◇ ダウ平均は1万9000ドル載せ = 株価の上昇が止まらない。ダウ平均は先週、1万9000ドル台載せを達成。さらに続伸して史上最高値を更新中。リーマン・ショック後に付けた安値に比べると、実に3倍の高さに到達した。トランプ次期大統領の政策に期待して、金融株や建設株、それにエネルギー株が牽引車となっている。ダウ平均は先週284ドルの値上がり。
その一方、債券市場では国債価格が急落。長期金利は大統領選挙前の1.85%から2.4%台へと上昇した。これは資金が、債券市場から株式市場へ移動したことを意味している。そのうえFRBによる12月の利上げが確定的となったため、ドルが買われた。円の対ドル相場は113円台に急落、選挙前より12円も安くなっている。
この急激な円安と日本株の割安感に注目したのが、海外の投資家。東京市場にどっと資金を投入した。一方、国内の投資家は利益確定売りに走ったようだ。ただ外国人投資家の買いが上回ったために、株価は上昇した。日経平均は先週414円の値上がり。問題はこうした上げ相場がどこまで続くかだ。市場関係者の間では「年内に1万9000円」の声も聞かれるが、まだその断定は早すぎるだろう。
今週は29日に、10月の労働力調査、家計調査、商業動態統計。30日に、10月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、7-9月期の法人企業統計と11月の新車販売台数。アメリカでは29日に、7-9月期のGDP改定値と11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。30日に、10月の中古住宅販売。1日に、11月の新車販売台数とISM製造業景況指数。2日に、11月の雇用統計。また中国が1日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお30日にOPEC総会、4日には憲法改正をめぐるイタリアの国民投票が予定されている。
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
その一方、債券市場では国債価格が急落。長期金利は大統領選挙前の1.85%から2.4%台へと上昇した。これは資金が、債券市場から株式市場へ移動したことを意味している。そのうえFRBによる12月の利上げが確定的となったため、ドルが買われた。円の対ドル相場は113円台に急落、選挙前より12円も安くなっている。
この急激な円安と日本株の割安感に注目したのが、海外の投資家。東京市場にどっと資金を投入した。一方、国内の投資家は利益確定売りに走ったようだ。ただ外国人投資家の買いが上回ったために、株価は上昇した。日経平均は先週414円の値上がり。問題はこうした上げ相場がどこまで続くかだ。市場関係者の間では「年内に1万9000円」の声も聞かれるが、まだその断定は早すぎるだろう。
今週は29日に、10月の労働力調査、家計調査、商業動態統計。30日に、10月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、7-9月期の法人企業統計と11月の新車販売台数。アメリカでは29日に、7-9月期のGDP改定値と11月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。30日に、10月の中古住宅販売。1日に、11月の新車販売台数とISM製造業景況指数。2日に、11月の雇用統計。また中国が1日に、11月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお30日にOPEC総会、4日には憲法改正をめぐるイタリアの国民投票が予定されている。
≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ≫