◇ ダウ平均は新高値に挑戦 = ダウ平均株価は先週147ドルの値上がり。昨年10月に付けた史上最高値まであと270ドルに迫っている。4月に入って3週とも新高値を狙ったが、いずれも失敗。今週は4度目の挑戦となる。トランプ大統領に対するロシア疑惑が“灰色に近い白”で決着したことも、プラス要因に働いたようだ。市場では恐怖指数も極端に低下していることから、今週中の新高値に期待する見方は広がっている。
日経平均も先週は230円の値上がり。こちらは昨年10月の高値から、まだ2070円も低い。ニューヨークが上がると割安感が改めて意識され、買いが増えるようだ。円相場が112円前後で安定していることが、大きなプラス材料になっている。自民党の萩生田幹事長代行が「次の日銀短観しだいで、消費税引き上げは違う展開になるかも」と発言したが、市場はあまり動揺しなかった。
IMF(国際通貨基金)が世界経済の見通しを再び下方修正したように、市場を取り巻く環境は明るさを失いつつある。だが株価は、それを無視して上げている。景気は下向きだが、底割れするような心配はないからだ。むしろ新たな景気対策をアテにしているようにも見受けられる。だが、こうした感覚は好調な企業業績が続かなければ維持できない。この意味で、今週から本格化する3月決算の結果が重要になってくる。そして10連休。
今週は24日に、3月の企業向けサービス価格、2月の全産業活動指数。26日に、3月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは22日に、3月の中古住宅販売。23日に、3月の新築住宅販売。26日に、1-3月期のGDP速報が発表される。
≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均も先週は230円の値上がり。こちらは昨年10月の高値から、まだ2070円も低い。ニューヨークが上がると割安感が改めて意識され、買いが増えるようだ。円相場が112円前後で安定していることが、大きなプラス材料になっている。自民党の萩生田幹事長代行が「次の日銀短観しだいで、消費税引き上げは違う展開になるかも」と発言したが、市場はあまり動揺しなかった。
IMF(国際通貨基金)が世界経済の見通しを再び下方修正したように、市場を取り巻く環境は明るさを失いつつある。だが株価は、それを無視して上げている。景気は下向きだが、底割れするような心配はないからだ。むしろ新たな景気対策をアテにしているようにも見受けられる。だが、こうした感覚は好調な企業業績が続かなければ維持できない。この意味で、今週から本格化する3月決算の結果が重要になってくる。そして10連休。
今週は24日に、3月の企業向けサービス価格、2月の全産業活動指数。26日に、3月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは22日に、3月の中古住宅販売。23日に、3月の新築住宅販売。26日に、1-3月期のGDP速報が発表される。
≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ≫