m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

京都を歩く会・光明寺の紅葉&サントリービール工場見学他

2024-11-28 | 季節の花・自然
京都を歩く会、秋バージョンは、大人の社会見学、サントリービール工場と紅葉狩りに西山浄土宗総本山光明寺へ。
まずは、友人が予約してくれていたサントリービール工場へ。


ビール工場見学、他の施設では、子供たちが小さい頃何度か訪れたことがあったが、こちらの工場は初めて。
天然水にこだわったビール造りをされているそう。
仕込み中の釜の中を見せてもらった。


タンクの中で熟成。
一つのタンクには30万リットルという途方もない量の若ビールが熟成中。


パッケージングの機械。


箱詰めされたビールがベルトコンベアで流れていく。


お店でサーブされる用のタンクが積み上がる光景。


70分の見学ツアー、最後の20分はお楽しみの試飲タイム。
まずは、ノーマルなプレミアムモルツを1杯ずつ頂く。
きめ細やかな泡、飲みやすく、甘みを感じた。
普段は、めったにビールは飲まないし、苦い味のイメージがあったけど、
出来立てだからか?とても美味しく感じた。


1杯が飲み終わらないうちに、プレミアムモルツの飲み比べを小さ目のグラスで体験。
たしかに少しづつ違いはあるけど、やはり最初のノーマルなプレミアムモルツがいいかな。
20分でこの量飲むのはちょっと無理があるけど・・美味しくて満足感あった。
(おつまみもひと袋付き)


工場見学の後、小倉山荘でランチ予定で、タクシーで移動したが、
かなり込み合ってたので、順番待ちの間に先に光明寺へやって来た。


門をくぐると石段が続き、上るうちに徐々にもみじが赤くなってきた。




真っ赤に紅葉したもみじ







同じ赤でもさまざま。



黄色い紅葉に葉先が赤くなってる変わり種も。



阿弥陀堂手前には、花手水が。
ふんわりしたやわらかい色味の花々が手水に浮かぶ。
きれい~


ひしゃくが花器の代わりになっていて、これまた可愛い。


更に上を見上げると、花のボールがいくつも吊るされてる~
こんなのも初めてみた!
花手毬?!


かわいい~~





オレンジ色の紅葉もきれいだな。








阿弥陀堂から靴を脱いで上がり、渡り廊下を伝って本堂へ。



渡り廊下には毛氈が敷かれ、廊下の先は折れ、更に続く。



吊灯篭もずらりと整列







勢至堂への石段


勅使門と信楽庭
大小18個の石を用いた枯山水の庭は、左の三つの石は阿弥陀三尊を表し、極楽世界を表現、手前のひとつの石は自分自身で、周囲は煩悩の荒波だそう。
竹は波を表してるのだろうか?



再び境内の紅葉を。





























思ったより広い境内で、見応えあり、色とりどりの紅葉も堪能できた。
京都にしては、観光客が少ないのもよい穴場なお寺だった。


そして、小倉山荘へ。
秋の彩りご飯は、鋳物の鍋で焚き上げられた秋の味覚がふんだんに入った炊き込みご飯で、三つの副菜共々、とても美味しかった。


+300円くらいで、デザートとドリンクもついてるのはお得。
100%温州みかんジュースもとっても美味。

今回も満足度の高い一日だった~
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東京建築&タイル巡り2024②【朝倉彫塑館他】

