◇ トランプ相場も吹っ飛んだ = ニューヨーク市場のパニック心理が収まらない。ダウ平均は先週18日、約3年1か月ぶりに2万ドルの大台を割り込んだ。トランプ大統領が就任した17年1月の水準に戻っている。そこからダウ平均は1万ドル近く上昇したが、ここ1か月の間にその分が消えてなくなった。さらに週末にも下落は続き、ダウ平均は週間最大4012ドルの大幅な値下がり。終り値は1万9000ドルに接近している。
新型コロナ肺炎がヨーロッパに広がり、アメリカは海外からの入国を規制せざるをえなくなった。またニューヨーク市をはじめ多数の地域が、人々の移動を抑制し始めた。アメリカ人にとっては、この戦時中のような規制措置が大きなショックとなっているようだ。この不安が嵩じて、投資家は国債や金なども現金に変える動きを強め、ドル相場が急騰する事態を招いている。
日経平均も先週は878円の値下がり。ただ先々週のように1日1000円を超すような上下動はなくなり、やや落ち着いてきたようにも見受けられる。これは日本のコロナ感染状態が比較的に安定していること、それにドル高で円安が進行したことによると考えられる。しかし世界の状態はまだ悪化しており、実体経済の収縮も続いているから、全く楽観は出来ない。
今週は26日に、2月の企業向けサービス価格。27日に、3月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは24日に、2月の新築住宅販売とPMI製造業景況指数。25日に、1月のFHFA住宅価格k。26日に、10-12月期のGDP確報値が発表される。
≪23日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
新型コロナ肺炎がヨーロッパに広がり、アメリカは海外からの入国を規制せざるをえなくなった。またニューヨーク市をはじめ多数の地域が、人々の移動を抑制し始めた。アメリカ人にとっては、この戦時中のような規制措置が大きなショックとなっているようだ。この不安が嵩じて、投資家は国債や金なども現金に変える動きを強め、ドル相場が急騰する事態を招いている。
日経平均も先週は878円の値下がり。ただ先々週のように1日1000円を超すような上下動はなくなり、やや落ち着いてきたようにも見受けられる。これは日本のコロナ感染状態が比較的に安定していること、それにドル高で円安が進行したことによると考えられる。しかし世界の状態はまだ悪化しており、実体経済の収縮も続いているから、全く楽観は出来ない。
今週は26日に、2月の企業向けサービス価格。27日に、3月の東京都区部・消費者物価。アメリカでは24日に、2月の新築住宅販売とPMI製造業景況指数。25日に、1月のFHFA住宅価格k。26日に、10-12月期のGDP確報値が発表される。
≪23日の日経平均は? 予想 = 下げ≫