m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

名古屋日帰り旅2017【中村遊廓跡を歩くその一】

2017-08-31 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

 

 

Mさんとお別れした後、中村日赤駅で降り、歩くこと数分、べんがら色のものすごい規模の建物が現れた。

大正12年に建てられた旧遊郭建築で、料亭稲本として活用され、現在は高齢者向けのデイサービス施設、べんがら亭

となっているそう。

 

 

この日は日曜だったからか門は固く閉ざされてたが、こんな施設でデイサービスを受けれるって

なんだか優雅だなあ。 

 

 

扉上部には中華風の欄間に、扉にはこんな飾り穴?が開けられていて、

 

 

思わず穴からカメラで覗いてみた。

庭園もきれいに手入れされてるなあ。

 

 

二階の窓にはひょうたん型の飾り窓が入っていて、内部の凝った造りが想像できる・・

 

 

そして向かいにあるのは大正元年に建てられた旧松岡旅館で、現在はこちらもデイサービスセンター松岡健遊館となっている。

 

 

玄関かかる風格のある旅館時代の看板

 

 

ガラス窓をから透かして覗いてみると、細やかな装飾の欄間や大きな古時計もあったりして、

こちらも内部が気になるなあ

 

  

裏手の通りには松岡西店と書かれた建物も。

こちらも同じく健遊館として使われているようだ。

 

 

松の透かし彫りが入った車寄せ。

 

 

照明も上品で角の細工が凄く細かい。

 

 

同じく旧松岡西店、現健遊館。

ずらりと貼られた市松模様のタイルが圧巻!

 

 

緑と白の市松模様のタイルが雷紋のタイルに囲まれている。

鮮やかな緑だなあ。

 

 

ところどころはがれた箇所はあるけど、こんなに広範囲に残っているなんて。

 

 

開いてたら入りたかった珈琲ロビン。

 

 

そして、こちらは大正12年建築の旧遊郭建築の旧春福。現在は住宅として使われている。

この日お会いしたMさんがなんと子供の頃、この建物の中で遊んだことがあると言われてた。

ちょうど住人のおじいさんが家の前に座っておられたので少しお話ができた。

 

 

 

「春福」と屋号が残る玄関

 

 

軒下に並ぶ雲肘木

 

 

おじいさんに、内部は見せて頂けないだろうか?

とお尋ねすると、「ちょっとならいいよ~見てきなさい。」

と思わぬお言葉を頂け、

さらに雑誌の取材も来たこともあるので、ネットに載せても差し支えないと・・

 

 

 

有り難く見せて頂くことに。

玄関扉を開けると、玄関の蹴込み部分にずらりと貼られたモザイクタイルが目に飛び込んできた。

 

 

花が三つ集まってる模様だろうか~可愛らしい雰囲気。

 

 

隣の待合室への入口上部の意匠。

後でMさんに伺うと、この待合室の床もモザイクタイル貼りだったとのこと・・

見たかったなあ。

 

 

こんな女性が描かれた絵画も。

 

 

1階の中庭に面した廊下

 

 

階段も立派だなあ。

 

 

階段横にはこんなアールデコ調のデザインの衝立も

 

 

2階廊下。

お部屋を覗くのは遠慮してしまった。

 

 

中庭をコの字型に取り囲む建物。

 

 

洋風の待合室となっていた棟。

以前の屋号である「TSURUNOYA」の文字がモザイクタイルで描かれてた。

 

 

建物両サイドの柱と建物前の地面にはかなり傷んでしまったモザイクタイルが。

この日はちょうど住人のおじいさんが出ておられてラッキーだった。

見せて頂いてありがとうございました。

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名古屋日帰り旅2017【大須タイルハンティング?!】

2017-08-29 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

大須にやって来た。

Mさんとの待ち合わせにはまだ早かったので、これまたプロットしてもらってた地図を見ながらウォーキング。

こちらのお宅は新旧のグリーン系のチップタイルで囲まれた玄関。

薄いグリーンの方は新しく貼り替えられたものだろうか~

上の茶色の型押しタイルも渋い!

