新居浜の続き・・
新居浜といえば、以前家族で別子銅山の東洋のマチュピチュがある東平エリアや立川・端出場エリアは訪れたことがあった。
今回は、自転車で行くことができる星越エリアへ行くことに。
日暮別邸記念館へやってきた。
こちらは、明治39年住友家の別邸として、四阪島に建てられたもので、平成30年に移築され、現在の場所に。
移築時には建物の部材はひとつひとつ番付表示され、可能な限り再利用されたという。
塩害問題解決のために、当時無人島だった四阪島に移された工場を見届ける為に建てられたという住友家の別邸。
設計は野口孫一。
カラミレンガの階段が風合いがあっていいな。
地階部分の外壁も四阪島のカラミレンガを加工したものだそう。
1階応接間の階段下の暖炉は両脇にベンチがついて居心地よさそうな空間。
アーツ&クラフツの影響を受けたと言われる階段親柱。
文様も曲線で描かれたアール・ヌーヴォー調。
応接間のもう一つの暖炉は大島石を用いたものだそう。
大きな楕円形のテーブルがある食堂。
杉材の格天井は「車知継」という伝統技法で造られ、枡の中心には竹材が
用いられてるそう。
展望台へ上がると新居浜の工場群が見渡せる。
下りてきて自転車で移動。
こちらは、旧新居浜選鉱場。
大正14年に建設された選鉱場跡地がのこされている。
選鉱場のすぐそばには旧別子鉱山鉄道星越駅舎は選鉱場の操業にあわせて
設置されていた。
平成26年に改修され保存されている。
住友山田住宅。
昭和初期に住友山田社宅群が建設され、
当時は最大290戸あったそうだが、
現在は、幹部社宅が数件残されているのみ。
外観のみ見学自由だけどこの日は、門は開いてなかった。
旧所長社宅は、最も規模が大きいものだとか。
再び街中へ戻ってきた。
ふと通りがかったふじた理容院に貼られてたタイルが独特。
一見ゲジゲジのようなタイルは
寄って見ると、米粒のような地模様が入ってた。
喫茶店、部分的に壁に埋め込まれたタイル。
こんなタイル使いも初めて見たかも。
レインボーなガラスブロックとタイル。
スナックの廃店舗。
タケダ医院。
ギザギザの波打つ壁面や窓が斬新。
2階の出窓のはしごのようなデザインも面白い。
縦長の大きな窓があるのは階段ホールかな。
扇のような模様が描かれた壁。
そして、通りかかったお好み焼き屋さんで晩御飯にすることに。
店内がアンティークの時計でいっぱい。
様々な古時計で壁が時計で埋め尽くされていた。
鉄板に乗って出てきた店名と同じ「ぼてすけ」というお好み焼きは
お餅入りで超好みのお好み焼きだった。
お手洗い床のタイル。
新居浜での町巡りを終え、自転車屋さんへレンタサイクルを返却。
帰りは東予から大阪までオレンジフェリーを予約していたので、
新居浜駅前から東予港まで無料送迎バスにて移動。
オレンジフェリーは船がまだ新しく、エントランスホールは、三層吹き抜けになっていて、
ステンドグラスが入りとてもゴージャス。
全室個室がうれしい。
スーパー銭湯のような大浴場もついていていて、
7000円で、布団で寝てる間に大阪に着くなんて超快適。
ただ、スマホの電波は繋がりにくかった。
早朝5時か6時頃に着いたけど、8時まで船内に滞在可能なので
スケジュールに合わせてゆっくり動けるのもうれしい。
また利用したくなるようなフェリーだった。
これにて、しまなみ海道からの今治、新居浜観光は終了~
超満喫できた!