m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

今年を振り返って2020

2020-12-30 | ブログ

今年もこのコロナ禍の中、家族共々無事1年を終えることができて感謝。
1月、つるべ寿司へ新年会へ行った時にはこんな一年になろうとは思いもしなかった。
1月2月9月には銭湯の見学会にも参加させてもらえて、銭湯のタイルをじっくり愛でる楽しみも味わえた。
3月~5月はコロナで予定してた旅行を延期したりもしたけど、
そのおかげで、前からやってみたかったフォトブック作りに着手できた。
今までミシンが苦手だったのだけど、リサイクル着物でスカート作りにも目覚めたり、タイル作品作りも今年はたくさんできた
6月、体育館が開いてからは昨年は週1だったバドミントンを週2~3に増やして、バドミントンできる有難みも実感。
7月、9月、コロナ禍をかいくぐって?四日市&養老伊東&熱海へもタイル旅へ出かけた。
11月はモザミューの展覧会にかこつけて名古屋&多治見へも。
その他にもスポットでちょこちょこ町歩きタイル巡り美術館へも訪れ、
コロナ禍にもかかわらず自分的には十分充実した1年を過ごすことができた。
しんどかったことといえば、コロナで大学がオンラインになり、ほぼ大学通うことがなくなった子供たちの堕落ぶりをこの一年まざまざと見せつけられ続けたこと。この歳になってもまだまだ心配し続けないといけないのかなあ。これも自分にとって何かの有難い修行なのだろうか?と自分に問う年末。

今年もご縁のあった方々へお世話になりありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。

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名古屋・純喫茶BONBON&喫茶グリーン

2020-12-28 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

チサンインに泊まった二日目は午後から多治見のモザミューの講演会へ行く予定だったので、午前中名古屋でモーニングを食べつつ喫茶店巡りをした。


BONBONへやって来た。



壁のタイルが十字型で立体感があっておもしろい。


ケーキ屋さんに喫茶店が併設されてて、思ったより大きなお店。


入口入ったところ。
ちょこんと二つ並んだスツールが可愛い。
タイルの床に石貼り風の壁。


クラシックな店内には真っ赤な背もたれの椅子が並んでる。


奥の席に陣取った。


すぐそばの壁面にかかっていたステンドグラスのような照明。







隣の席の仕切り壁には耐火煉瓦が使われていた。
煉瓦に入った刻印がおしゃれに見える。


モーニングを頼んだら、トーストと、飲み物にはエクレアがついてくるみたい。


モーニングの後、少し歩く。
てらしま薬局。
入口両脇のショーケース下には飴色のタイルが一面に貼られてた。


タイルはふっくら艶やか。






手打ちきしめんのちとせ屋の壁面もタイル貼り。


渋くていい感じのタイルだった。


もう一軒、近くの喫茶グリーンへやってきた。


店先には真っ赤なコーヒーミルが置かれてる。


店内も素敵だった。
グリーンの椅子に、壁面にはクラシックな模様の入ったベルベットの布が貼られてる。


天井からはランプのような照明が下がり、重厚な柱も。





ボンボンではコーヒーを飲んだので紅茶にした。
二回目のモーニングは玉子付き。
さすがにお腹がパンパンになってしまった。


駅へ向かう途中に緑のきれいなタイル壁を発見。


長いボーダータイルに透明感のあるグリーンの釉薬が美しい。


下見板貼りのかわいい医院も。
現役の医院のようだ。


赤い面格子に植木鉢がぶら下がるおしゃれな窓辺。


グリーンと赤い面格子の取り合わせがいいなあ。


コメダ珈琲高岳店。
昭和47年に2号店として開店し、現在は最古のコメダ珈琲なのだそう。


土日は休みで入れなかったが、外観から最古の風格が漂ってた。


外から覗いてみたところ、こじんまりしたいい感じの店内。








もう一軒、休業日だった喫茶由美。
テントの形がユニーク。

この後は多治見へ向け出発したのだった。
こちらへ続く→

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恒例のクリスマス会

2020-12-27 | 趣味その他

今年も二家族で恒例のクリスマス会、開催することができた。
いつものホットプレートでチーズフォンデュと骨付きチキン、ミネストローネスープにキッシュ、娘たち作のリースのサラダでおなかいっぱいに。


ケーキも娘たちにおまかせ。
二人でネットでいろいろ調べて、こんなサンタの飾りつけをしてくれた。
かわいい!
今年も皆無事に集まれてよかった。
つもる話、思い出話もいろいろ。


