ヘルシンキ最終日は、午後一で空港へ向かわねばならなかったため
午前中に、アアルト大学(旧ヘルシンキ工科大学)へ行くことに。
アアルト駅に降り立つと、コンクリートと銅板のコンビがかっこいい空間が広がっていた。
アアルト大学は、建築家、デザイナーでもあるアルヴァ・アアルト設計により、1958年に建築された旧ヘルシンキ工科大学のメインキャンパスを元に三つの大学が合併し、2010年に設立された。
煉瓦の外観に統一されたキャンパス。こちらは本館
入口の扉と一体となった照明。
本館入口のドアノブ、アカデミア書店と同じデザインだなあ。
本館ロビー。
かまぼこ状のタイルが貼られた柱
階段周りには、真鍮の手すりに木製のスクリーン、壁面には黒いタイルが貼られている。
講堂。
講堂内は、思ったより明るく、
梁と梁の間に?天窓が設けられているようだった。
横から見た時に、壁から天井へとつながる3本の梁?の曲線のラインも美しい。
木材を細かく裂いて曲げ、貼り合わせたような?!オブジェ
木目の層がきれいで、木の国フィンランドらしい装飾だなあ。
講堂を囲む壁面は、学生の作品が展示されているようだった。
慌ててたのか?図書館を見るのを失念;
建築&デザインを学ぶ大学なだけあり、あちこちに置かれた家具のあるスペースがおしゃれで、スペース毎に違ったデザインの家具が置かれているので楽しく、見入ってしまう。
色彩も絶妙。
赤にオレンジもきれいだな。
食堂は、椅子の色が数種類あって並べるとカラフルで素敵。
シックでシンプルなテーブルセットに、ガラスのシェードの形が面白い温かみのある照明のデザイン。
違った色のシェードを並べるのもおしゃれ。
色味の違う木材を合わせたベンチ。
アアルトデザインのアルテックチェアもあった。
一通り見学して、アアルト大学を後にした。
ショッピングモールの中の、ちょっとしたインテリアもおしゃれ。
深緑の長いソファに、様々な形のガラスシェードのペンダント照明がぶら下がる。
蜘蛛の巣のようなシャンデリア。
休憩スペースにある椅子もデザインがそれぞれ違って楽しい。
カジュアルな真っ赤な椅子に大理石のテーブルも良いな。
同じ椅子に、こちらは木製の天板のテーブル。
カラフルなテーブルに、シックな茶色の椅子。
ウィンドウを見て、気になっていたお店、この日は営業日だったので最後にやって来た。
様々な建築資材を取り扱っているお店のようで、
ショーウィンドウからセメントタイルが見えていた。
お店の中は、装飾的な資材が充実。
排水溝などの金物のグリルもいろんなデザインが。
クラシックなデザインの暖房器具。
今でもこのようなデザインのものがつくられているんだな。
タイル貼りのカウンターに、ペンダント照明、エイジング加工されたような壁紙など、お店自体もショールームに。
そして色とりどりのセメントタイルがたくさん。
尋ねてみると、イタリア製のもののようだった。
セメントタイルから、他の装飾的な素材まで、様々な選択肢があるのは良いなあ。
セメントタイルを断面から。
色のセメントが入っているのは、上から数ミリ程度のようだ。
一見モザイクタイル風にラインの入ったセメントタイル。
大きなサイズのタイル。
壁紙も、ウィリアム・モリスなど、クラシカルで素敵なものが
たくさんあった。
最後に気になってたお店を見れてよかった。
この後は、ホテルへ戻りチェックアウト。
空港へ向かう前、最後のお昼ご飯に寿司ビュッフェへ。
サーモン食べ収めだ~~と、思う存分食べた。
寿司にぎり機が大活躍。
出てきたシャリにネタを乗せ、バーナーで炙る店員。
ベルギーとフィンランド、全く雰囲気の違う2国を1週間で
自分なりに味わい尽くすことができて満足感いっぱいで帰途についた。
タイルや建物、未だ見ぬ自分の好きなものを探して見つける旅、
自分にとって、非日常の異文化体験はいつも刺激的で、今回も海外旅行ならではの醍醐味が味わえた。
こんなに楽しいことってある?!と常に感じながらの旅だった。
今年中に旅の記録が完結できてよかった。。