2024-11-25 | 建築巡り・街歩き【その他】


この日の宿泊は、前回と同じく大宗旅館にしたので、神保町から築地へ向かう。
乗り換えの日比谷駅で遭遇したタイル壁。


ブルーの細かいボーダータイルの間に白いボーダータイルがランダムに入っている。




こちらの壁面は、ブルーより白多め、ゆるいグラデーションも面白い。




改札階には、白いタイルの背景に、
きらきら光るモザイクタイルが2列ずつ入っていた。








大宗旅館、今回は、もぐもぐ建築でも一緒だったりせんさんと偶然一緒。


前回撮り忘れたお風呂の天井。
朝は、女将さんがしていた、鶴のマークが入った昔のJALの客室乗務員用胸当て付きエプロンが可愛くて、そのお話でひとしきり盛り上がる。


朝の大宗旅館。


翌朝、朝倉彫塑館へ行こうと思っていたが、その前に昨日もらったマップで、日本橋の建物を少し巡る。
時計塔のある細長いビルは、光世証券兜町ビル。


1999年建築。
外壁の煉瓦やアイアンの門など、大阪にある光世証券のビルと同じ素材のよう。



外壁の煉瓦はイギリス製だそう。
凹凸のある積み方がされているので、遠目で見ても表面に表情があって良いな。


アイアンの照明カバーもゴシック調で美しい。


展示でも色付きの類似品があったが、ロンデルガラスのステンドグラス。


細い通りに面してる東面は、こんなロンデルガラスの入った丸窓や、ステンドグラスのある窓も見られた。


東面の通用口?もアイアンで装飾された門がついていた。


もう一枚、壁面に同化したような扉。
小さなビルだけど、細かく装飾されていて、大阪のビルと同様おしゃれな雰囲気だった。



この辺りは以前にも歩いたことがあったが、山二証券とフィリップ証券が並ぶ通り。


1935年建築、フィリップ証券


1936年建築、山二証券。


装飾のついた丸窓が二か所に。








1928年建築、日証館。


1930年建築、旧江戸橋倉庫ビル。




朝倉彫塑館へ向かう途中、遭遇したブルーのタイルがきれいなお家。
2階、3階のバルコニーの格子もブルーで統一されていて美しい。





朝倉彫塑館に到着。
朝倉彫塑館は、彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物。
現在の建物は1935年に朝倉氏自ら設計し、建てられたもの。



石の門柱に刻まれた「朝倉彫塑館」の文字。


通常撮影禁止の館内だけど、この日は、特別展が開催中で、
このアトリエ内の決められたポイントからのみ撮影OKになっていた。
アトリエは、天井が高く、天窓や、壁面いっぱいに取られた大きな窓から
光がふんだんに入るように設計されていて、明るく開放感があった。


こちらのアトリエでは、制作の他、門下生の育成も行われていたため、広々。


天井のアールに沿って入れられた天窓。



天井からいくつかぶら下がっていた照明は、同じデザインで統一されていた。






この日は、朝倉文夫の猫作品ばかりを集めた特別展が行われていて、
様々なポーズをとる猫たちが集合。とってもリアルだった。


3階の朝陽の間は、最も格式の高い間。
こちらには、触れる猫のブロンズ彫刻も。





朝陽の間からは、テラスに出ることができた。
階段、テラスの床はクリンカータイル貼り、壁面は、スクラッチタイルが貼られてる。


豚の顔の付く壁泉風のコーナーもあった。
内側には、パステル調のタイルが。


豚の顔は、青銅製のよう。
口に筒のようなものが通ってるようだったので、
設置された当初は、口から水が流れ出てたんだろうか?
今は水は枯れていた。


更に階段を上って、



やってきた屋上庭園。
植物を育てる園芸実習の場となっていたという。


門を入って左手には、こんな東屋もあった。


網代天井が風流。


ノミ跡の残る木材が貼られた腰壁にベンチがついていて、床は、大小の石が敷き詰められた凝った東屋だった。



駅に戻る途中に通りかかったインド料理店。
ちょうどお昼時だったので、ここでランチすることに。


入口からなんだかすごかったが、内装もコテコテのインド風。




こちらの席に。


チャイとカレーとナンを頼んだら、なぜだかチャイが先に出てきた。


カレーは、じゃがいもとカリフラワーのカレー、アルゴビを。
美味しかった~



そして場所を移動して、


これは、更にサービスだと、ポットの紅茶が出てきた。
料理を頼んだ人にたっぷりのポットサービスで紅茶を出してるみたい。
美味しかったけど、そんなに何杯も飲めず、、なんとか2杯飲んで
お客さんも混んできたので退散。


その後周辺散策中に、お手洗いを借りたお寺の手洗い場が、モザイクタイル貼りだった。





モールディングタイルも。

つづく・・

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東京建築&タイル巡り2024②【学士会館他】

2024-11-25 | 建築巡り・街歩き【その他】
清泉女子大学の島津公爵邸を後にし、日本橋高島屋資料館で開催中の「装飾をひもとく 日本橋の建築・再発見」の展示へ向かうことに。
乗り換えで、東京メトロ浅草線五反田駅で、素敵な陶板に遭遇。


抽象画だろうか?大き目の陶板とモザイクでできた壁画。


陶板の質感がそれぞれ違っていて楽しい。


モザイクは石が使われてるようだ。


鮮やかで透明感のある釉薬もいいな。


そして日本橋高島屋史料館へ。


丸石ビルディングのライオンだろうか?