クリスマス飾りは今年は大きなツリーを出すのをさぼってしまい、以前木の実で作ったミニツリーを並べて。



サンタとミニリースのコーナー。
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名古屋・ホテルチサンイン

2020-12-26 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

今回名古屋で宿泊したホテルは一度泊まってみたかったチサンイン。
とうもろこしホテルと呼ばれるだけあって、ほんとに見た目の色も形もとうもろこしだった。


吹き抜けのロビー


シンプルな筒形のシャンデリアが下がる。


階段室の円形の壁に沿ってソファが置かれてる。


一階から10階まで続くらせん階段が二か所あって、
こっちは裏階段だったかな?!
美しく弧を描く手摺。


1階から10階まで見上げた渦巻く階段。


途中の階。
階段の裏のラインも美しいなあ。


翌朝、10階まで上がってみた。
部屋は円形の建物の内側と外側に放射状に並んでる。


階によって扉の色が違う。
10階は赤。



3階はこんなグリーン。


部屋はシンプルでスペースも必要最小限。
ベッドの奥にトイレ付のユニットバスがある。


10階から見下ろしたもう一つのらせん階段。
こちらは階数ごとに手摺色が違ってる。


美しいなあ。


階段裏は途中まで黄色で統一されてて、手摺とのコントラストもきれい。




途中の階からも。
渦の中に吸い込まれそう。





チサンインのらせん階段を思う存分楽しめた。
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名古屋・金時湯

2020-12-24 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
名古屋の続き・・
旧加藤商会のサイアムガーデンでタイ料理の夕食後は皆と別れ、ホテルへ戻った。その日の夜はホテルから徒歩圏内の銭湯、金時湯へ行こうと思ってた。
金時湯は昭和3年創業の現役の銭湯。


閉店40分ほど前に着くと、女湯はまたしても一人で貸切。
これは写真撮影のチャンスとばかりに、撮影許可を願いに番台へ向かうと、
まだ何も言ってないのに写真、撮っていいよ~と。
ついにテレパシーが通じるようになったのか?!
顔に出てた??



玄関たたきのタイルと上がり框のタイル。


これは下駄箱。
木製で、扉がこんな通気性のいいものになってるのは珍しい?!



浴室前の扉上部にはモザイクタイルで山並みが描かれていた。



天辺が白くて、ピンク、パープルのパステルトーンで表された山、
雪が積もってる春先の山なのか?


浴室入口扉両脇にはモザイクタイルの円柱が立っている。


淡いピンク地にグレーや白のかすれたようなラインが入る雰囲気のあるモザイクタイル。


右手には洗面台。
こちらもモザイクタイルがびっしりと。


シンクには玄関の緑のタイルと色違いの水色バージョンが貼られてる。


ロッカーの扉はすりガラス状になっていて中央に番号が入ってる。


按摩器とおかまドライヤー。


このマッサージ器は貴重なものだと言われてた。


浴室へ。
中央にはメインの浴槽が設置され、
奥にはバブルバスや電気風呂などが並ぶ。


床のタイルは二種類のものが織り交ぜられ貼られてた。


風車のようなデザインのものと、正方形と長方形が組み合わされたもの。



奥のバブルバスにはブルーのグラデーションのモザイクがきれいな浴槽。
奥の壁面にはミッキーやミニーなどディズニーのキャラクターが描かれたタイルも。





ミッキーのタイル。


そして洗い場のところには、こんなブルー系の横長タイルが貼られてた。


女湯は無事撮れて、またしても何も言ってないのに、男湯も
もう少し待ってお客さんがいなくなれば撮ってもいいよ。
と言われ、入らせてもらえた。
浴室扉上部の山並みのモザイク画は女湯と同じ。


浴室前の床には、女湯とは又違うこんな玉石タイルが貼られてた。


男湯の洗面台。
女湯とほぼ同じだけど、仕切りの部分が女湯と違って、可愛く弧を描いてた。



シンク部分。
排水口がひまわりみたいなデザインが可愛かった。



扇風機もいいなあ。

店主さんには、更に番台に座った写真を撮ってあげる。
と促され、撮られるのはかなり嫌いなのだけど、せっかくなので記念撮影してもらった。



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「デミタスカップの愉しみ」展へ

2020-12-22 | 美術館・ギャラリー他

東寺の終い弘法へ行ったついでに、駅美術館で開催中(~12/25)の
「デミタスカップの愉しみ」展へも行ってきた。
個人のコレクターの方が収集された2000点以上のアンティークデミタスコレクションから約400点の展示。
かなりの量の充実した展示が見れたので全てのコレクションだとばかり思ってたらほんの一部だったとは;
写真撮影可だったので、めちゃ撮ってしまった。


