クリスマスです。
今年も、ちょっとひと休みして、ひとときご一緒に聖書でもいかがでしょうか?
最近、三浦光世さんという方が亡くなられました。
一般的にはあまり知られていない方ですが、実はこの方、
作家の故三浦綾子さんのご主人様です。
わたしが三浦綾子さんの本を知ったのは、高校時代。
図書部の人気ランキングで、3年間、『塩狩峠』がナンバーワンだったのです。
こんなに人気がある本だからと、読んでみました。
この本の内容は、主人公の永野さんという鉄道関係の仕事をしている人が、
自分の乗っていた列車が暴走した時に、塩狩峠で自分の身を投げ出して列車を止め、多くの乗客の命を救ったというものです。
実在の人物をもとに書いた本で、わたしは衝撃を受けました。
そして、その彼がクリスチャンであると知り、
キリスト教に興味を持ち、聖書を買い、
高校の友だちとともに教会の門をたたいたのでした。
そう、『塩狩峠』は、わたしが教会に行くきっかけになった本でした。
その三浦綾子さん、その他にも大変たくさんの本を書いておられますが、
彼女自身は体が弱く、
その作家人生を支えたのは、仕事をやめて彼女の口述筆記をした夫の光世さんでした。
光世さんは、
綾子さんが、恋人の死と病気で心がすさんでしまっているところへ訪ねて行き、
彼女を慰め、励ましました。
そしてそれがきっかけとなって二人は結婚へと導かれたということです。
自分は表舞台に出ることなく、三浦綾子の人生そのものを後ろから支えた人。
その三浦光世さんのことを考えていたら、
丁度マリアを陰で支えた夫のヨセフと重なっていきました。
ヨセフは、主イエスの父親ですが、ほとんど聖書の表舞台に出てくることはありませんでした。
数少ない登場の場面の中で、もっとも彼を詳しく書いた聖書の箇所はこうです。
”イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。
母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。
夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。
このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。
「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを受け入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったからである。マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである」。
このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。
ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じた通り、妻を迎え入れ、男の子が産まれるまでマリアと関係することはなかった。
そして、その子をイエスと名付けた。”
マタイによる福音書1章18節〜25節
聖霊によって子供を産むと天使に告げられたマリアの人生は、現実的には本当に大変なものだったろうと思います。
まずは、婚約者のヨセフにどう説明するのか、分かってもらえるだろうか、
周囲の人々にはどう説明をするのか、理解してもらえるだろうか・・・
不貞をしたに違いないと決めつけられ、石打ちの刑に処せられる可能性もありました。
しかし、ヨセフは「正しい人」でした。
彼女のことを大切に思っていたので、彼女に害が及ばないように考えていました。
さらに、天使によって真実が告げられると、
彼は彼女を受け入れ、その彼女と歩んで行くことを決めます。
マリアの人生は波乱にとんでいましたが、
背後で彼が支えていたから、乗り越えていけたとも言えるのでしょう。
まさに彼は「彼女に寄り添う存在」であったわけです。
三浦光世さんが綾子さんにとってそうであったように、ヨセフがマリアにとってそうであったように、
わたしたち一人ひとりの人生の傍らにも、実はそんな人がいるのではないでしょうか?
そして、時に自分はたった一人、誰も助けてくれる人がいないと思える時でも
主イエスはわたしたちの傍らにいてくださるお方であると知ります。
「インマヌエル」、これは「神は我々とともにおられる」という意味なのです。
クリスマスは、まさに「神がわたしたちのところに来てくださった」日です。
そのことも心に留めて
クリスマスの1日を過ごしていけたらと思います。
皆様にとって神様の祝福あふるるクリスマスとなりますように!
「手帳でダイエット!」29日
<12月24日朝の体重変化>
−1,1キログラム(前日−0,2キログラム)
↓ ↓ 宜しければ「ポチッ」をお願いいたします。
ブログを書く励みになります!!!
人気ブログランキングへ