◇ 薄暗い見通しの新年度入り = 日経平均は先週422円の値下がり。18年度の最終値は2万1206円だった。前年度末に比べると、248円の下落となっている。昨年10月には27年ぶりの高値を付けたが、その後は米中貿易戦争や世界景気への不安感で値下がり。特に海外からの売り越しが大きかった。機械・素材・半導体関連が売られており、外国人投資家は中国経済の減速が日本企業に及ぼす影響を重視したようだ。
ダウ平均は先週426ドルの値上がり。3月の終り値は2万5929ドルだった。これを前年3月末と比べると、1826ドルの上昇となっている。トランプ減税などで、アメリカの景気回復が持続したことの反映だ。安倍政権も「日本経済の回復は続いている」と強調しているが、少なくとも株価にその影響は現われていない。
きょうから新年度入りするが、世界経済の見通しは明るくない。中国経済の立ち直りには時間がかかりそう。今月12日には、EU離脱を巡ってイギリスの命運が決まる。アメリカでも長短金利の逆転が起こって、景気の先行きに暗雲が立ち込めた。そんななかで今週は、日銀短観とアメリカの雇用統計が発表される。どちらも予想を下回る結果になると、株式市場には動揺が走るだろう。
今週は1日に、3月の日銀短観、新車販売。5日に、2月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは1日に、3月の小売り売上高、ISM製造業景況指数。3日に、ISM非製造業景況指数。5日に、3月の雇用統計が発表される。なお1日には、政府が新元号を公表する。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週426ドルの値上がり。3月の終り値は2万5929ドルだった。これを前年3月末と比べると、1826ドルの上昇となっている。トランプ減税などで、アメリカの景気回復が持続したことの反映だ。安倍政権も「日本経済の回復は続いている」と強調しているが、少なくとも株価にその影響は現われていない。
きょうから新年度入りするが、世界経済の見通しは明るくない。中国経済の立ち直りには時間がかかりそう。今月12日には、EU離脱を巡ってイギリスの命運が決まる。アメリカでも長短金利の逆転が起こって、景気の先行きに暗雲が立ち込めた。そんななかで今週は、日銀短観とアメリカの雇用統計が発表される。どちらも予想を下回る結果になると、株式市場には動揺が走るだろう。
今週は1日に、3月の日銀短観、新車販売。5日に、2月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。アメリカでは1日に、3月の小売り売上高、ISM製造業景況指数。3日に、ISM非製造業景況指数。5日に、3月の雇用統計が発表される。なお1日には、政府が新元号を公表する。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