m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

信州秋の旅2014【岡谷の町歩き】

2014-12-22 | 信州秋の旅2014


旧林家住宅を見学した後は腹ごしらえに岡谷の名物、うなぎを食べようと小松屋へ向かった。
ここは旧林家でもお墨付きをもらってやってきたお店。
お手頃価格で美味しいうなぎが食べれる。





腹ごしらえも済んで、最後に岡谷の町を歩いて回ることに。





大正3年竣工の丸山タンク。





製糸業には良質の水が豊富に必要であったことから、天竜川からくみ上げた水を
製糸業地帯へ給水を可能にした。





昭和6年設立の翠川病院





製糸業の遺産である明治時代に建てられた繭倉庫。
現在は卸業の株式会社金上が譲り受け、改修し、倉庫として使用している。






神渡酒造





旧山一林組製糸事務所・守衛所
大正10年建築
事務所内には、欅の玄関カウンターやリノリウムの床などが残されているそう。

現在は絹工房として、絹織物研修・制作に利用されているそうだけれど、この日は定休日だったようで
中には入れなかった。





門を入って右手の守衛所も事務所と共に登録有形文化財。





割烹、寿々喜亭





昭和3年築、岡谷聖バルナバ教会。





科学模型サスキチ





よく見るとチップタイルで外壁の模様が作られていた。






レトロなパチンコ屋さん柳月。

















昭和11年建築、旧岡谷市役所庁舎。
現在は消防庁舎として使用されている。





中を見せて頂けないかとダメ元で尋ねてみると、快く了承して頂け、内部も案内して頂くことができた。









もう少ししたら消防庁舎もここから移転するとのお話だった。

















2階には普段、消防隊員の方々が訓練に使う体育館のような部屋もあった。


岡谷でもチェックしていた建物をほぼ全て網羅し、お腹いっぱいになって帰途に着いたのだった。
楽しく、充実した三日間をありがとうございました。



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信州秋の旅2014【岡谷・旧林家住宅】

2014-12-19 | 信州秋の旅2014


3日目後半は岡谷の方へやって来た。
ここではまず、重要文化財の旧林家住宅へ訪れた。
文化の日だったので入館料が無料になって、ラッキ~

旧林家住宅は岡谷の製糸産業の発展に中心的に活躍した林国蔵の旧宅で、
明治30年代に建てられたという主屋と離れ、茶室、洋館からなる





主屋は選び抜かれた木材が用いられ、欄間や床の間には細やかな彫刻が見られる。













廊下の欄間にはこんなクモの巣を模したデザインがおもしろい。





離れの2階座敷は幻の金唐革紙と呼ばれる壁紙が天井、壁、襖に貼り巡らされ圧巻。
金唐紙は一般的には洋室に使われるもので、和室に使用されているのはここだけだそうで、
独特な雰囲気が漂うお部屋だった。





照明に照らされ浮かび上がる天井の金唐革紙





和室なのに洋式の上げ下げ窓が珍しい





船底天井の渡り廊下





照明も一つ一つデザインが違っている





唐破風のついた立派な仏壇も





絵入り砂すりガラスといわれるもの










こちらは迎賓館として使われたという離れの洋館。









玄関ホールの天井も金唐紙


























































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信州秋の旅2014【蓼科の近代建築他】

2014-12-02 | 信州秋の旅2014


最終日の朝は蓼科、茅野の建築を数軒見てから昨日の上諏訪で見残した建築を巡り、そして岡谷へ向かった。
最初にやってきたのは「銀のポスト」
昭和12年建築の旧蓼科郵便局で現在、喫茶店になっている。





赤い腰折れ屋根がかわいい。
お座敷風のお部屋もあるようだ。





朝早かったからかお店は閉まっていたけど、ぽかぽか日当たりのいい縁側のような空間が居心地よさそうな喫茶店だった。





次に訪れたのは無藝荘。
昭和30年頃から小津安二郎が別荘として利用していた茅葺屋根の建物。

















そして旧渡辺千秋伯爵邸へ。
明治38年に建築、もともと高輪にあったものをトヨタが移築し、現在、トヨタの迎賓館、トヨタ蓼科記念館となっている。
ハーフティンバーの外観がとても美しい。