 

 

向かいにはレトロな美容室。

よく見ると外壁はタイル貼り

 

 

表面が波打つタイルは釉溜りも美しい~

 

 

わぁ、こちらも深いグリーンのタイル

 

 

納屋橋饅頭大須寮、

いい色だなあ

 

 

こちらはまあまあ新しい目のビルに貼られてたタイル

ところどころ渋いオレンジ色がポイントに入り、やきものの風合いがいいなあ

 

 

ここもチェックポイント。

元喫茶店の建物だろうか?!

扉周りには茶色のモザイクタイルが入れられていて

扉や窓のデザインもレトロで素敵

 

 

 

 

 

そしてかつては飲み屋街だったと思われる路地に入る。

 

 

穴だらけの外壁が面白い。

 

 

そしてタイルチェックポイント発見!

カラフルなモザイクタイルがかわいい物件

 

 

茶系の細長いタイルとのツートン

パステルカラーの中に黒やピンクのアクセントが効いてる。

 

 

 

 

ここの家もベージュ系のタイルに赤茶けた面格子がマッチ。

植木鉢のグリーンもいい味わいを添えてるなあ。

 

 

商店街にもよく見るとファサードにふんだんにタイルが使われた建物がたくさん。

 

 

こちらの2階の外壁にはベージュ系のタイルがびっしり貼られてて、それが光沢を持ってきらきら光っていたのが印象的だった。

 

 

その向かいもよく見ると2階部分と1階の両脇の柱にモザイクタイルが使われてる。

 

 

そのタイルはさわやかな水色。

かわいい色だな~

 

 

水色のタイルの隣の建物はオレンジのタイル。

隣とかぶらないように、より目立つようにと考えられたのかなあ。

 

 

そしてここが珠玉のタイルスポット。

商店街の路地を入ったところにある仁王美容室。

見たかったところ!

 

 

この石目タイルの可愛さといったら・・

 

 

なんて渋可愛い色合いなのか・・

 

 

 タイルひとつひとつにも結晶ぽいのが入ってたり、グラデーションぽくなってたり、表情があり過ぎる・・

 

 

しゃがみ込んで観察する私は完全に不審者。

まあ、ひと気の少ない通りだったのでよしとしよ。

 

 

「LETTERS」とちょっと斜めに文字が入った郵便受けもいい。

 

 

お隣の建物もタイルがなかなか凄かった。

軒の裏側までタイルがびっしりと。

 

 

そしてこの美容室界隈をウロウロしてた時に、Mさんから連絡が入り、美容室前で合流。

 

 

ランチに老舗の洋食屋さん、御幸亭へ連れていってくださった。

赤い庇が印象的なエントランス

 

 

オムライスが美味しいと聞いたのでオムライスを注文。

美味しかった~量もガッツリ。

インスタのフォロー&フォロワーさん、Mさんとは初対面で、今回は急きょの名古屋行だったのにマップや情報といろいろとお世話になり、

おまけにこの後、大須をアテンドして頂けるという。

今は各地の遊郭跡を追いかけておられるとかで、私が見せてもらえなかった橋本の多津美旅館や豊橋の新宝光などもコンプリートされてて、

そのテク?などもお伺いしようと思ってた。

ひとしきりお話をしてから、町歩きへ。

 

 

商店街のアーケードの上から覗くとあるお店のファサード、

Mさんんはそこに豆タイルがびっしり貼られた飾りがあるというのをつい最近発見されたとか。

 

 

私は目が悪いので全然見えないのだけど、望遠で撮ってみると、

ほんとに赤い細長い豆タイルが飾り部分にびっしり貼られてる!