展示物は、ほぼほぼ撮影禁止。
こちらは、光世証券のステンドグラスで使われてるロンデルガラスの色の入ったもの。

「日本橋の建築・再発見!マップ」なるものをもらったので、回ってみよう。
裏面は、日本橋高島屋の装飾スタンプラリー。
いくつか回ってみた。



そして、学士会館へやって来た。
現在の建物は1928年に建てられたもの。
会の前に、少し見学をさせて頂けた。
これまで、1階のレストランを利用したことが何度かあったが、
宿泊したことはなかったので、上階に立ち入ったことはなく、うれしい。


3階、神前式用の会場。


3階、320号室は100名用の会場









シャンデリアは当時のもののよう。




320号室のロビー




何か所かで使われてたこちらの照明のデザインもいいな。


レトロな消火栓置き場の扉。



3階から2階への階段。
腰壁はタイル貼り。
日の出てる時間だったら、ステンドグラスがもっときれいだろう。







2階210号室は、300名まで利用可能なバンケットルーム。


埋め込み式の照明や梁が特徴的。


黒大理石とグレーがかった渋い色味のステンドグラスがクールなマントルピース。


部屋の後方の小さなバルコニー


扉に入ったステンドグラス。




柱に沿って入る真鍮飾りが素敵なアクセントになっていた。



1階のロビー。


フロント








1階廊下には、モザイクタイル貼りのマントルピースが置かれてる。



1階談話室。


お手洗い前のステンドグラスのスクリーン


フロントと反対側の階段。
唐草模様の彫刻が入った重厚感ある親柱。



所々擦り切れてるが、この辺りの床の布目タイルにもうっとり。



大理石に真鍮の飾りがついてるのも良いな。


そして地下へ。
扉の窓を囲むレリーフタイル
角にボタンのように入れられた花が愛らしい。


地下への階段壁は、スクラッチタイル貼り。


このタイルパラダイスは、うれしいな。




床には、タイヤの跡のような模様が入ったタイル


地下にあった、柱?根元が裾広がりに六段も重なっていた。


こちらも・・
なんの為なのか?!単なる飾り?聞き忘れた。


この扉の向こうは、元々は食堂だったそう。


201号室、こちらは、学士会館の中でも最も建設当時の姿が残っているというメインバンケットルーム。


天井も高く、木製の壁面もシックで格調の高さが伺われる。


2種類の豪華なシャンデリアが下がっていた。




入口のアーチ。
格天井の中にお花のレリーフ。

学士会館、閉館前に貴重な見学の機会、少しでも写真に残すことができてよかった。


そして「もぐもぐ建築」のはじまり。
顔見知りの方、お名前だけ存じてる方、ほぼほぼ存じ上げない方
30数名の方々と立食形式で。
途中、30秒の自己紹介コーナーも経て、あっという間の2時間だった。
美味しくきれいなお料理もたくさんあったのだけど、
なぜだか撮るのを失念;


販売できる冊子の持ち込みOKとのことだったので、
私もメトロリスボンとドアの写真集を。
ドアの写真集、押し付けてしまった方々すみません・・
この後、2次会も楽しませて頂き、この日の宿へ。
素敵な機会を頂きありがとうございました。


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東京建築&タイル巡り2024②【グランドプリンスホテル新高輪&旧島津忠重公爵邸】

2024-11-18 | 建築巡り・街歩き【その他】
フレンズセンターの公開日を間違え、その後は、同じく文化財ウィーク公開物件の清泉女子大学にある旧島津忠重公爵邸へ向かった。
同じ最寄り駅にグランドプリンスホテル新高輪があったので、立ち寄り、見学していくことに。


グランドプリンスホテル新高輪は、1982年村野藤吾設計により建築。
裏門らしきところから入ると、半円形に張り出すバルコニーが整列する客室棟が見えてきた。
建物の裾がスカートのように広がってる。