ちょうど管理人の方が掃除を外回りの掃除をされていて、いろいろとお話を聞くことができた。
通常は見学不可だが、申込すると内部も見学することもできるのだとか。
うーん、見てみたい・・





望遠で撮ったステンドグラス
湖に白鳥のデザインがかすかに見られる。
日本で最も古いステンドグラスの一つだと管理人さんが言われていた。
光りが差し込んだところを見てみたいものだ。





この後は蓼科湖ですばらしい紅葉を見て、撮影し、茅野へ。
昭和8年に造られた茅野駅にあるラチストラス橋。





茅野市は寒天の製造が盛んだそうで、寒天蔵が多く残っている。
もともと養蚕業が栄えていた頃は繭蔵だった蔵を転用したものだそう。









茅野から岡谷へ行く途中、上諏訪に立ち寄り、前日見切れなかったものを見て行くことに。
蔦に絡まれた上諏訪病院。大正8年開院。





玄関ホールを少し覗かせてもらうと、手動式のエレベーターが残されてた。





すぐ近くの青木産婦人科医院は大正11年建築





こちらも木々が邪魔をして建物がよく見えず





そして最後にやってきた大手見番。
大手見番とはかつては、料亭やホテルの依頼などで芸者衆の手配などをするところで、
最盛期の昭和3,40年代には約300人の芸者がいたが現在は数人となっているそう。
現在、建物は芸者の育成を目的とした諏訪大手見番芸妓学校として使用されている。





ハーフティンバーの洋風の外観、以前は歯医者さんだったとか。
この後は岡谷へ向かった。

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信州秋の旅2014【上田の町歩き】

2014-11-28 | 信州秋の旅2014


信州大学繊維学部を見学した後は約1時間半ほど、歩きで周辺の建物探訪へ繰り出した。





大正4年建築、旧松高眼科医院





門柱の上の外灯が斬新な紫色!









大正13年建築、旧草間歯科医院。





緑色に塗られたかわいいドアとポスト。
とさりげなく立てかけられた登録有形文化財プレート





大正7年のヴォーリズ設計の常田保育園





次の目的物を探し中に見つけた大谷医院





大谷医院に隣接する建物
門には家紋のようなマークが





昭和10年建築、旧相澤商店
猫グッズを売るお店になっていた。









和風の建物によく見ると洋風の漆喰レリーフなどで装飾されている。





蔵を改装したとんかつ屋、こぶたや。





大正4年建築、旧上村アパート





旧上村アパートの入り口扉





旧松山眼科
日が落ちて、だんだん暗くなってきた・・
建築巡りも時間との戦いに





銭湯も発見、「竹乃湯」





上田新参町教会





梅花幼稚園
前日に見た旧宣教師館はもともとこの梅花幼稚園の隣にあったのだとか。
通りかかりの近所の方が当時の様子を教えてくださった。





みすず飴で有名な飯島商店へやって来た。
建物は大正13年に飯島商店社屋として建築されたもの。





こちらでみすず飴を試食しながらお土産を買いがてら建物を観察。









立派な階段があって、2階は会議室があるそうだが、お伺いしてみたが見せてもらうことはできなかった。





店内の照明や家具、調度品なども大正の趣のあるものに統一されている。





この日の夕食は、お昼が花屋の豪華バージョンだったため、夜は質素に?
上田のB級グルメ、中村屋の馬肉うどんを。





みんなで馬刺しも追加して・・



この後は車を停めている駐車場まで帰る道すがらも近代建築をチェック。
暗くてこの後撮った写真は全部ボツになってしまったけど;
最後まで執念?の探訪を続けた私たちだった。

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信州秋の旅2014【信州大学繊維学部の近代建築】

2014-11-25 | 信州秋の旅2014


上田の町歩き、まずは信州大学繊維学部のキャンパスへ。
このキャンパス内には近代建築が5棟ある。

現在の信州大学繊維学部は全国最初の官位蚕糸専門学校である上田蚕糸専門学校が前身で、明治43年に設立された。
こちらの守衛所は大正元年竣工。





講堂は昭和4年建築。
木造ゴシック系の建物にセセッションの意匠が見られる。





特徴的な持ち送り





内部はちょうど講演会中だったので、じっくり見れなくて残念だったのか?ホール以外は入れて見れたのがラッキーだったのか?