よくぞ見つけたものだ。

 

 

路地を分け入り、アスファルトの地面の隙間から覗くタイルを目ざとく見つけ、ここは

元はタイルが貼られていた、そういう地帯だと。

当時はずらりとタイルが貼られていたのだろうけど、アスファルトで覆われてしまっているよう。

 

 

同じ路地のこのカラフルに塗り分けされたお店?もよく見ると、赤い部分はモザイクタイルが貼られた上から着色した跡が見られる。

 

 

ここはそのままタイルが残されてた。

 

 

銭湯、仁王門湯

 

 

この旧?美容室も味わい深い外観。

戸の隙間からちらっと覗いた床にはモザイクタイルが貼られてた。

ちょっと声かけ辛い散らかり具合;

 

  

ここは名所?!のトタンスポットらしい。

トタンのパッチワーク?!

 

 

そしてこの今はモザイクタイルで囲まれてる中華料理店、この2階のガラス部分を透かして見ると

唐破風が見えると、Mさんはグーグルアースで発見したという。

中はそっくり木造の唐破風の建物がくるまれてるというのだ。

へえ~おもしろいなあ。

 

 

奥行きのあるこの建物はタイル貼りになっていて、中華料理店の他さまざまな店舗が入ってる。

 

 

モザイクタイル壁前のこのカフェ空間もいいな。

 

 

創業大正9年の老舗、うなぎのやっこ。

建物は昭和25年のものだそう。

 

 

欄干に蝙蝠の透かし彫りが入れられてると・・

これまた肉眼では到底見えなかった。

 

 

そしてお茶をしにモカ珈琲店へ。

行きに、ここの純喫茶かわいいなあとチェックしてたところだ~

中は思ったより奥行きがなく狭かったけど、

ここで、Mさんに、この後に行こうと思ってた中村の地図にポイントをつけてもらった。

時間もそれほどないので、これで効率よく回れそう。

しばし、ゆっくりお話もできた。

Mさん、至れり尽くせりでありがとうございました~

次回、橋本へ行かれる時にお会いできたら、ということでお別れしたのだった。

 

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名古屋日帰り旅2017【八幡園を歩く】

2017-08-28 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

 

かもめアパートを後にし、同じくMさんにプロットしてもらった地図を持って八幡園へ向かった。

金山駅を降りて、歩くこと十数分、最初のチェックポイントの江畑たばこ店へ。

競艇?競輪?の新聞の台がちょっと邪魔でうまく撮れなかったのだけど、たばこのショーケースと

周りのタイルがかわいいたばこ屋さん。

 

 

近づいておばちゃんに断わりを入れて撮らせてもらった。

ショーケースはグラスをデザインしたものだとか。

両サイドの型板ガラスもレトロ。

周りの茶色のタイルも渋くていいなあと話してたら、元々左官屋もしているので

お手の物だと言われてた。

 

 

ショーケースの足元には何やら色ガラスの瓶のようなものが並べて埋め込まれてる。

一輪差しを逆さにして並べたんだそう。

 

 

角のは大きな角柱の花瓶。

 

 

プロットして頂いてた元遊廓らしき物件をチェックして歩いた。

 

 

規模が大きく、立派な建物が多い。

 

 

べんがら色の艶やかな建物も。

2階には丸窓も見える。

 

 

板塀に入れられた透かし彫り

 

 

 

 

 

扉上の自然木を生かした欄間も力強くうねってる。

 

 

金鈴商店との看板の建物。お店自体はもうやってないみたいだけど、

角部分には自動販売機を挟んで二つのたばこのショーケースが並ぶ。

 

 

この円柱形のショーケースが下がモザイクタイル貼りになってるのだ。

 

 

 

 

タイルは赤と緑のツートンに分かれてた。

当時はさぞハイカラなたばこ店だったんだろうなあ。

真ん中部分はどうなってるのだろう?思わず自動販売機をどかしてみたい衝動に駆られた;

 

 

金鈴商店そばには公園があって、その周りにも旧遊廓建築が並ぶ。

 