デミタスカップは普通のコーヒーカップよりもかなり小さめのカップなのだけど、その小さなカップに凝縮された凝りに凝った装飾を見るのが楽しかった。
英国で人気だというインディアンツリーが描かれたシノワズリデザインのカップ。
同じシリーズで、ダイヤやクローバー型など形が違ってて楽しい。


こちらも中国人がハンドルについてるヘレンドのカップ。
好きなやつ。


小鳥が描かれた可愛いカップ。
絵だけでなく四角い形にフリル付きが可愛さ倍増。


深いブルーに金の縁取り、日本の花鳥文に影響を受けた鳥や植物文が繊細に描かれてる。
ミントン


鶴や梅の花が和の雰囲気。蝶を象ったハンドルがリアル。
ロイヤルウースター


外にも内側にも金彩が豪華なカップ。
こちらにもジャポニズムの花鳥文が描かれてる。


日本の梅や桜などの花も吉祥文様としてよく描かれてた。
桜の木の力強い枝ぶりと花が全面に散らされてて華やか。


こちらは梅があしらわれてる。
取っ手がリアルな枝風にデザインされてるのが面白いなあ。



カップにもソーサーにも全面に松の木が描かれた渋いカップ。


日本製のカップ。
海外からも評価が高かっただけあり、絵付けもとても繊細。


パリ万博ではこんな豪華絢爛な薩摩焼が好評を得て、欧米に盛んに輸出されるようになったそう。


こちらは九谷焼の「千顔」といわれるもの。
カップにもソーサーにもびっしりと顔が描かれてる。



よく見るとうわぁ~恐っ、と思うけど、たしか魔除けの意味があったかと。


これも素敵。
柳と燕が描かれていて、取っ手は葉の形なのか金彩が効果的に使われてる。



松ぼっくりと松葉がリアルな透かし彫りが入ったもの。
中部陶器。


アールヌーヴォーのコーナーへ。
水鳥が優雅に首を曲げた取っ手に、植物文様の曲線が美しいカップ。
ピンクに金彩も鮮やか。


底がふっくらとした形も面白いアールヌーヴォーのカップ。
チェコ


こんなアールデコのカップも。
ヤシの木がデザインされてるそう。



ガラス製のものもいろいろ。
こんな貝をモチーフにした変形カップも。


シルバーのホルダーがついたものも上品でいいなあ。




変わった形のカップのコーナーには、カップもソーサーも
蝶々の形だったり、


花びらのようにひらひらした形のもの、


カップの周りもソーサーも微妙なラインを描くもの。



トランプとさいころ柄


優美な白鳥が取っ手に。
まだまだたくさんの変形カップがあった。



エナメルを手描きで一点一点盛り上げるジュール技法で描かれたもの。


ハンガリーのジョルナイのものもあった。
透かし彫りが華麗。


全体がちょっとリアルな貝型。


デミタスカップのミニチュアカップも。
更に小さくて可愛いけど、絵付けは本格的。


ミニチュアで、この細やかさ。


圧倒的に多かったイギリスのコールポートという窯のカップ。
現在はウェッジウッドに買収されて製造はしてないようだけど。
ふっくらした鳥が可愛い。


中国の蛍焼きに影響を受け作られたものだそうで、、再現が困難な奇跡のようなカップなのだとか。


ロイヤルウースターの透かし彫りの名工ジョージ・オーウェンによる
金彩ジュール透かし彫りのカップ&ソーサー


なんという細やかさ。

小さなカップながら、デザインの豊富さ、ユニークさに感嘆。
まだまだ展示品はこの10倍以上はあって、とても見応えのある展覧会を楽しめた。


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名古屋・喫茶新潟&旧加藤商会ビルのレストランサイアムガーデン

2020-12-19 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
夕食までの間、2、3時間ほど時間があったので、名古屋に住むキキさんに
おすすめの喫茶店などをラインで聞いてみたらいろいろ教えてくれ、
ちょうど時間があるとのことで、急遽一緒にお茶することになった。