こちらの面は、ややコンパクトなバルコニーが各階について一直線に並んでる。



壁面は白いタイル貼り、バルコニーもレースのようなデザイン。


建物の裾部分はモザイクタイル貼りになっていた。



レースのようなデザインの大小の円形のバルコニーが華やかでかわいい。





正面玄関へ回る途中にあった扉は、アイアンで梅の木のようなデザインの面格子がはまってる。


かわいいデザインだなあ。


正面玄関へ。
建物を囲むように半円に張り出したバルコニーが続いている。




整列する客室棟のバルコニーが圧巻。


見上げた時に目に入るバルコニーの裏面にも、可愛い装飾が。



建物のコーナー部分にも円形のバルコニーが設けられていて、やわらかな印象に。


閉鎖されてたが、外から2階へ直接上がれる階段の手摺にも、
バルコニーに繰り返し使われていたレース風のデザインが使われてる。




正面玄関前にあるのは換気塔。こちらも裾広がりなデザイン。


宴会場などのある棟、国際館パミールの玄関入口


入口のスタンド照明。


吹き抜けのホールはあたたかみのある色合いの大理石が使われ、広々とした空間が広がっていた。


照明は松ぼっくりを開いたような形。


真下から見上げると、花びらが何重にも重なった様子が美しい。




テーブルの脚のラインがいいな。
家具も村野藤吾だろうか?


エレベーターホールの扉は、梅の花のような模様が入っていて、


花びらは、あこや貝が使用されている。
近づくと、きらきらと光沢があり、きれい。
今回、見ることはできなかったが、宴会場「飛天」は、あこや貝が天井にふんだんに散りばめられているそう。


宴会場前のスペースの天井。





2階窓の取り方もおもしろい。


一部のコーナーがアールなところも。


今は使ってなさそうだったが、調理スペースとカウンターがついたコーナーの壁面には、小花模様が描かれたタイルがびっしり貼られてた。


そのタイルは、波型で、1枚1枚立体感のあるものだった。



新館との連絡通路も、村野藤吾っぽいデザイン。


小さな開口部には、ガラスブロックがはまっている。




新館は日本現代工芸の粋が詰まったような?装飾が見られた。


組子細工なのか?立体感のある細工の入ったスクリーンが存在感を放ってた。


フロントも同じく。


照明なども和モダンなデザインがおしゃれ。






庭園には、村野藤吾設計の茶室も。





グランドプリンスホテル新高輪を後にし、清泉女子大学の島津忠重公爵邸へ。建物は、1917年ジョサイア・コンドル設計により建築。
現在は、学生たちの学びの場として使用されている。




玄関扉のステンドグラス。


建物内から見た玄関のステンドグラス。



階段ホール。















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東京タイル&建築巡り2024②【新宿駅西口のタイル&陶板のパブリックアート&戸栗美術館他】

2024-11-16 | 建築巡り・街歩き【その他】

先日は、今年で営業終了し、休館に入るという学士会館でのオフ会(宴会場での食事会)「もぐもぐ建築」にお声をかけて頂き、東京へやって来た。
もぐもぐ建築が始まる夕方までの間の建物巡り。


夜行バスで新宿駅に着いたので、西口のタイルを見に行く。


やきものの風合いがたっぷりで、
紅志野や鼠志野のようにぽってりとした釉薬のかかったタイルたち


単に壁面を覆う建材というより、
もはやタイルという次元を超え、一枚一枚が美術品のよう。


タイル鑑賞は、やきもの鑑賞。


いまではもうこんなタイルをこれほどの量、大量生産することは不可能だろうなあ。


再開発され、どれほどのタイルたちが失われてしまうんだろう?!