 

もう住まわれていないような建物も。

繊細な細工の欄間

 

 

公園を囲む通りに面して洋風のカフェー建築もあった。

大きな縦長の上げ下げ窓が並ぶ2階

 

 

入口は緩やかにアールが描かれている。

こちらの建物はデイサービス(だったか?)の事務所として活用されてた。

 

 

道路を挟んで向かいにも豪華な建築

 

 

 

 

こちらの建物も三階部分には尖塔アーチ窓が二つ並んでいて、ハーフティンバー風の装飾が施され、

和洋折衷な不思議な雰囲気の建物。

 

 

 

 

1階の軒瓦の上にはモルタルで作られたこんな巾着袋?が乗っかってて面白かった。

福を呼ぶお守り的なものなのかなあ?!

 

 

奥行きも相当あって、玄関があり、渡り廊下らしきものも

 

 

遊んでた猫ちゃんたちちが2匹、立ち止まってくれた。

 

 

現役の銭湯の八幡温泉。

まだ開店前で、ちょうど温泉の方がおられたので古いタイルなんかはありますか?と伺ってみたけど

そういうのはないね~との返答。

 

 

亀甲模様の透かし彫りが連なったブロック塀

 

 

彫り物が可愛かった郵便受け

 

 

マンションの面格子

 

 

 

 

八幡園、十分満喫して大須へ向かった。

 

 

 

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名古屋日帰り旅2017【豆タイル尽くしのかもめアパート】

2017-08-27 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

今日は旦那が車で名古屋へ行くというので、便乗して名古屋へ行ってきた。

朝から夕方まで現地別行動の自由時間~!

インスタで知り合ったMさんに、おすすめのタイルスポットを教えて頂き、

更に大須でお会いし、アテンドして頂くことができて、タイルパラダイスな1日を過ごすことができた!

Mさんに感謝です!!

 

 

朝、金城埠頭駅で車から降ろされた私がまず向かったのはMさんおすすめのかもめアパート。

Mさんいわく、ここだけでもう満腹とのこと。

期待しつつやって来たかもめアパートだったが、その期待を裏切らない満腹アパートだったのだ。

 

 

かもめアパートは旧港陽園という遊廓跡にただ1軒、今も残されている建物で、

現在はアパートとして転用され現役で使われている。

 

 

「かもめ」と屋号の入った玄関。

 

 

ひゃーーーっ!

このモザイクタイル!

 

 

とにかく建物全体が細かい豆タイルに覆われてる!!

 

 

軒の裏までびっしりと貼り巡らされたタイル。

ピンク、飴、オレンジ・・

 

 

それはそれは、見事なタイル尽くし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝手口も、軒や軒裏、扉周りにはかまぼこ状に扉が縁取りされてる~

 

 

窓周りもアーチ状に縁取りがされているのだけど、

このゴーヤー棚?!のせいで、タイルのアーチが見えないのがちょっと残念;

 

 

 

 

ほんとに、うわさにたがわず1軒目からタイルでお腹いっぱいに!!

この後は八幡園へ向かった。

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タイルトレイを作る

2017-08-26 | クラフト&木工

先日タイルバイキングで手に入れたタイルと手持ちのタイルを使って娘とタイルトレイを少しずつ作ってた。

 

 

デザインを考えて仮置きした後、木工ボンドでタイルを貼り、

マスキングテープで縁を養生し、目地材を埋めていく。

目地材を埋め込むのにはよくしなる安物の?三角定規がなかなか使える・・

隅に埋め込む時は定規の90度の角を使ったり、、

 

 

100均で買った料理用のゴムベラなども使用。

後は余分な目地材をふき取り、タイルがくっきり浮かび上がるまでスポンジでひたすら目地をふき取る作業。

 

 

ブルーのタイルばかりを集めて、ブルーの濃淡のトレイを作ったり、

 

 

