◇ 日米ともに材料難で反落 = ダウ平均株価は先週358ドルの値下がり。終り値では2万9000ドルを割り込んだ。米中両国が通商交渉の“第1段階”合意に署名し、買い材料が見当たらなくなった。そこへ中国発の新型肺炎問題が浮上、売り材料となっている。また民主党の大統領候補者選びが始まって、投資家の関心が政治に向けられたのかもしれない。
日経平均は先週214円の値下がり。終り値は2万4000円を割り込んだ。こちらも買い材料に乏しく、薄商いが続いている。中国経済の鈍化によって、輸出の減少が止まらない。このため企業業績の先行き不透明なことが、市場の空気を重苦しくしている。国会では19年度の補正予算と20年度の本予算についての審議が始まったが、これも明るい材料としては捉えられていない。
ダウ平均は未踏の3万ドルを目指していたが、押し戻された。日経平均はリーマン後の高値2万4270円に接近したが、これも後退を余儀なくされた。この反落が息継ぎの一幕なのかどうか。新型肺炎の蔓延が止まらないと、反発の動きは難しいだろう。とにかく市場は新しい材料を欲しがっているから、トランプ大統領が何かツィートするかもしれない。
今週は28日に、12月の企業向けサービス価格。29日に、1月の消費動向調査。31日に、12月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは27日に、12月の新築住宅販売。28日に、1月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、12月の中古住宅販売。30日に、10-12月期のGDP速報。またEUが31日に、10-12月期のGDP速報。中国が31日に、製造業と非製造業のPMIを発表する。なお31日には、イギリスがEUから離脱。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週214円の値下がり。終り値は2万4000円を割り込んだ。こちらも買い材料に乏しく、薄商いが続いている。中国経済の鈍化によって、輸出の減少が止まらない。このため企業業績の先行き不透明なことが、市場の空気を重苦しくしている。国会では19年度の補正予算と20年度の本予算についての審議が始まったが、これも明るい材料としては捉えられていない。
ダウ平均は未踏の3万ドルを目指していたが、押し戻された。日経平均はリーマン後の高値2万4270円に接近したが、これも後退を余儀なくされた。この反落が息継ぎの一幕なのかどうか。新型肺炎の蔓延が止まらないと、反発の動きは難しいだろう。とにかく市場は新しい材料を欲しがっているから、トランプ大統領が何かツィートするかもしれない。
今週は28日に、12月の企業向けサービス価格。29日に、1月の消費動向調査。31日に、12月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。アメリカでは27日に、12月の新築住宅販売。28日に、1月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。29日に、12月の中古住宅販売。30日に、10-12月期のGDP速報。またEUが31日に、10-12月期のGDP速報。中国が31日に、製造業と非製造業のPMIを発表する。なお31日には、イギリスがEUから離脱。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