できる限り残して欲しい・・



この壁面は、新旧のタイルの境目が見える。


こちら、手摺の笠木的なところにも、大きなたっぷりとした厚みのある
タイルが贅沢に使われている。



アール部分も滑らかに弧を描く役物タイルが。


神保町駅のホームは、本をイメージしたかのようなタイルが貼られてる。


様々な幅のタイルは、本棚に立てられた本のよう。


とりあえず学士会館へ荷物を置きにやってきた。
宿泊はしないが、宴会場利用ということで預かってもらえた。




そこからまず渋谷の戸栗美術館へ向かうことに。
渋谷駅で見つけた犬のレリーフがいっぱいだった陶板。


ハチ公に家族がいたら?というコンセプトで造られたハチ公ファミリーを描いたもののよう。


犬の陶板の背景には、正方形のレリーフタイルが型押し陶板に埋め込まれてる。


サインが入っていた。原案は画家、北原龍太郎。


もうひとつ、銀座線渋谷駅構内にある陶板「Bright Time」原画 天津恵
とてもカラフルで鮮やかな陶板。


全体を見渡すというより、ついついタイルとして、一枚一枚を見てしまう。












駅から戸栗美術館へ向かう途中に出くわしたビル。
梵寿綱味が漂う。


壁面にはぶどうの蔓のようなものが細やかなレリーフで造られていた。





1階入口天井には、ぶどうの他様々な果実や鳥などが見える。
右手にはビル名の「Romanee80」とステンドグラスも。




設計は、羽深隆雄。
梵寿綱の弟子の作品のようだった。


そして戸栗美術館へやって来た。
年を取ったからか?若い頃、夢中になったものや訪れた場所へあらためて再訪したいと思うことが度々あり、
戸栗美術館も30年以上前、やきものの美術館巡りに精を出してた頃、
ここで初めて出会った鍋島焼のデザインの面白さに感動し、
その後鍋島焼の窯元、伊万里の大川内山へまで訪れるというくらいに
興味を持ったことがあった。
ここで再び、久しぶりに鍋島焼を大量に浴びたい・・とやって来たのだが、
企画展のみで、鍋島焼の展示は数点のみだった。
常設で鍋島焼の展示がある美術館だとばかり思ってた・・


ドアノブは有田焼。


ゆったりした休憩コーナー



2階の展示室への階段。


階段周りのタイル。


写真撮影は、決められた数点のみ可。


今回の企画展の、人間模様が描かれた器たちが集合。
鶴に乗った寿老人が妙にかわいい鉢。


南蛮人と南蛮船が描かれたきらびやかな蓋付碗。


トイレのサインも男女色違いのお花が描かれた有田焼。








美術館から駅へ向かう途中に出会ったタイル。
亀甲型で、色合いが美しいタイルだった。


火鍋専門店の建物がモザイクタイル尽くし。






その後、東京文化財ウィークの公開物件であるヴォーリズ建築のフレンズセンターへ訪れるも、入口から不穏な雰囲気・・


なんと、公開日は翌日で一日間違えてた~~
(翌日リベンジは果たす)

続く・・
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自転車で2年ぶりの琵琶湖一周

2024-11-15 | ロードバイク

夏から秋にかけて、2つの個展や、その準備やらでばたばたしていて
今年は、ほぼほぼ自転車に乗る時間がなく・・気づいたらもう秋が終わろうとしていることに、危機感を感じ?!
これは、ロングライドへ行けば、てっとり早く秋を感じられると共に、増加していた体重を一気に減らすことができるのでは?と久々の琵琶湖一周を決行することに。


なんかいろいろ忘れ物して取りに帰ったりで、出発地点のピエリ守山を出たのは9時を回っていた。
しかし、天気は最高で、水辺のある湖沿いを走るのは快適!


今年は好きなコスモスも見に行けてなかったけど、まだ咲いてるコスモス畑にも遭遇。
でもゆっくりはしていられない・・木之元で11時半にランチの予約をしているのだ。
近江八幡を越え、彦根を越え、長浜を越え・・
特に寄り道もしてないのに、なんか、漕いでも漕いでも着かない~~向かい風か?!
時間も間に合わなさそう・・スタートが遅かったのも思ったよりひびいてる。




途中で、遅れそうと連絡し、12時を回って「book cafeすくらむ」へようやく到着・・
毎月第二土日のみ営業してるカフェのようで、たまたま今回第二だったので
予約していたのだった。



クラウドファンディングで資金調達を行い、築100年の古民家を改装してできたお店のようだ。
広間の本棚には、本がぎっしり。湖北のお菓子の本をパラパラと・・


前菜が運ばれてきた。
湖北のおかずプレート。


メインは、シュウマイと野菜のせいろ蒸しとチキンのトマト煮込みから選ぶ。
二つ選んでシェアした。
郷土料理の打ち豆汁もついていて、体にやさしく、おいしいランチだった。
手作りのクッキーなども購入し、お店を後にする。


食後には今回は、つるやパンの方面へは行かず、JA木ノ本駅のすぐそばにある江北図書館へやってきた。
1902年に創設された滋賀最古の私設図書館で、現在の建物は、1937年の郡庁舎を転用したものだそう。
創設から120年以上もの間、地域の人々によって運営されてきたという。