葉っぱ型のタイルを使ったバリエーションを考えてみたり、

 

 

こちらは前も作ったことあるハートとクローバー柄で

 

 

クローバーと10mm角タイルを散りばめて。

 

 

前回、娘とCreemaに出したら、ぽつぽつと買ってくださる方がおられたので、今回も調子に乗って出品中~

よろしければご覧ください。→Creema

 

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レストラン菊水

2017-08-25 | 純喫茶&リノベカフェなど

先斗町歌舞練場を出た後は、Tさんと別れ、ぷにょさんと急きょ、夕食を兼ねてマル秘プロジェクト?!の打ち合わせをすることに。

実はまだ行ったことのなかったレストラン菊水が目に留まったので、菊水へやってきた。

創業大正5年の老舗の洋食レストランで、建物は大正15年に建てられたアール・デコ建築。

 

 

近くに寄ると1階部分の外壁にはガーゴイルのような顔が貼り付く。

 

 

1階のレストラン・パーラーへ。

タイルが貼り巡らされたコーナーに陣取った。

 

 

夜なのにランチ並みにリーズナブルな洋食のセットはうれしいなあ。

ひとしきり語り合った後、2階も見学させてもらっていいと伺ったので

会計後、2階へ上がろうとすると、レジ横にあった新聞記事が目に留まった。

美しいシャンデリア下がるダンスホール。

店員さんに伺うとなんとそのダンスホールもまだ3階に現存してるのだとか。

この日も社交ダンスで使われてたそうで、よかったらどうぞ見て行ってくださいと言われたので喜んで階段を上がった。

 

 

 

 

階段踊り場にかかっていたレリーフ

 

 

2階は1階より少し高級感のあるフレンチグリルになっていて、

廊下との境には菊水のKの文字が入ったすりガラスが入れられていた。

 

 

 

 

 

 

そして3階のホールへ。

部屋に入った途端、新聞記事の写真で見た美しいシャンデリアの影が天井いっぱいに広がった光景が目の前に広がり

おおーっとうなってしまった。

 

 

繊細なレース模様のようなシャンデリアがそのまま天井に影を落としていてそれが驚く美しさ。

 

 

かつては進駐軍のダンスホールとしても使われていたという。

 

 

現在もこちらで社交ダンスクラブのダンスパーティーが月に一度開かれるという。

宴会やブライダル会場としても利用されているそうで、雰囲気のある素敵な会場だった。

 

 

シャンデリアを真下から見上げて。

この日も一日、目一杯京都を見て歩いて、堪能した一日だった。

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先斗町歌舞練場内部潜入?!

2017-08-24 | 建築巡り・街歩き【京都】

タイルウォーキング?を経て、先斗町歌舞練場にやって来た。

前回、この先斗町歌舞練場に来た時に、普段は内部見学はできないけど、

夏の期間限定で行われるサントリーのビアホール&写真展開催時なら、立ち入れるとのことだったので

その期間を狙ってやって来たのだった。

 

 

前回来た時の外観詳細はこちら→☆

 

 

ビアホールでは芸舞妓さんのをどり鑑賞付きで飲み放題、仕出し付という催しだったけど、

皆飲めないし、写真展だけでも入場可であったので、写真展を口実?に館内へ。

 

 

玄関ホールの階段がまず、蹴込み部分に立体感のあるタイルがびっしり貼り巡らされて圧巻。

 

 

 

 

花と雷紋がデザインされていていて、彫りも深い。

 

 

玄関ホールは壁や柱にはスクラッチタイルがあしらわれ、天井の漆喰装飾も凝っている。

 

 

ホールの両脇にこんなとても素敵なタイル貼りのコーナーもあった。

 

 

どことなくオリエンタルな雰囲気のタイルが素敵!

