◇ 原油が4年ぶり50ドル台 = ダウ平均株価は先週68ドルの値下がりだった。原油の国際価格が4年ぶりに50ドル台を回復した好材料もあったが、国内の景気指標はまちまち。なかで9月の新車販売台数が8月に続いて前年割れとなったニュースは、株価の足を引っ張った。また週末の雇用統計を見極めたいという投資家が多く、慎重な空気が市場を支配した。
結果としてニューヨーク市場の株価は冴えなかったが、為替相場は原油高にきっちりと反応した。他の国際商品も堅調に推移すると予想されたことから、新興国経済にも明るさが戻る。そうした読みで、ドルが買われ円が売られた。円の対ドル相場は一時103円台まで下落。日経平均は先週410円の値上がりとなったが、その主な原動力は円安にあったと言っていい。
市場は今週、考えるべきことが多い。原油はまだ上昇力を持っているのか。アメリカの9月の雇用統計を、どう評価するのか。その結果、FRBの利上げは年内なのか来年にずれ込むのか。円相場はどちらの方向に進むのか。円高になって株価が下向いたとき、日銀はどのような頻度で買い出動するのか、などなど。ナゾ解きの秋の夜長になりそうである。
今週は11日に、8月の国際収支と9月の景気ウォッチャー調査。12日に、8月の機械受注。13日に、8月の第3次産業活動指数。14日に、9月の企業物価。アメリカでは14日に、9月の小売り売上高、生産者物価、10月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が13日に、9月の貿易統計。14日に、9月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
結果としてニューヨーク市場の株価は冴えなかったが、為替相場は原油高にきっちりと反応した。他の国際商品も堅調に推移すると予想されたことから、新興国経済にも明るさが戻る。そうした読みで、ドルが買われ円が売られた。円の対ドル相場は一時103円台まで下落。日経平均は先週410円の値上がりとなったが、その主な原動力は円安にあったと言っていい。
市場は今週、考えるべきことが多い。原油はまだ上昇力を持っているのか。アメリカの9月の雇用統計を、どう評価するのか。その結果、FRBの利上げは年内なのか来年にずれ込むのか。円相場はどちらの方向に進むのか。円高になって株価が下向いたとき、日銀はどのような頻度で買い出動するのか、などなど。ナゾ解きの秋の夜長になりそうである。
今週は11日に、8月の国際収支と9月の景気ウォッチャー調査。12日に、8月の機械受注。13日に、8月の第3次産業活動指数。14日に、9月の企業物価。アメリカでは14日に、9月の小売り売上高、生産者物価、10月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が13日に、9月の貿易統計。14日に、9月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