経済なんでも研究会

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今週のポイント

2022-06-13 07:19:17 | 株価
◇ 金融引き締めを急ぐFRB = ダウ平均は先週1507ドルの大幅な値下がり。終り値は3万2000ドルを割り込んだ。週の後半になって、ECB(ヨーロッパ中央銀行)が利上げする方針を発表。またアメリカの5月の消費者物価が40年ぶりの高さに。これで今週15日に、FRBが0.5%の利上げを決定することが、完全に確定した。市場はこうみて、売りに回っている。

日経平均は先週63円の値上がり。ニューヨークが大きく下げた割に、東京は頑張った。円の対ドル相場が134円台まで下落、輸出関連株が買われた。また外国人観光客の受け入れ再開で、インバウンド関連の銘柄も物色されている。ただ円安による物価高で、一般企業の経営は苦しくなってきた。そちらの方に目が行くと、株価は上がりにくくなる。

ニューヨーク市場では「FRBは6月に続いて、7月も0.5%の利上げを強行する」という予想が強まっている。このため15日の利上げ発表が過ぎても、重苦しい空気は続くだろう。またFRBが保有資産の縮小を、今後どのような規模で実施して行くかにも関心が集まっている。東京市場は別行動、というわけにはいかないだろう。

今週は13日に、4-6月期の法人企業景気予測調査。15日に、4月の機械受注、第3次産業活動指数。16日に、5月の貿易統計。アメリカでは14日に、5月の生産者物価。15日に、5月の小売り売上高、6月のNAHB住宅市場指数。16日に、5月の住宅着工戸数。17日に、5月の工業生産。また中国が15日に、5月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお15日には、FRBが利上げを発表する予定。

        ≪13日の日経平均は? 予想 = 下げ≫

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