ブダペストではよく歩いたが、少し離れた場所へは地下鉄の他にトラムとバスを使用。googlemapが最適なバスやトラムの番号を教えてくれるので、停留所さえ分かれば、乗りこなすことができた。
いちいち切符を買う手間が省ける72時間の共通チケットも重宝した。
ゲッレールト温泉の後は、リスト音楽院へやってきた。
館内には、ジョルナイ製のタイルがあるようなので見学ツアーに参加しようと思ってた。が、しかし、ツアーは、この日はないと!
ええっ、そんな~~!
これはコンサートを聴いて内部を見るしかない。
チケットを購入しようとしたら、なんと、この日は無料コンサートが開催されてるという。
音楽院の学生によるものなのか?
それは、ラッキー!
無料の上、建物と音楽も楽しめるなんて。
19時からだったので、後ほど出直してくることに。
そして、街歩きの続きを。
ステンドグラスとタイルがチラ見えした建物。ちょうど、荷物を運び入れていた方がおられたので、エントランス周辺部分を見せて頂けた。
階段踊り場には、素敵なステンドグラスが。
三枚のステンドグラスの真ん中には、大草原の小さな家的なデザインのステンドグラスが入っていて、周囲の控え目なデザインもいい。
階段のアイアンワークも凝っていてすばらしい。
そして床のタイルも。
アール・ヌーヴォーのセメントタイル。
モザイクタイルでデザインされたこんなコーナーもあった。
真鍮の扉が存在感を放っていたお店。
扉の両脇には、こんな可愛いお花のステンドグラスか入っていた。
オレンジ色なのもいいなあ。
ドアノブ部分。
こちらのアパートは、上部の装飾とバルコニーのフェンスのデザインが
アール・ヌーヴォーの美しい曲線を描いていて素敵だ。
落書きが痛々しいが、アイアンワークが良いな〜と思って近寄ったら、
門の内側には、鮮やかなセメントタイルが敷かれてた。
花が整列するアール・ヌーヴォーデザインが素敵な緑の扉。
扉上の植物と人の顔とが一体となったグロテスク装飾。
グリーンマンというらしいが、、
このおじさんは、口からブドウを出してた〜
こちらの扉も、重厚な彫刻が入れられてる。
近寄って見ると、このモールディング装飾、何重?!
っていうくらい念入り。
魅力的なアパートも次々に現れる。
このバルコニーのフェンスの凝りよう、、
一見、大人し目のアパートだが、
中央のバルコニー、よく見ると、装飾に使われてる顔が
キュビズムっぽい。
周りの文様もちょっと独特。
両脇の窓と窓の間の装飾にもキュビズム風顔面が。
門の装飾もどちらかといえばアール・デコっぽい。
様々な時代の建物、装飾が見られる街歩きが本当に楽しい。
そして、カジンチ通りのシナゴーグにやってきた。
この辺りは、かつてユダヤ人が多く住んでいた地区で、現在もシナゴーグがいくつか集中して残されている。
1913年に建てられたアール・ヌーヴォー様式のシナゴーグ。
煉瓦造りの外観、ステンドグラスの入った半円アーチのある正面扉、
窓を縁取る装飾や文字らしきものも入ったパラペットの装飾が興味深い。
ベランダのつく縦長の窓。
ハートが連なるような可愛いデザインの窓周りのモールディングは三重に。
入場料を支払って中へ。
エントランスホールの床にはテラゾーで描かれた植物をモチーフにした装飾。
トランシルヴァニア風味の模様がほのぼの可愛い。
入口上部のステンドグラスは、ユダヤ教のダビデの星を中心に、幾何学模様でデザインされている。
内部も明るく、様々な装飾で彩られている。
祭壇周りは色大理石がふんだんに使用され、
黄土色の大理石にグリーンの柱が映える。
天井を見上げると、シャンデリアと大小様々なステンドグラスが散りばめられ、
花のようなデザインのステンドグラスの花びら一枚一枚にも細かく幾何学文様が描かれている。
なんと美しいのか~
二重の折り上げ天井というのか?とても豪華。
シャンデリアの傘の装飾の細やかさにも注目。
そして壁面や柱のそこかしこに描かれているトランシルヴァニアモチーフ
の装飾がとても興味深い。
やはり植物をデザインしたものが多そう。
こちらのステンドグラスのデザインも面白いなあ。
洋風でもイスラム風でもない、これまであまり見なかった様式がとても新鮮。。
丸みを帯びたベンチに、
鋳物のフェンスは、燭台を模したものかな?
床のタイルは、四角形と三角形を組み合わせ、滑り止めも兼ねたようなデザイン。
カジンチ通りのシナゴーグ、とても良かった。
他のシナゴーグも見てみたいなと。
シナゴーグを出た後、街角で見つけたモザイクタイルアート。
カラフルなモザイク。
それぞれ地模様が入ったタイルが使われていた。
この日の昼ご飯は、タイ料理店でエビのパッタイ。
えびもたっぷりで、味付けもとても美味!
アジアの料理がやっぱりしっくりくるな~