外壁のテラコッタの装飾タイルとも似通った雰囲気。

 

 

 

 

今も鴨川をどりの時には使われるのだろうか?券売所のカウンター

 

 

天井、柱周りの漆喰装飾がレースのように細やかにほどこされてる。

 

 

 

 

 各扉の上部にも角?みたいなかわいい装飾が

 

 

そして写真展を見る人はそのまま3階のホールまでエレベーターで直行です。

と言われ、エレベーターで3階へ。

芸舞妓さんのきれいな写真が並んでた。

 

 

八角形の窓は真ん中は開閉できるようになっていて、凝っている。

 

 

お隣の大広間ではビアホールが開催中。

ここは私たちはやはり入れないかな、と思いきや、係の方がどうぞ入って見て行ってください

と快く招き入れてくださった。

 

 

 

 

この日の厨房として使われてた舞台裏の欄間まで見せて頂けた。

 

 

釘隠し

 

 

更には窓越しに写真を撮っていたら、ベランダも自由に出てくださいと~

そしたら、そこはタイル尽くし!

 

 

スクラッチタイルが柱にも壁にもぎっしり

 

 

 

 

床も矢筈貼りに、縁は又違ったタイルが貼られてた。

 

 

あ~、ここのベランダだけでも来た甲斐があった・・

 

 

1階のベランダも外に出ることができ、そこから外壁に貼られてるテラコッタ装飾を撮ったもの。

 

 

外壁についてたフックのような装飾金具

 

 

あ~堪能した!

サントリーの社員さん、気前よく見せてくれ感謝!

後、タイルと鬼瓦的なものでできた噴水が見たかったのだけど、見つけられず・・

施設の方に伺ってみると、どうも4階の茶室のそばにあるようで、この日は非公開の場所だと。

鴨川をどりの時には見れるそうなのでその時にどうぞと言われた;

 

 

帰りに先斗町の長竹という茶香房へ寄って、

 

 

私は抹茶のかき氷、淡雪乗せを食べた。

日本茶専門店なだけあって、抹茶が濃くて淡雪はふわふわで至福~

ビールよりやっぱこっちだなあ。

 

 

ぷにょさんとTさんはパフェ。

このパフェもかなり具沢山で美味しそうだった。。

 

 

 

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綾騎殿&タイルウォーキング?!

2017-08-22 | 純喫茶&リノベカフェなど

本野精吾邸を見学した後、バス停へ向かう途中に立命館大学の前を通りかかった。

特徴のある建物があったので、ちょっと見て行くことに。

 

 

すると、守衛室の建物を覆う布目状のいい感じのタイルを発見。

 

 

奥へ行くと、新旧の建物共に外壁が同じ布目状のタイルで覆われてた。

ぷにょさんが、こっちの建物のタイルは古いんじゃないかな?と、

新しく建て替え?建て増し?された校舎もがんばって同じ布目状のタイルを作って合わせているところ、

なかなか好感が持てる、と・・

 

 

バスに乗り、千本丸太町で下りて、ランチ場所の綾騎殿へ行く途中、続々とタイルに出会った・・

「なみえ荘」のタイルは魅惑的な深紅のタイル。

 

 

 

 

こっちはくすんだグリーンの布目タイル

 

 

この辺りは平安宮内裏跡で、平安時代に天皇や后たちの住まいがあった場所だそう。

築100年の町屋が並ぶ。

この町屋は後で行く山中油店が経営する町屋ゲストハウスになっているのだとか。

 

 

黒いタイルに個性的な面格子の家。

 

 

ふっくら厚みのあるタイル、いいなあ~

 

 

黄土色の結晶が浮かんだタイルも

 

 

こちらは厚めのざらっとした風合いのあるタイル。

 

 

そしてこの日、ランチを予定してた「綾騎殿」へやってきた。

こちらのお店は油の老舗、山中油店が営むショップ&カフェ。

築100年のお米屋さんとして使われていた町屋を化学物質を一切使わず、紅殻、荏油、柿渋を使い

改修したのだそう。

 

 

玄関を入ると奥の喫茶室まで通り庭がはしる。

 

 

ランチに使われてる油は、油店ならではのオリジナル油が日替わりで使われる。

 

 

喫茶室のある空間のそばには昔ながらのおくどさんが。

 

 

そして吹き抜けの空間

 

 

窓からは中庭が見渡せ、落ち着いた雰囲気の喫茶室。

 

 

1日限定10食のレディースランチにしてみた。

スムージー付き、1200円くらいだったか?

