m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

香川うどん旅202【ヤドン公園&渡邊邸他】

2025-01-15 | 建築巡り・街歩き【その他】

二日目の朝、ゲストハウス花鳥苑を後にし、1軒目のうどん屋、池上へ向かう。


昨日のおか泉の長蛇の列を目にして、長時間並ぶのだけは避けたいと早めに向かったが、開店40分以上前に一番乗りしてしまった。誰も並んでなくて拍子抜け。
30分前くらいになると、車が1台、2台と増えてきた。


そして開店。
池上は、移転前のお店に何度か通ったことのある好きなお店。
うどん界のレジェンド、るみおばあちゃんは、一昨年に亡くなられたそうで、
代わりに等身大の看板が立てられていた。


池上のもっちりと弾力のあるうどんが好き。
せっかくなので、大(二玉)を釜玉にして食べた。
よく考えたら、好きなお店で食べたら、もう何軒もはしごしなくてもいいんじゃないかと。
後、最後に山田家で食べれたらよいかな。


その後、娘が見つけてた「ヤドン公園」へ。
香川県が「うどん」と語呂が似てる「ヤドン」を推しポケモンとして、PRに活用してるそうで、マンホールやお土産物にも使われてるらしい。


ヤドン公園は、家族連れでにぎわっていた。
よく知らないけど、ヤドンかわいい。


公演の遊具のあちこちにヤドンがいてる。






ピカチュウのベンチもデザインかわいい。


自販機もヤドンとピカチュウ。





その後、見学予約していた渡邊邸へ向かう。
車窓から、ライオンの顔インパクトがすごい幼稚園発見。



そして三木町の渡邊邸へやってきた。
讃岐の豪農、揚家所有だった茶室10のうち5つが移築され、
お茶人であった現当主のご両親が様々に手を加えられ、茶室として使用していた建物。


当主さんに迎えて頂き、ご案内して頂いた。
家族4人で伺ったが、関心があるのは、私だけで・・
と話すと、当主さんも昔は、ご両親が熱心だった茶道には、ご興味がなく、
音楽に没頭されてたそうだが、次第にご両親の残されたこの建物たちを守り、活かそうという考えに行き着かれたのだそう。
そのうち子供たちも、関心を持つようになりますよ、
と言われたが、うちの場合はまずないな;


敷瓦が敷かれた玄関のたたき



丸炉の席。
丸い炉が切られている。


櫛窓の席。
半円の櫛型の窓があり、網代天井が美しい。


鯰魚庵、こちらは当家伝承の建物。
書院には、前当主で茶人だったご夫妻の写真が、火灯窓の両脇に飾られていた。


床框は、普段はカバーが付けられていて、
お茶時に外すと、高台寺蒔絵が施された美しい細工が現れる。
お客さまを喜ばせる仕掛けが随所に見られる。





欄間には、福を呼ぶ蝙蝠の透かし彫り。


障子、斜めに渡した竹が入っていたが、こちらは、障子が歪まないためのつっかえ棒的な役割のものだとか。


お庭へ。



紅葉の落ち葉が一面を埋め尽くしていた。
さぞ見事な紅葉だったのだろうなあ。


紅葉の頃も絶景だっただろうが、枯れ木や落ち葉も風情があって、茶室との相性もよいな。
外腰掛け。





お庭をぐるりと一周。


こちらは、狐月庵。
茶室前の織部のタイルが印象的。
手前の小さな黒味を帯びた石は那智黒石だそう。


タイルは移築時に、前当主のセンスで貼られたものだそうで、
タイルの間に飛び石をめり込ませてあるのも面白い。


何よりこのタイルの色合いが美しい。


一枚一枚、微妙に違うグラデーションの美しいタイル。
雨に濡れると更に輝きを増すという。


狐月庵の中も様々な木材が使用されている。





天井は屋久杉が貼られ、竿縁は、栗の木を手斧仕上げしたもの。





水屋も素敵だった。


鋳物の照明は、桐の文様をデザイン化したものだった。



床下収納の扉には、可愛い瓢箪のくり抜き。
(指を引っ掛けて開ける為のもの)


更に奥にあった茶室、白雲軒。
萩の茎を並べて網代に編んだ天井も圧巻。





無双窓。


かわいい梅の花文様の透かし彫り。




扉の瓢箪形のつまみ。
細かいところまでこだわりが見られる。






更にお手洗いには、床に本業タイルが貼られてた。


透かし彫りの入った建具や照明も美しいな。


このような照明の類は、前当主がひとつひとつ集められたものだそう。


茶室にふさわしい、それほど華美でない小ぶりの照明たち。















最後にお抹茶とお菓子を頂く。
個人の見学は、お抹茶、お菓子付きで1000円と気軽に見学することができ、
全国からお客さんが来られているそう。
当主さんは、建物は、使われる中で生かされると考えられ、
蔵では、バンド活動をされている当主さん自らライブ演奏を行われたり、
茶会などのイベントも不定期で行われている。
昨年に登録有形文化財に指定された建物を今後も維持し、守っていかれるとのことで、
このように建物が生かされ、活用されるのはすばらしいなと思った。