鶴舞駅で待ち合わせして、


ライトアップされた名古屋市公会堂の前を通り、
(以前見学した時のレポ→


喫茶新潟へやって来た。
名古屋なのに、新潟って・・
どうもお店の方が新潟出身なのだそう。



この喫茶が入るビル全体の建物も素敵。


茶色のソファが並ぶ店内、カウンターにはチューリップ型のペンダント照明が
並んでる。




窓辺にはレースのカーテン。


天井は切り替えが入っていて、中央部分は花のクロスが貼られてた。


シャンデリア。


あまりコーヒーや紅茶を飲む気分でもなかったので;
二人してコーンスープを頼んだ。
飲み物にはハッピーターンがついてくるみたい。


マッチ箱を組み合わせて作ったマッチ入れが手作り感があっていい。
そうこうしてるうちに夕食の待ち合わせ時間になったので、
せっかくなんでキキさんも誘って、夕食に行くことに。


旧加藤商会ビルのタイ料理店、サイアムガーデンへやって来た。
ここは外観しか見たことがなかったので、一度中も入ってみたいと思ってた。


建物は昭和6年に建てられた輸入貿易を行っていた加藤商会の本社で、
昭和10年から昭和20年まではシャム国(タイ)の領事館が置かれていたという。



平成17年にこちらのタイ料理店がオープンし、地下には市民ギャラリーが置かれている。


入口付近の重厚感あふれる大理石。


階段親柱などは当初のまま残されていた。


二階のレストランへ。
内装はきれいに改装されていたが、天井や梁、柱などの漆喰装飾などはそのままのよう。


アールに張り出した窓の席へ。






これは何の装飾だろうか?!
蜂?




タイ料理はアラカルトで注文。揚げ春巻きに、


ポーク


マッサマンカレー


タイ風オムレツ他・・

久々に食べたタイ米がカレーにマッチして美味しかった。
キキさんの弾丸トークを聞きながら、タイ料理をおいしく頂けた。

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名古屋中村・幼稚園のタイル他

2020-12-17 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】
旧松岡旅館見学時に降りた中村日赤駅、
道路にあった行先表示板がモザイクタイルで出来てて可愛かった。



駅前にふと見つけた建物。
建物の形状も面白かったけど、


ちらりと見えたタイルらしきもの。


近寄ってみると、色とりどりのタイルがモザイク状に乱貼りされた
タイル壁が所々に入れられている。


わあ、可愛い~


差し色に入ったピンクが特にかわいい。
幼稚園の建物なだけあって、やわらめな色彩がいい。





道路に張り出している部分の形状もおもしろい。


各階にバルコニーらしきものがついていて、そのバルコニーの壁面にも
こんなタイルが入れられている。


白いタイルを基調として、
黄色や水色のタイル、真ん中がへこんだレリーフ状のタイルもある。
楽しいなあ。
タイル尽くしの幼稚園、誰の設計デザインなのか気になったが不明だった。


旧松岡旅館見学の前後に辺りを歩いたが、以前あった建物もなくなっているものも多かった。以前の町歩き→
魚安のモザイクタイル壁は健在。


相変わらず可愛い。


一回りして、ロビンでお茶しようとやってきたら、閉まってた;
15時半閉店は早過ぎる~


そして最後にマジョリカタイル物件を見に。


落書きがひどいけど、一部のタイルはきれいに残されたままでよかった。





この後は一旦解散して、再び夕食時に集まることになった。


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名古屋・旧松岡旅館見学

2020-12-14 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

名古屋では中村の旧松岡旅館を見学の機会を頂いた。
大正元年に妓楼として建てられた建物で、昭和35年に料理旅館に、
平成13年には、一階がデイサービス施設松岡健遊館となっている。


