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福島&宮城の旅2024【喜多方の町歩き&若喜商店のスクラッチタイル他】

2024-04-08 | 福島&宮城タイル旅2024
会津若松から喜多方へやって来た。
駅を出て、目的地へ向かって歩いていると、和菓子屋さんの前を通りかかり、
ふらりと立ち寄ってしまった。


どれも魅力的で選べない・・しかも良心的価格
おすすめを聞いてみると、



このゴマみそ餅だというので、これと、


更に桜餅や桜だんご、ピーナッツ大福が気になり購入。
とりあえず、ごまみそ餅をイートインして、他はお持ち帰りに。
ごまみそ餅、おすすめだけあり、ふわふわで香ばしく、おいしかった~



店を出てふと我に返り、時間があまりなかったんだ~と駆け足


若喜商店へやって来た。
若喜商店は、江戸時代から続く醤油醸造店。
こちらは昭和6年に建てられた店舗と、明治37年建築の煉瓦蔵などが残されている。


店舗は、1階と2階の一部がスクラッチタイル貼り。


昔はたばこ屋さんも兼ねていたんだろうか、たばこの文字。



2階は一部は白い小口タイル貼りで、丸窓や三角に張り出した窓がおしゃれな洋風の造りに。


そして、この1階の壁面を覆うスクラッチタイルが、自分のスクラッチタイル史上?、1,2を争うくらいの好みの風合いだった。



この色合いと風合い、たっぷりと掻き出されたわらび、


こてこてに盛り上がり、押し付けられたわらびが醸し出す景色。
やきものならではの、このえもいわれぬ美しさは、king of スクラッチタイルと称したいほど。


建物から続く塀には、スクラッチタイルと小口タイルを網代に貼った箇所も。



現在もお店になっている店舗部分。
店主さんがおられたので、表のスクラッチタイルのすばらしさを褒めちぎって、「ここのスクラッチタイルが好きだ。」という思いをぶつけることができて満足した。


奥は展示室となっていて、煉瓦蔵の座敷蔵がある。
店主さんには、丁寧にご説明を受けた。
が、この後行こうと思っていた元理容院を改装したという観光案内所にマジョリカタイルがあるということを友人に教えてもらっていたのだが、その観光案内所の閉まる時間が目前に迫っていることに気づく。
その旨を伝え、再び戻って来るので、とダッシュで観光案内所へ向かうも、
冬季は閉まる時間が1時間早く、すでに閉まっていた~~無念;



が、しかし、こちらにもタイルがあると伺っていたので、見せて頂けた。
お手洗いの個室の中に、透明感のある美しい緑のタイルが貼られていた。


こちらは、蔵を改装したオープンに向けて整備中だというおもちゃやプラモデルが並ぶ施設。


いくつかあったショーウィンドウの土台がタイル貼りだった。





若喜商店では、おすすめというだし醤油他お菓子などをゲットし、
お店を出る。
この間に外は再び猛吹雪に・・


先ほど店舗側から中を見た蔵座敷のある煉瓦蔵。
こちらの煉瓦蔵は明治37年に建てられ、洋風のバルコニー風の玄関がついている。
中は純和風で、1階の座敷は、床の間や天井板、テーブルまでが高価な縞柿で作られているそう。


吹雪の中、しばし歩いて回る。
蔵の町と言われる喜多方は、古くから酒や味噌などの醸造業が栄え、それらの保存の為の蔵や、店舗、住居として、又お客さんを迎えるための座敷蔵など様々な形態の蔵があり、その数は4200を超え、大半が現役で活用されているという。
こちらのレトロ横丁商店街といわれる通りにも蔵造の建物が並ぶ。


明治44年に建てられた店蔵では最古の煉瓦蔵だという金田洋品店。


昭和5年に茶葉製造業として創業した島慶園の店蔵。




閉業してなかったら間違いなく入ってみたいなと思わせるたたずまいの浜町食堂。


路地を入ると、浜町食堂の別館部分。
「洋食盛皿肉鍋丼類中華麺 階上座敷をお気軽にご利用下さい」との看板が入口に下がる。
中が気になる~



洋品店のさがら。
何重にも重なる額縁のような窓周りやフォントも良い感じ。


二つの小さなアーチ窓がかわいい、ちか時計店。


タイルとガラスブロックの壁。


ピンク色の下見板貼りの建物、旧滝沢医院。
玄関部分の屋根が腰折れになっていて可愛い。
現在は、ピアノの看板が出ていたので、ピアノ教室?!



通りの建物を一通り見たので駅へ向かうことに。
この猛吹雪に、傘を深めにさして、目線を下にして駅へ向かう道を歩いていると、


ちょうどその目線の先に、玉石タイルが目に飛び込んできた。
うお~、なんたるサプライズ!


近寄ってみるとさまざまな色の玉石がカラフルに混じりあっている。
可愛い~~
猛吹雪に打ちのめされていたが、ぱあっと光が差したかのように気分も急上昇。


顔を上げると、たばこ屋さん兼酒屋さん?!


三叉路に弧を描くように建っていた建物も良い。


cigarettesの文字のある閉じられたたばこのショーケース。
吹雪をものともせず?写真に収める。


駅前に来ると、雪はやっと止んでくれた。
入りたいなと思っていた珈琲専門店煉瓦。
明治初期に米蔵として建てられた煉瓦造の蔵。
閉まってた・・



行きに見つけた4つのアーチ窓が並ぶタイル物件。


あまり目にしたことない雰囲気のレリーフタイルが貼られてた。
窓と窓の間には、こんな花模様のボーダー。


下部には、細かい横ラインの入った、レリーフタイル。

喜多方では、まだ他にも三津谷の煉瓦蔵群など行きたい箇所があったが、、
この天候ではレンタサイクルも無理だし、時間もタイト過ぎたので断念。
そして、この日の宿の西会津へ向かった。




コメント
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