玄関ホールの照明





玄関脇から2階へ上がる階段途中にある小窓から玄関ホールを覗いたところ





講堂背面
講堂内部には蚕糸のシンボルである桑・繭・蛾があちらこちらに意匠として入れられているらしく
見逃してしまった・・





旧千曲館は上田蚕糸専門学校の創立25周年を記念して、昭和10年に建てられた同窓会館













レンガ倉庫は旧貯繭庫として、明治44年に建築された。





書庫は昭和5年建築。
アイソトープ実験室としても使われたそう。





書庫の窓に絡まる蔦





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信州秋の旅2014【笠原工業常田館製糸場他】

2014-11-22 | 信州秋の旅2014


上田の散策はレンタサイクルの予定だったが、自転車が全て出払っていたので車と徒歩で決行することになった。

明治・大正期から製糸業で栄え「蚕都」と呼ばれた上田。
笠原工業常田館製糸場は製糸工場に関連する建物がまとめて残っていて、その貴重さから国重要文化財に指定されている。





国内最高層の木造5階建て繭倉庫は明治38年建築
繭を乾燥・保管するための倉庫

















倉庫の中へ。





倉庫は現在ギャラリーとして利用されている。





5階建ての倉庫内を昇降していたエレベーターも残されてた。





明治41年建築「常田館」は事務所兼住宅。
当初は1階は館主宅、2階は結婚式や従業員の打合せ、慰労会等に使用されていたという。

他にも敷地内には鉄筋繭倉庫や文庫蔵、選繭場などが保存されていた。





笠原工業に着く手前で見た、赤い腰折れ屋根の気になる洋館。





和館にめり込むような形で建てられていた。









車で移動してやってきた上田蚕種協業組合事務棟。
大正5年建築
外観は下見板張りの洋風建築だが、内部の事務室、応接間、二階の講堂などは純和風となっているそう。









入り口上部にはこんな蚕の繭のマークと蛾?がかわいくデザインされていた。





そして美しかったのはこの銀杏の木





銀杏の葉が散り、黄色の絨毯のように敷き詰められていてとてもきれいだった。





事務棟の奥に建つ検査室


この後は車を停めて、信州大学繊維学部キャンパス、更に周辺の建築巡りへ繰り出した。



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信州秋の旅2014【上田電鉄別所線&旧宣教師館】

2014-11-20 | 信州秋の旅2014


2日目朝、山荘を出発した私たちは山々のカラマツの紅葉などを眺め、撮影を楽しみつつやってきたのは上田電鉄の中塩田駅。
Xさんの計らいで、別所温泉までローカル電車を楽しもう、ということで、私たち4人はここから電車で別所温泉駅まで行くことに。
中塩田駅はこれから行く別所温泉駅と同じデザインの木造駅舎で平成21年に改修された。










ここから車を別所温泉へ回して頂けるXさんと別れて、電車に乗った。





別所温泉駅に到着。
ほんとに中塩田駅と全く同じ










別所温泉駅に保存されていた丸窓電車(ドアの戸袋の窓が丸窓のためそう呼ばれていた)





こちらは別所温泉花屋で食事が終わった後、宿の温泉に入っていくというぷにょさんと別れて、
上田へ向かう途中に立ち寄った旧宣教師館。
明治37年にカナダ・メソジスト派新参町教会の婦人宣教師の住宅として建てれらたもので、
その後住宅兼病院となり、平成5年に移築復元されたのだそう。




































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信州秋の旅2014【肉らしい豆な姑】

2014-11-18 | 信州秋の旅2014



信州へ向けて行きの道中でトイレ休憩をとった神坂PAで見つけた、「肉らしい豆な姑」
一袋500円くらい。





なんとこれは豚肉もどきの大豆の加工品。
家にこれの鶏肉バージョンがあって、鶏のから揚げをする時にその中にいくつか混ぜてみたことが
あったけど・・やっぱり家族にバレた。