渡邊邸を見学させて頂いた後は、うどん本陣山田家へやってきた。


お昼はとっくに回ってたので、そろそろ空いてる頃かな?と思いきや、庭には順番待ちのお客さんがぞろぞろいてた。
しかし、意外に回転は速いようで、待つことに。




3、40分で順番が回ってきて、うどんにありつけた。
この日は2軒目で、最後にしようと思ってたので、ちょっと豪華な
天ぷらの盛り合わせといなり寿司のついた釜ぶっかけ定食にした。
最後にここのうどんが食べれてよかった。


帰るころには、庭にあふれていたお客さんもすっかりいなくなっていた。
登録有形文化財の本館。







本館の内部。

香川うどん旅、最終的に二日間で、うどん屋は、5軒巡って終了。
昔は二日で10軒巡っていたことを思うと、今回はやや少なかったが、
満足できたのでよしとしよう。






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香川うどん旅2025【こんぴらさんへお参り&ゲストハウス花鳥苑】

2025-01-14 | 建築巡り・街歩き【その他】
丸亀からこんぴらさんへお参り&腹ごなしに。
参道で、扉周りにレリーフが入ってるかわいらしい不動産屋さんを発見。


向かいには2階に細かな漆喰装飾のある洋服店。


更に3階にステンドグラスの入ったただならぬ雰囲気の洋館を見つけたが、、家族一緒だった為、よく観察できずに素通り。


屋台やお土産屋さんがひしめく参道は、とにかく人でごった返していて
やっと抜けたかと思うと、延々続く階段も人でいっぱい・・
さすがに、三が日を甘くみていたみたい。


相当上ったので、やっとゴールかと思いきや、旭社、まだ途中、、本宮はもっと先だった;
 

さらに本宮手前では交通規制?!が入っていて、しばし順番待ち。


ここに来るまでもずっとだったが、そこそこ急な石段をこの人ごみの中、上がっていくことに恐怖を感じる。
誰かひとりでも足を踏み外して上から落ちてきたら終わりだな~と。




御本宮の前がそれほどスペースなく、すぐ階段なので、
これは、押し合いへし合いになるとかなり危険。人数制限はごもっともだな。
無事お参りを果たす。


階段を785段も上がると、さすがに見晴らしも良い
さぬき富士がいい形。



犬を連れて上がってる人も多く、江戸時代に飼い主の代わりに代参する役割を果たす「こんぴら狗」という風習があったのだとか。
今でも犬を連れてお参りをすることもできるのだそう。
かわいい犬みくじもあった。


帰りの下りは、ますます転げ落ちそうで怖かった;


帰りに見つけた和繋ぎ文様のレリーフタイル。



車で来たので、駅舎まで走って見に行く。
JR琴平駅は1922年建築の三代目の駅舎。





こんぴらさんへお参りの後は、宿へ向かいつつ途中の三豊市の下高瀬簡易郵便局へ立ち寄る。
1935年に建てられた元呉服店の建物が郵便局になっていて、
今も現役で使われているという。
住宅街の中、ものすごいインパクトでそびえ立っていた。


レリーフ装飾もデコラティブで、呉服店時代の屋号が入っている。


お正月休み中なので、新年のあいさつ看板が出されてた。
扉や外壁、床のタイルもいいなあ。


もう一つ出入口。



床の無釉タイル。


壁面の一部に使われている型押しタイル。



南面


こちらにも出入口が設けられてた。
使用されてないようだけど。


そして、日本のウユニ塩湖、父母ヶ浜へも立ち寄る。
干潮時に潮だまりができて、そのリフレクションが美しいのだそう。
だが、この日は干潮ではなく、やや風も出ていたので
そこまでの絶景?は望めず。


波が立ってないと、鏡のようにリフレクションがきれいなのだそう。


宿に一旦チェックインした後、この日の夕食にやってきた骨付き鶏が食べれる観音寺の「味鶴」
ここで、骨付き鶏他、鶏三昧の夕食を。


この日、宿泊したのは、一棟貸しの「ゲストハウス花鳥苑」(写真は翌朝撮ったもの)
鳥取家の迎賓館として約100年前に建てられた建物。


現在、ホストさんが住まわれてる母家は更に古いのだとか。茅葺屋根がトタンで覆われてる。


1棟貸しの元迎賓館は、家族四人で使うには、もったいないくらいの広さ。
1階の8畳二間を使わせて頂き、一間はリビングとして、もう一間は、寝室として、家族四人分の布団を敷いてくださってた。
他にも、洋室や台所、2階にもお部屋があり、3家族くらいでも十分泊まれそう。





松竹梅の細工が施された書院欄間。






そして、最も素晴らしかったのは、浴室。
五右衛門風呂の浴槽に、モザイクタイル貼りの床、凝った天井の湯気抜きもあり、実際に入ることもができるのだ。
五右衛門風呂は、薪で焚くこともでき、薪で温めた湯は、体の芯まで暖かくなると聞いたので、是非ともやってみたかったのだが、、
家族全員がやらないと断言、それでも一人でやろうと思っていたのだが、
夕食から帰って来て、沸かすのに1時間かかると聞いて断念・・
結局給湯器のお湯で入った。