1階は、廊下にも部屋にも本がぎっしり。




ガラスは、ほとんど結霜ガラスだった。


2階は畳敷きの大広間で、天井は格天井に。





奥の扉の縁取り


窓の連続するアーチ。

ここは木之本で、まだ66kmほどしか来ていないので1/3超えたところ。
ゆっくりもしていられない・・



坂道を上がり、賤ケ岳トンネルを潜り抜け・・


トンネルを抜けた辺りが一番高いところかなあ。


昔話に出てきそうな古民家があって、ピーナッツ煎餅を売っているお店だったので、ちょっと立ち寄る。
建物は、築200年になるそう。


ピーナッツ煎餅のお店の、「みつとし本舗」は50年前から営業されてるそうだ。


箱買いできないので、いくつか袋買い。
ピーナッツ柄のお皿(お金授受用)がかわいい。



湖北の海津辺りが最も景色もよくて、度々止まりたくなるが、
時間もないので、景色を楽しみながら自転車を走らせる。


前回のビワイチ時にも通って閉まってたカフェがこの日は開いていたので、
せっかくなので休憩と補給を兼ねて立ち寄る。


元海産物の倉庫だったという築200年の建物が改装されて、アンティークショップ兼カフェに。
波風を防ぐ為に用いられていた石積みが見られる。


海津は、古くから港として使われてきた土地で、
江戸時代にも宿場町、港町として繁栄していたという。
お店の方が見せてくれた、お店がまだ倉庫として使われていた時代の写真。
店内には、アンティークの陶器やガラス、小物などがたくさんあり、
建物の造りも興味深かったが、店内撮影禁止。


カフェからの眺めは絶景。



静かな湖、釣り人が一人。


マンゴージュースとケーキのセット。
この時点で、3時半ごろだったのだが、2/3は来ていて、
後60km程度と思っていたので、ちょっとゆっくりしてしまった・・
この後、地獄を見る羽目に・・


その後の60kmがなかなか終わらない~~
白髭神社の鳥居は、なんとか日の出てるうちに拝めたが、この後、急激に日が暮れていき、暗闇の中自転車を走らせる羽目に。
夜用のライトじゃないので、かなり暗い。
しかも最後のあたりは、道が車道じゃなく、暗くて結構ややこしい道の連続なのでスピードも出せず。
最も暗い道を通っていた時、同じくビワイチ中の団体と合流して、偶然にも奇跡的に後ろから光を照らしてもらえる状況になり・・
なんとか最暗地帯?をクリア。その後、道を間違えるというアクシデントも勃発したが、命からがらゴールのピエリ守山に到着~~

疲れた・・今回、二度目ということもあり、あまり緊張感が
なかった為、スタートも遅かったこと(前回の約2時間遅れ)、しばらく自転車をまともに乗ってなかったのに
いきなりビワイチをするという計画の無謀性、11月にもなると、前回の5月よりは、日の入りが早いことに気づいてなかった、などなど反省点がいろいろ。
しかも、更に翌日京都モダン建築祭でさんざん歩き回った後、体重を測ったらビワイチ前から1キロも減ってなかったことにも、絶望~
あんなにしんどかったのに、一体どうなってんの?!

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ベルギー&フィンランドの旅2024【ヘルシンキの地下鉄その二】