今回はどうだろう?
豚の生姜焼き風に焼いてみることに。
お湯に浸してしばらく置くと水を吸って1.5倍くらいに膨らむ。
それに生姜焼きの味付けをして、それらしくみせるためにわざと焼き色をつけた。
見た目は豚肉に見えなくもない。
食感も豚肉に近くて驚いた!
私だったらこれを豚肉に置き換えて食べてもいいかも?
敏感な息子はすぐ勘付いてしまったけど、旦那は無言で食べてたし。





ちなみにこれは家にあった鶏肉バージョン。
この鶏肉もどきも弾力ある食感が結構好き。

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信州秋の旅2014【蓼科の山荘にて】

2014-11-16 | 信州秋の旅2014


片倉館で館内見学をした後、千人風呂にゆっくり浸かり、スーパーで食材を買い出し、
日もすっかり沈んで真っ暗になってからやってきたX山荘。(写真は朝撮った)





木の温かみに包まれた居心地のよい山荘で、この日の夕食はよせ鍋しゃぶしゃぶ?をわいわいとみんなで囲んだ。
用意してもらった美味しいお肉に更に肉を追加して、野菜もガッツリ美味しいお鍋に満腹になった。





しかしデザートは別腹。
登場したのはなんとXさんお手製のタルトタタン!
リンゴの酸味とカラメルの苦みがマッチしてとっても美味しかった。
美味しいお菓子におしゃべりも弾む。





なんと2日目のデザートも!
栗蒸し羊羹とギモーヴいろいろ。





Xさんこだわりのギモーヴはチョコレート、りんご、巨峰、いちごとそれぞれ味わいと風味がすばらしい~
いつ商品化されるのでしょう?!





翌朝、窓の外を見ると、青空が!
三日間雨模様の予報で残念に思ってたのだけど、晴れてるなんて~これはうれしい!





窓からの眺め









そして朝食。
パンとハムエッグにサラダ、信州りんごとバナナ八ヶ岳高原牛乳にヨーグルト。
朝からお腹いっぱい!





翌朝の朝食は前日の鍋の残り野菜スープに残り肉でしゃぶしゃぶサラダ、
ゆで卵とハム、プレーンヨーグルトを濾して、焼いて作ったモッツアレラチーズもどきとトマトのカプレーゼ、
信州りんごとバナナ。
これまた朝から食べ過ぎ・・





外へ出ると、ひんやりと澄んだ空気に木立の間から見える青空がきれいだった。





9時過ぎに山荘を出発。
上田電鉄の中塩田駅へ向かった。

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信州秋の旅2014【上諏訪の近代建築】

2014-11-15 | 信州秋の旅2014


片倉館2階で昼食後、会館の見学予約時間までに1時間半ほどあったのでチェックしていた上諏訪の近代建築巡りへ出かけた。
まず訪れたのは梅香荘。
赤い屋根がかわいいメルヘンチックな洋館は元医院だったそう。





隣の建物も同じく雰囲気が似ていて屋根が複雑





駅方面へ向かい、更に散策は続く。
ここから道沿いにチェックポイントが並ぶ。

サイキ薬局





旧富士銀行










昭和3年建築の三村貴金属店と隣接するブライダル染花みむら





三村貴金属店の正面中央部のアーチ





お店の中も昭和レトロな雰囲気がうかがえた。





信州諏訪味噌工業協同組合





舞姫酒造





丸柳大津屋倉庫





カドヤ遠藤





イトウヤ電気店









カネキチ





食堂魚安







雨が本降りになってきた。
最後に一軒、「白作」という建物を皆で探す。
ファサードにギザギザの段が入ってる建物、これだ!
風変わりな外観が衝撃的・・


片倉館の見学集合時間が迫ってきていたので、ここから片倉館へ戻った。





他、上諏訪で見た魅力的なタイルたち。
レコードみたいなかわいい模様の入ったタイル。





絣模様のような模様の入ったタイル。





きれいな緑の豆タイルと三色一組のタイル。
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