◇ 株価は大幅に反発したものの・・・ = ダウ平均は先週2463ドルの大幅な値上がり。上昇率は12.8%に達し、1938年以来の記録となった。週初と週末には下げたが、火―木曜日の3日間で4000ドル近くも上げている。FRBが金融機関への無制限融資を発表、さらに議会が2兆ドル(220兆円)の超大型景気対策を成立させたことで、買い気が一気に高まった。終り値は2万1600ドルまで戻している。
日経平均も先週は2837円の値上がり。7週間ぶりの上昇で、1週間の上げ幅としては過去最高。ニューヨーク市場の大幅な反発に引きずられたほか、日銀のETF(上場投資信託)買い入れが株価を押し上げた。日銀の買い入れは3月に入ってから、累計1兆円を超えている。このため朝方は下げても、午後には上げる不自然な動きが多い。
ダウ平均は2月の史上最高値から先週初までに、1万0960ドルも値下がりした。それを先週の急騰で3割近くも取り戻している。このため投資家の間では「大底は過ぎた」という見方もちらほら。しかしコロナ肺炎の伝染力に衰えがみられないため、大方の市場関係者はまだ今後の株価に不安を持っている。今週はコロナ不況を反映した経済指標が続々と発表される。二番底の懸念も消えてはいない。
今週は31日に、2月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。1日に、3月の日銀短観、新車販売。アメリカでは30日に、2月の中古住宅販売。31日に、3月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、3月のISM製造業景況指数。2日に、2月の貿易統計。3日に、3月の雇用統計、ISM非製造業景況指数。また中国が31日に、3月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均も先週は2837円の値上がり。7週間ぶりの上昇で、1週間の上げ幅としては過去最高。ニューヨーク市場の大幅な反発に引きずられたほか、日銀のETF(上場投資信託)買い入れが株価を押し上げた。日銀の買い入れは3月に入ってから、累計1兆円を超えている。このため朝方は下げても、午後には上げる不自然な動きが多い。
ダウ平均は2月の史上最高値から先週初までに、1万0960ドルも値下がりした。それを先週の急騰で3割近くも取り戻している。このため投資家の間では「大底は過ぎた」という見方もちらほら。しかしコロナ肺炎の伝染力に衰えがみられないため、大方の市場関係者はまだ今後の株価に不安を持っている。今週はコロナ不況を反映した経済指標が続々と発表される。二番底の懸念も消えてはいない。
今週は31日に、2月の労働力調査、鉱工業生産、商業動態統計、住宅着工戸数。1日に、3月の日銀短観、新車販売。アメリカでは30日に、2月の中古住宅販売。31日に、3月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、3月のISM製造業景況指数。2日に、2月の貿易統計。3日に、3月の雇用統計、ISM非製造業景況指数。また中国が31日に、3月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪30日の日経平均は? 予想 = 下げ≫