◇ 悪材料は無視した株式市場 = 株価は予想以上に大きな反発をみせた。ダウ平均は先週602ドルの値上がり。終り値で2万6800ドル台に載せ、昨年10月の最高値まであと400ドルの水準に迫っている。中国のPMI製造業景況指数が5か月ぶりに50%を回復、半導体市況の好転、アメリカの雇用者数が大きく改善。これらの好材料に対して、きわめて敏感に反応した。
その一方、イギリスの合意なきEU離脱の可能性が高まり、米中貿易交渉も難航している。アメリカの小売り売上高が伸び悩み、非製造業のISM景況指数も低下した。だがニューヨーク市場は、これらの悪材料は全く無視した形。市場では「今月中に史上最高値の更新を期待する」声が、じわじわと広がっているようだ。
ニューヨークに引きずられて、東京市場でも楽観的な空気が強まっている。日経平均は先週496円の値上がり。日銀短観では企業の業況判断が大きく下がったが、株価は新年号・令和に敬意を表してむしろ上昇している。今週は12日がイギリスにとっての最終期限。その前にEUが離脱期限の再延長に応じるかどうか。そんななかでも、株価はいぜん上を目指せるのか。
今週は8日に、2月の国際収支と3月の消費動向調査、景気ウォッチャー調査。10日に、3月の企業物価と2月の機械受注。アメリカでは10日に、3月の消費者物価。11日に、3月の生産者物価。12日に、4月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が11日に、3月の消費者物価と生産者物価。12日に、3月の貿易統計を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
その一方、イギリスの合意なきEU離脱の可能性が高まり、米中貿易交渉も難航している。アメリカの小売り売上高が伸び悩み、非製造業のISM景況指数も低下した。だがニューヨーク市場は、これらの悪材料は全く無視した形。市場では「今月中に史上最高値の更新を期待する」声が、じわじわと広がっているようだ。
ニューヨークに引きずられて、東京市場でも楽観的な空気が強まっている。日経平均は先週496円の値上がり。日銀短観では企業の業況判断が大きく下がったが、株価は新年号・令和に敬意を表してむしろ上昇している。今週は12日がイギリスにとっての最終期限。その前にEUが離脱期限の再延長に応じるかどうか。そんななかでも、株価はいぜん上を目指せるのか。
今週は8日に、2月の国際収支と3月の消費動向調査、景気ウォッチャー調査。10日に、3月の企業物価と2月の機械受注。アメリカでは10日に、3月の消費者物価。11日に、3月の生産者物価。12日に、4月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が11日に、3月の消費者物価と生産者物価。12日に、3月の貿易統計を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