車寄せには、料理旅館時代の「松岡西店」と入った看板が下がり、
松の形の透かし彫りの入った欄間が囲む。
平たい照明器具には四つの角に繊細な装飾が。


玄関ホール。


衝立には白い鷹と松の木がリアルに浮き彫りで描かれていて、


裏側には水の中に鯉が三匹。


玄関入って右手にあった透かし彫りの入った扉。


一階はデイサービス施設となっていて、立ち入ることはできないので、二階へ案内して頂いた。


階段を上がると、いきなりの大広間。
「松欅殿」と呼ばれ、料理旅館時代には宴会場として使われていたそう。


ここのシャンデリアがすごい迫力。
16個もの照明が二段にサークル状に組まれている。
一つ一つは和風な照明だけど、こんな風に集まると洋風のシャンデリアに見える。


舞台の襖には松の木が描かれていて、



その襖を開けると神棚が祀られていた。


舞台を挟んで両脇に床の間や書院があり、全国から集められた銘木が使用されているという。
節だらけの存在感ある床柱。


書院の欄間には扇子の透かし彫りが入れられている。


開いた扇子、閉じた扇子などがバランスよく配置される。
宴会場にぴったりな意匠。


向かって右手にある床の間上部には、これまた立体彫刻かと思うような
厚みのある鷹と松の浮彫が施されている。


その天井にも鶴と亀のレリーフが貼られてた。


宴会場脇の通路。
下がり壁には松の透かし彫り。


こちらはお手洗い。
黒の大理石がリッチな雰囲気で、奥には透かしの入ったガラス窓もある。


足元には、色とりどりの大理石でデザインされた孔雀。


窓は擦りガラスに、花やぶどう、さくらんぼなどの植物が可愛く描かれている。


奥への扉にはバラの花のエッチングが素敵。


ここから各部屋を見学させて頂いた。
「桐の間」
玄関を入ったところにあるくり抜かれた火灯窓。
下部には巾着や打ち出の小槌などのお目出たい文様。


部屋と廊下の間にある窓は無双窓になっていて、
松の透かし彫りがずらりと並んでる。


「福寿の間」の玄関には蛍の意匠が珍しい。


床の間には格子が細かく入った丸窓。


細い格子の桟にも繊細な透かし彫りがされていたりと、
細かい所にも目が離せない。


壁面に絵が描かれていたのも珍しかった。
壁一面に大きな橋が描かれていた。


松の意匠があちこちで繰り返し使われていて、こちらは浜辺?に松林がデザインされた欄間。


これまで和風空間だったのに突然、廊下にアールデコぽいデザインの丸窓が並ぶ。


そしてお手洗いはモザイクタイルがびっしりと貼られている。
松を象った透かし彫りも。


床のモザイクタイル、可愛いなあ。





モザイクタイル貼りの洗面台。


くるくるとねじれたような奇木


菊の間。


菊の間は菊尽くし。


書院欄間には菊の透かし彫り。


やはり菊の花を象ったもの。


一階のデイサービスのお風呂にはステンドグラスが使われていて、
中からは見ることはできないのだけど、この部屋の窓から見えると
見せて頂けた。
三つのアーチ窓が並び、幾何学模様のカラフルなステンドグラスが左右対称に
入っているのが見える。
アーチの周りはモザイクタイルが囲ってる。


廊下に面した飾り窓に蝶々の透かし彫り


桜の間の入口には桜の木が使われ、


古材の水車板が欄間に入れられていた。


鯛と海老




鼓がデザインされた欄間。


宝珠の形をした飾り窓も


最後は桔梗の間だったかな?




各部屋それぞれ違ったデザインで、凝った意匠細工が見られて
楽しかった。


裏階段?のある辺りは洋風の造りが見られて、


こんな細工が細やかな洋風の扉があった。


扉の下部には花輪とリボンの模様が象嵌細工で入れられている。


八角形のガラスの窓




模様のモチーフがよく分からないのだけど、繊細で凝った造り。



ベランダへ出る扉にはこんな色ガラスが入れられていた。
ここでやっと、広い建物を一周してきた。
広間の広さや部屋数の多さも半端なく、各部屋凝った意匠が見られて、
見どころ多く楽しめた。
お忙しい中、案内して頂いてありがとうございました。

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タイルの小箱を作る

2020-12-13 | 陶芸&タイル作り

タイルの小箱三つが目地入れを終え、完成した。


いつもタイルを用いた何か作れるものがないか?
考えているのだけど、今回タイルを蓋に貼った小箱を作ってみることにした。
箱を一から作るのは面倒くさいので、100均で何か代用できないかと探したところ、セリアの「木製トレイM」を二つと、その箱にぴったり沿う2Lはがきサイズのフォトフレームを蓋に貼り付けて額縁としてタイルを貼るという案を思いついた。


蝶番と蓋の留め金はネットで購入し、塗装して、金具を付けてみた。


蓋部分に作っていたタイルを貼り付け、目地入れし、完成!



蓋を開けたところ。


タイルは三組、デザインと色味を変えて作ってみた。





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