2024-11-06 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

ベルギーとフィンランドの旅のきろく、まだ終わってなかった・・
とにかくやり遂げなければ・・

ヘルシンキ二日目夜、10時半くらいまでは、外は明るいのでついつい外歩きしてしまいがちだけど、この日は外歩きはそこそこに地下へ潜り、地下鉄巡りをすることに。


オレンジベースに赤やライトグリーンがカラフルな色彩の駅。
素材はパンチングメタルのよう。


向かいは、ライトグリーンがベース。




細かく穴の開いた鉄板をつなぎ合わせた壁面



七宝繋ぎ文様型の透かしカットも。


エスカレーターへ向かう通路もカラフル。





扉もグリーンで統一されてる。


こちらの駅の天井は、紙に切れ目を入れて、開いた時に立体になる
あの状態(どの?!)によく似た感じのデザイン。


もちろん素材は、紙ではなく、こちらもパンチングメタル。


この装飾の間から照明が見える。


そしてエスカレーターに沿ってマルチカラーな壁面。
カラフルながら落ち着いた配色で、フィンランドらしい感じがする。


通路の壁面は、ダークな色味に。


次の駅は、切り絵風。


ベースのグラデーションのある壁面の上に、切り絵のような模様が重なる。
デザインは、主に植物文様のようだった。



向かいの壁面は、まるでオーロラのよう。
カーテンのようなひだがブルーの照明の中に浮かび上がる。






木の根のようなひび割れ模様が、壁面いっぱいに広がる駅。


メタリックな赤紫色。






お次の駅は、シンプルな照明が天井全体に散りばめられているのだけど、
天井全体が波打つように動きがあって、まるで星空に包まれたような感覚を覚える駅。


シンプルだけど、素敵な演出だなあ。


横からみたところ。


更にエスカレーターへと続く通路。
少し控え目な照明と落ち着いた色調の壁面。




そしてエスカレーターに乗ると、天井は、夜空に浮かぶ星座のような演出が。



美しい~
やはりこの駅は、星がテーマだったんだなあ。






次の駅、こちらはまた雰囲気がガラッと変わって、天井のダークブルーのカラーが美しく、天井へ向かって、まるで氷をイメージするような壁面が現れる。




シルバーカラーの壁面は、ゆらゆらとゆらめいていて、クール。






床面は、きれいなブルーとイエローでアクセントがつけられている。
ヨーロッパへ来るといつも思ってしまうけど、
一つの色にも多種類の色味があって、その場に最適な色が選ばれていて
色使いのセンスの良さを感じる。
こちらも天井の濃紺に対して、鮮やか目なブルーに目が惹かれる。




ホームの中央にも、一本のブルーのラインが入る。


エスカレーターを上ると、天井面は、ホーム階でも使われていた
揺らめく氷のような天井に。


氷山のようでもあり、透明感があってとても素敵だ。


こちらの壁面も面白い素材が使われていた。


金属製の鎖がつながっているようなイメージ。









そして、終点の駅だったかな?!
ホームに降り立ち、あまりの美しさに呆然とした。



天井から降り注ぐ無数の光は、線香花火を思わせる形状。
地下鉄巡りのクライマックスにふさわしい駅と思えた。









エレベーターから改札階への天井は、大小無数のドット模様が描かれている。




最初は、穴かな?と思ったが、こんな感じで、白地に黒いドット模様が入ってるようだった。






最後にヘルシンキの地下鉄のトイレ。
ベルギーでは、地下鉄にはまずトイレはなく、
町中でもめったに見かけることなく、あったとしても有料と、トイレ事情はかなり厳しいものだったが、



ヘルシンキに来て、まず地下鉄駅にトイレがあることがすばらしいと思ったし、トイレのデザインもメタリックで、清潔感があっておしゃれ。



手洗いシンクは、エアータオルまで付いた一体型で機能的にも良い感じ。
もちろん日本のようにウォッシュレットまではついてないけど。


これにてヘルシンキの地下鉄巡りは終了。
各駅、シンプルな素材、シンプルな照明ながら、
アイディアがすばらしいのか、あっと驚かされ、感動させられることがしばしばあった。
それほどコストをかけずとも、アイディア次第で素敵なデザインというものは生み出すことができるのだなあと、ヘルシンキの地下鉄巡りで感じることができた。





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東京建築&タイル巡り【大宗旅館&たばこと塩の博物館他】

2024-11-01 | 建築巡り・街歩き【その他】
茶嘉葉さんでの在廊、後半の1日目の最終は、埼玉から友人夫妻が来てくれて
食事を共にした。
久々に会えて、積る話もあり、いろいろと盛り上がって楽しかった。
遠く離れていても、いつも応援してくれる友人がいてくれるのは有難い限り。


前半の在廊時は、近くの旅館西郊本館に宿泊したが、今回は築地の大宗旅館にしてみた。
写真は、翌朝撮ったものだけど、高層ビルの間で健気に建つ木造二階建ての建物は、昭和5年建築、築90年以上になる建物。


