◇ いよいよ大統領選挙 = アメリカ大統領選挙への不安が、世界の市場を覆い尽くした。特にワシントン・ポスト紙とABCテレビが1日に発表した世論調査でトランプ氏の優勢が伝えられると、市場の不安は恐怖の様相にまで発展した。ダウ平均は先週5日間続落、週間では273ドルの値下がり。4か月ぶりに1万8000ドルを割り込んでいる。世界中の市場で、株価や商品市況が下落した。
東京市場にも、不安と恐怖の波は打ち寄せた。円相場が上昇に転じたうえに、9月中間決算が4年ぶりに減益となることが明らかになったため、株式は大きく売り込まれた。日経平均は先週541円の値下がり。こちらも1万7000円を割り込んでいる。トランプ大統領が出現すると、どんな影響があるのか。関係者は一夜漬けの勉強を始めたようだ。
選挙の結果は、日本時間9日深夜には判明するだろう。トランプ氏なら、市場はさらに委縮するに違いない。しかしクリントン氏でも政治基盤が弱くなるとみられ、市場は万々歳というわけにはいかないようだ。特にクリントン氏だと、FRBによる12月の利上げが決定的になるという事情もある。いずれにしても、からっとした秋晴れは望めない。
今週は7日に、9月の毎月勤労統計。8日に、9月の景気動向指数。9日に、9月の国際収支と10月の景気ウォッチャー調査。10日に、9月の機械受注。11日に、10月の企業物価と9月の第3次産業活動指数。アメリカでは11日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、10月の貿易統計。9日に10月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお8日は、アメリカの大統領選挙。
≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
東京市場にも、不安と恐怖の波は打ち寄せた。円相場が上昇に転じたうえに、9月中間決算が4年ぶりに減益となることが明らかになったため、株式は大きく売り込まれた。日経平均は先週541円の値下がり。こちらも1万7000円を割り込んでいる。トランプ大統領が出現すると、どんな影響があるのか。関係者は一夜漬けの勉強を始めたようだ。
選挙の結果は、日本時間9日深夜には判明するだろう。トランプ氏なら、市場はさらに委縮するに違いない。しかしクリントン氏でも政治基盤が弱くなるとみられ、市場は万々歳というわけにはいかないようだ。特にクリントン氏だと、FRBによる12月の利上げが決定的になるという事情もある。いずれにしても、からっとした秋晴れは望めない。
今週は7日に、9月の毎月勤労統計。8日に、9月の景気動向指数。9日に、9月の国際収支と10月の景気ウォッチャー調査。10日に、9月の機械受注。11日に、10月の企業物価と9月の第3次産業活動指数。アメリカでは11日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、10月の貿易統計。9日に10月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお8日は、アメリカの大統領選挙。
≪7日の日経平均は? 予想 = 上げ≫