◇ ダウは新高値、日経平均は年初来高値 = 先週の株式市場は、いくつかの好材料が重なって続伸した。米欧日の景気回復が続き、中国経済もなんとか持ちこたえている。企業の業績は絶好調。トランプ政権も人事のごたごたが終わり、少し安定感が出てきた。FRBによる量的金融緩和の縮小も順調に進み始めた。そして北朝鮮のミサイル発射や核実験もなかった。ダウ平均は週間81ドルの値上がり。週央には2万2400ドルの新高値を付けている。
東京市場の場合は、こうした材料に円安が加わった。FRBの金融引き締めで、日米間の金利差が拡大すると予想されたためである。これまではニューヨークの株価が上昇すると、円高が進むことも多かった。それが先週は、ニューヨークの株高と円安が同時進行した形となっている。日経平均は週間387円の値上がり。21日には2万0347円となり、年初来高値を更新した。この2週間の上げ幅は1000円を超えている。
株価の好材料が、いつまで持続するかは定かでない。特に北朝鮮は「太平洋上での水爆実験」まで持ち出してきた。現職の外相が言うのだから、穏やかではない。今週はやはり警戒感が強まるのではないか。とすれば円高に振れる。また急ピッチの株高に対する反動も現われる可能性がある。秋の空は変わりやすい。
今週は26日に、8月の企業向けサービス価格。29日に、8月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産、消費者物価、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは26日に、8月の新築住宅販売と9月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、8月の中古住宅販売。28日に、4-6月期のGDP確定値。また中国が30日に、9月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお28日は臨時国会の召集、冒頭解散。
≪25日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
東京市場の場合は、こうした材料に円安が加わった。FRBの金融引き締めで、日米間の金利差が拡大すると予想されたためである。これまではニューヨークの株価が上昇すると、円高が進むことも多かった。それが先週は、ニューヨークの株高と円安が同時進行した形となっている。日経平均は週間387円の値上がり。21日には2万0347円となり、年初来高値を更新した。この2週間の上げ幅は1000円を超えている。
株価の好材料が、いつまで持続するかは定かでない。特に北朝鮮は「太平洋上での水爆実験」まで持ち出してきた。現職の外相が言うのだから、穏やかではない。今週はやはり警戒感が強まるのではないか。とすれば円高に振れる。また急ピッチの株高に対する反動も現われる可能性がある。秋の空は変わりやすい。
今週は26日に、8月の企業向けサービス価格。29日に、8月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産、消費者物価、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは26日に、8月の新築住宅販売と9月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、8月の中古住宅販売。28日に、4-6月期のGDP確定値。また中国が30日に、9月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお28日は臨時国会の召集、冒頭解散。
≪25日の日経平均は? 予想 = 上げ≫