揚げ物はさすがにサクサクで、いろんなおかずが乗ってて美味しかった。

 

 

ショップ&カフェから少し行くと山中油店の本店の建物がまた風格があった。

 

 

建物に近寄ってみると、なんと下は池になっていて鯉が泳いでた。

この辺りは出水といって水が湧き出るところだそうで、その井戸水を利用して池がつくられているのだそう。

隣では水車も回ってて、涼し気でいいなあ。

 

 

少し行くと、こちらは酒屋さんの建物。

 

 

ここも布目状のいい色合いのタイルが貼り巡らされていた。

 

 

民家の郵便受け口。

鋳物で作られた郵便受けは細かい装飾も素敵だった。

 

 

面格子とタイル壁。

 

 

タイルとガラスブロックに囲まれた理容院

 

 

こちら側の壁もまた違うタイルが貼られてた。

 

 

理容院のそのお隣は又渋いタイル~!

 

 

飴釉のような濃いい茶色の釉薬の上から吹雪のような白っぽい釉薬が混じりあってる。

 

 

こういう感じは初めてみるような気がするけど、好みのタイプ。

 

 

足元はまたキャラメル色?で変化がつけられてる。

 

 

ここはポストのデザインがかわいい~

 

 

そして、インスタで教えてもらった呉服屋さんの(株)北出工芸

 

 

ここの玄関周りが驚愕のタイル尽くし。

 

 

しかもこのなんとも言えない窯変具合!

 

 

 

 

なんとこの軒下もタイル尽くし

 

 

美しいなあ。

 

 

補修?されたところは色違いのタイルが入れられてた。

 

 

その後、ポルトガルのタイルショップを見に行く途中通りかかった京都府庁。

 

 

 

 

そしてポルトガルタイルのお店、アズレージョピコへやってきた。

ここでしばしアズレージョのお話を聞く。

建築巡り仲間のうちの二人の方が最近ポルトガルへ行っていて、その話をかねがね聞いていたのだけど、相当タイルが凄そうなのだ。

いつか、ポルトガルへ行って現地の生タイルを見たい・・

 

 

更にその後、バスに乗る道すがら、

とある御宅の門から玄関へのアプローチに貼られていたタイル。

 

 

門の前にはあえて?4つに割って貼られたタイルが。

 

 

そしてこちらは平安女学院の外壁に貼られたタイル、

 

 

新しいものだけど、色合いが素敵。

 

 

平安女学院の敷地内にある聖アグネス教会。

明治31年にガ―ディナーにより建てられた教会。

この煉瓦造りの建物の雰囲気に校舎のタイルを合わせてきたのかなあ?

 

 

そして、一度は入りたいと思ってるけど、非公開でなかなか機会のないヴォーリズ設計の大丸ヴィラ。

この後は、最後の目的地先斗町歌舞練場へバスで向かった。

 

ぷにょさんの記事→京都のまちなかタイル見て歩き

 

 

 

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「京の夏の旅」文化財特別公開・本野精吾邸

2017-08-21 | 建築巡り・街歩き【京都】

 

先日、建築友達と特別公開中の本野精吾邸へ行ってきた。

大正13年建築、建築家本野精吾の元自邸で、L字型の中村式鉄筋コンクリートブロックで建てられた

日本最初のモダニズム建築。

 

 

低めの門柱は深い色合いの煉瓦に、モザイクタイルで入れられた表札がかわいい!

