◇ 旅行と食料品が売れ筋 = 総務省が発表した7月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出額は平均27万9197円で前年を0.2%下回った。こうしたなかで健闘しているのが、インターネットを通じた商品やサービスの購入。世帯平均の支出額は1万0950円で前年より20.0%も増加した。ネットを利用した世帯の割合は34.9%に達し、前年より6.8ポイント増えている。
この調査では、ネットを通じて実際に商品やサービスを購入したり予約した事例を集計している。つまりネットで情報を収集しただけでは対象にならない。このように実際にネット・ショッピングを行った世帯だけを集計すると、その世帯平均の支出額は3万1401円になる。面白いのは、そのうちの86%が持ち家に住んでいることだ。
ネット・ショッピングで、何を購入したのだろう。いちばん金額が大きいのは、旅行の2802円。次いで食料品が1374円。あとは衣類・履物が1053円、家電が708円と続く。このほか保険・医療が534円。また自動車関連は330円、化粧品は393円と、意外に売上高は少ない。
最近の家計調査では、世帯の収入が伸びないために消費支出も増えないことが問題視されている。しかしネット・ショッピングをする世帯は全体の3分の1を超えた。平均支出額も1万円を超えてきている。その勢いは無視できない。消費支出の観点からは頼もしいが、それだけ従来型の小売り業が浸食されているとも言えるわけだ。
≪7日の日経平均 = 上げ +38.55円≫
≪8日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
この調査では、ネットを通じて実際に商品やサービスを購入したり予約した事例を集計している。つまりネットで情報を収集しただけでは対象にならない。このように実際にネット・ショッピングを行った世帯だけを集計すると、その世帯平均の支出額は3万1401円になる。面白いのは、そのうちの86%が持ち家に住んでいることだ。
ネット・ショッピングで、何を購入したのだろう。いちばん金額が大きいのは、旅行の2802円。次いで食料品が1374円。あとは衣類・履物が1053円、家電が708円と続く。このほか保険・医療が534円。また自動車関連は330円、化粧品は393円と、意外に売上高は少ない。
最近の家計調査では、世帯の収入が伸びないために消費支出も増えないことが問題視されている。しかしネット・ショッピングをする世帯は全体の3分の1を超えた。平均支出額も1万円を超えてきている。その勢いは無視できない。消費支出の観点からは頼もしいが、それだけ従来型の小売り業が浸食されているとも言えるわけだ。
≪7日の日経平均 = 上げ +38.55円≫
≪8日の日経平均は? 予想 = 下げ≫