にはフォローの風が吹く。ただし日銀による下支えは期待できなくなるだろう。高値警戒感が強まるようだと、今週は先週の逆に。つまりダウ平均は上がって、日経平均は元気がなくなることになる。
今週は24日に、9月の貿易統計。26日に、9月の企業向けサービス価格。28日に、9月の労働力調査、家計調査、消費者物価。アメリカでは25日に、10月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数と8月のFHFA住宅価格。26日に、9月の新築住宅販売。27日に、9月の中古住宅販売。28日に、7-9月期のGDP速報が発表される。なお28-29日に、OPECなど産油国が生産調整に関する会合を開く予定。
≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週7ドルの値上がり。かろうじて値下がりは免れたものの、全く元気がなかった。原油価格の上昇やクリントン候補の優勢は、本来ならニューヨーク市場の方に強く響くはず。したがって東京市場についての解説は、なんとなく疑わしい。むしろ日銀によるETF(上場投資信託)の買い入れを期待したものだった可能性が大きい。1万7000円台に載せて、金曜日には日銀の出動はないと考えられたのではないか。
ただ今週は、ニューヨーク市場が原油高や大統領選挙の行くえを再評価するかもしれない。同時にドル高・円安が進めば、東京市場にはフォローの風が吹く。ただし日銀による下支えは期待できなくなるだろう。高値警戒感が強まるようだと、今週は先週の逆に。つまりダウ平均は上がって、日経平均は元気がなくなることになる。
今週は24日に、9月の貿易統計。26日に、9月の企業向けサービス価格。28日に、9月の労働力調査、家計調査、消費者物価。アメリカでは25日に、10月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数と8月のFHFA住宅価格。26日に、9月の新築住宅販売。27日に、9月の中古住宅販売。28日に、7-9月期のGDP速報が発表される。なお28-29日に、OPECなど産油国が生産調整に関する会合を開く予定。
≪24日の日経平均は? 予想 = 上げ≫