遅くなりました~とチェックインすると、女将さんに迎えて頂けた。
お部屋に案内して頂き、ひとしきりお話を。






襖を開けると、広縁には、テーブルセットもある。


欄間の細工など細部もいろいろ凝ったお部屋だった。


お風呂は共同。
そしてお風呂床には懐かしい玉石タイルが敷かれてる。


洗面所のシンクの丸モザイクタイルは、さわやかなミントグリーン。


手洗い場の壁についてる照明は、隣のトイレと共通。


翌朝、チェックアウト後、立ち寄った築地本願寺。


築地本願寺の伊東忠太の動物たちに挨拶していこう。





カラフルな色大理石のモザイクも。







最も会いたかったのは口から階段を吐いてる怪物。



横顔も力強い。



築地駅には、勝鬨橋を描いたこんなモザイク画があった。



その後、前日に来て頂いた大福書林の瀧さんに教えてもらった日本橋のビルを見に行く。


ブルーの濃淡のあるタイルが美しい。


小口タイルは、横じゃなく、縦に貼られてるのも珍しい。
丸窓のタイルの縁取りもいいなあ。



すぐそばにあった白いタイル貼りのビルは、2階が角丸な窓で
最上階のベランダからはグリーンが見える。


粗目の土を使ったタイルの風合いもいいなあ。


そして最寄りの駅、馬喰横山駅へ。
ここにも面白いタイル壁があった。


モザイク画は、この辺りを走っていたという馬車鉄道が描かれている。


タイルに寄って見ると、モザイクタイルには大小のドット模様が描かれていた。ドットだけでなく、塗りつぶされた四角も。



大江戸線の月島駅には、こんなお月さまが。


お月さまは、大きな丼鉢のような陶製。


そして、こちらも教えてもらってた清州寮へ。
昭和8年に建てられたレトロな現役の集合住宅。


エントランスには、カラフルな無釉モザイクタイルが敷き詰められ、
壁面には筋目の型押しタイル。








照明や看板もいいな。


この額に入ったモザイクタイル。
これは、何のためのコーナーだろうか?!


そして、最終的に、この日行きたかった「たばこと塩の博物館」へ。
地下鉄の押上駅というスカイツリーのある駅に降り立つ。
そういえば、スカイツリー、初めて見た。


各階、タイルの貼られたビル。








たばこと塩の博物館では、企画展「嗅ぎたばこ入れ」が開催中。
嗅ぎたばこといえば、中国の鼻煙壺、東洋陶磁美術館の沖正一郎コレクションが思い浮かぶが、こちらの展示では、中国はもちろん、ヨーロッパ各国、モンゴルやチベットまで世界の嗅ぎたばこ入れの展示が楽しめた。


フランスの嗅ぎたばこ入れ。
金にエナメル仕上げがされていて、中央には風景画が描かれている。
ピルケースのようで、豪華で可愛い。




ドイツ製。



ここから中国の鼻煙壺。
飴色の琥珀が美しい。





琺瑯製。




白い気泡入りのガラスにグリーンと白のかぶせガラス、ピンクのガラスの蓋との組み合わせも最高。








石鹸石という石に、リスと木の実を浮彫。
可愛い~



整然と並ぶトウモロコシがシュールなデザイン。


中洋折衷のクラシックな雰囲気が素敵だった鼻煙壺




瓶の口から曲がった筆を差し込んで内側から逆さに描く
内画鼻煙壺も素敵だった。


ゆるふわ猫が何匹も描かれてて、うっとり。


こちらはパンダが大量。


象牙の緻密な細工。


陶製で、鹿が描かれている。


こちらも象牙で、立体感と細かさが半端なく緻密なもの。


こちらは木製。

さまざまな素材で作られた鼻煙壺たちは、小さな容器に凝縮された細工がすばらしくて、見入ってしまった。


この後は、常設展示へ。
常設展示も、たばこにまつわる道具たちの展示。





昔のタバコ屋さんの再現も。


マーブル模様のモザイクタイルまで再現されてる。



可愛い灰皿。


このくまの灰皿も好き。





ここからは在廊後・・
赤羽橋駅に降り立つ。
ガラスブロックの背景がおしゃれなホーム。



モザイクタイルがびっしり貼られた壁面が波打つ


モザイクのグリーンに合わせて、扉も緑。




ガラスモザイクのようだった。




エスカレーター付近は、このライトグリーンのモザイク。


他にも、青や



紫&ピンクも。



カラフルで、タイル的にも見応えのある赤羽橋駅だった。




コメント
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