 

 

L字型コンクリートブロックがむき出しの外観は合理性が追求され、一見、飾り気がなく質素な雰囲気。

 

 

庭へ続くテラスには煉瓦の縁取りでアクセントがつけられていた。

 

 

玄関ホール

 

 

煉瓦が敷き詰められた玄関は温かみがあっていい感じ。

 

 

玄関に置かれたベンチとコート掛け兼傘立て

 

 

玄関ドアの方にもかわいい呼び鈴がついてた。

 

 

一階の居間へ。

機能性を考え、食堂と居間は一続きになっていて、更に階段を緩やかにするためにも天井が低く抑えられ、

天井の低さは、窓などの開口部を広く取ることによって圧迫感を感じない造りになっているという。

 

 

 

 

部屋の中央には煉瓦造りの暖炉があり、ブドウ模様の火除けグリルなどが取り付けられ、

機能性、合理性の中に、細部にはほっとするようなあたたかみの感じられるデザインが垣間見られる。

 

 

 

 

他にもドアノブや、

 

 

窓の小さな取っ手ひとつにも美しさを感じるこだわりのデザインが

 

 

1階には他にも階段下を利用した小さな暗室もあった。

 

 

本野精吾の三男の方が染色家であり、居間にはその作品も展示されていて

この邸宅の雰囲気にあったモダンな作品だった。

 

 

二階へ上がる階段もコンクリートと木でできていて、傾斜はゆるやか。

 

 

階段の天井からはトップライトの光が差し込み、とても明るい。

 

 

2階の部屋から階段を見たところ。

 

 

2階には二間あり、2階は1階より更に天井は低く、

それに合わせて、窓も腰壁が更に低く取られ、天井の低さをさほど感じさせない造りに。

 

 

庭へ出て、中からでは見れなかった洗面&トイレを窓から。

煉瓦風の床のタイル、緑掛かったタイルが使われてた。

手前のタオルホルダー兼シェルフやソープディッシュなども味わいのあるデザイン。

 

 

こんな大きなやきもののたらい状のものもあって、染色家の三男さんが仕事に使われたものかもしれないとのこと。

 

 

そして、そのそばに枯れ葉に埋もれていたタイルをTさんが発見!

よく見ると素敵なデザインのタイル。

これ1枚だけ?他にもどこかにあるのでは?と探してみたけど、残念ながら他には見当たらなかった。

 

 

更に奥には中村式ブロックで建てられた倉庫のようなものも。

中を覗いてみるとトイレのようだったが・・

 

本野精吾邸、じっくり堪能してきた。

 

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沖縄の旅2017【ネオパークオキナワ】

2017-08-19 | 沖縄の旅2017

名護市役所に立ち寄った後はネオパークオキナワへやってきた。

ここは毎度リピートしてるくらいお気に入りのスポット

 

 

しかも、ほぼ人はいない。

 

 

エサを買って入口を入ると、放し飼いの鳥が群がってくる。

人と動物の距離が近くて、皆放し飼いというなんだかアジア的なゆるい雰囲気が好き。

 

 

普通の動物園ではオリの中にいるような鳥に手渡しでエサをやれるのだ。

 

 

 

 

この鳥たちはじっと立ったまま動かず・・

好みじゃないのか、エサにも見向きもせず

 

 

集団で池を眺めながら立ち尽くすこの鳥たちの姿はかなりシュールだった。

 

 

哀愁の漂う背中・・

結構近寄っても無関心

 

 

 

 

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くちばしが長い鳥

 

 

あひるも

 

 

 

 

ピンクのフラミンゴが優雅に水浴びしていた。

 

 

 

 

 

くじゃくも

 

 

 

 

以前はゾウガメに乗れるコーナーがあったのだけど、

前回行った時には大人は乗れなくなっていて、今回はゾウガメ乗りのコーナー自体がなくなっててちょっと残念。

 

↓ HP見たら、どうもふれあいコーナーにいたみたい;
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