モザイクタイルにうっとり。


ヘキサゴンの無釉モザイクタイルが一面に、お花模様が可愛く、縁取りのラインや、入口の一段上がったところには、違うモザイクが敷き詰められていたりと華やか。





コーナーには、こんな小さなタイルの洗面台も。
実際に入るとなると、広すぎてちょっと寒かったが、現役のタイル貼り五右衛門風呂、堪能できた。


外へ回って、お風呂の焚き口。


畳敷きの脱衣所もとても素敵だった。


床の間風のしつらえには、こだわりの木材や雀の可愛い透かし彫りが入っていたり、、




浴室前の洗面シンクにもモザイクタイルが敷き詰められていた。


浴室床と同じヘキサゴンのタイルでワンポイントの模様が入る。



お手洗いの扉。


型板ガラスもきれい。



中庭から見えるアーチの窓のついた洋館は、


台所ともう一室応接間のような空間になっている。
内部は改装されてるようだが、窓枠や扉は大きく立派なまま。
もちろん全部屋使用可能。


台所と続きの洋室。
元々は、壁は全て漆喰だったそう。


擬宝珠のついた階段親柱。


今回は、1階しか使わなかったが、
翌朝、2階へも見学に。
階段途中の飾り棚。





2階には、広縁のコーナー部分がサンルームのように広くとられてて、朝日が差し込んでとてもいい空間だった。
半分戸袋が閉まってたので、開け放つと更に開放感あって良いだろうな。




2階にも8畳の二間続きの広間があった。




1階の和室と同じく、松竹梅の書院欄間の細工。


部屋との間の欄間の細工が、浮き彫りのような立体感のある彫り物で、
とても手が込んでいた。
少し新しく見えた欄間。こちらは、建物が建てられた次の代、昭和初期くらいに入れられたものとのこと。


これは、たわわに実る桃?!


こちらは、へちまやひょうたん、くるくるした蔓までリアルに彫られていた。


襖の引手は六角形。
中には草花が描かれている。



鶴。


もう一方の廊下には、カーテンを開くと、そこには手摺壁に様々な動植物の
透かし彫りがされていた。


ちょうちょに


カキツバタ、


ユリに


梅。



全て図案が違っているようで、楽しい。

2階の見学も終え、建物も十分満喫できた。
そろそろ二日目のうどん巡りに繰り出すことに。
現当主さんと、奥さんが見送りに出てきてくださり、
なかなか起きずに一人準備が滞ってた息子が出てくるまで立ち話。
宿にされるまでのいきさつなど、いろいろとお伺いすることができた。
最後に家族写真を撮ってもらって、宿を後にした。
つづく・・



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香川うどん旅2025【藝術喫茶清水温泉&猪熊弦一郎現代美術館他】

2025-01-11 | 建築巡り・街歩き【その他】
久々のうどん旅、一昨年は自転車(ロードバイク)で回り、昨年のお正月休みにも家族で決行しようとしてたが、震災が起こって延期にすることになり、
ようやく今年、家族で決行してきた。
過去のうどん旅はこちら→
過去のうどん旅では、1軒目のうどん屋のオープン時間に合わせて家を出発してた。
今回、そこまでの気合はなかったのだけど、早朝に出かけるとなると、
息子がちゃんと起きてくれるのか?起きてくれなくて、昼出発とかになると、
プランは全ておじゃんになってしまうリスクある為、深夜、まだ息子が起きてるうちに出発することにした。



1月3日とまだお正月の三が日なので、推しのうどん屋は、閉まっているところが多く、とりあえずは、年末年始のうどん店営業情報から朝6時からオープンしてる「セルフ釜揚げうどん岡じま」へやってきた。
店名にも釜揚げとついてるくらいなので、釜揚げうどんを注文。
娘は寝ぼけまなこで1軒目はパス。


そして、うどん屋2軒目へ行く前に、
こちら多度津の藝術喫茶清水温泉へ。
大正末期創業の元銭湯をリノベーションした喫茶店で、なんと朝7時からモーニング営業しているのだ。
こちら、以前、並びの合田邸を見学した時に、ちょうど改装中だったところを見せて頂いていたが、完成してから初の来店。




暖簾をくぐると、男湯、女湯の文字の書かれた入口があって、
真ん中は、モザイクタイル貼りに。



中へ入ると、男女の仕切りは取り払われていて、広々空間。
番台やロッカーなど、お風呂屋さん時代のものは、できる限り残されているようだ。





漢数字が力強いロッカーの前のこちらも飲食スペースに。


私たちは、奥の席へと案内された。
こちらは元、女湯の浴室。
タイルの壁面には、カラフルなアートが描かれている。



浴槽の中に、テーブルが設置されて、冷たくないよう敷物がちゃんと敷かれている。



テーブルのセンターにも本業タイルがはめられていた。


1軒目、うどんを食べた3人は、モーニングコーヒーor紅茶を。


娘は、この風呂桶セットを注文したいと言ってたので、
風呂桶モーニングを注文。
銭湯ならでは、風呂桶にモーニングセットが入ってる・・
パン2枚は多いだろう、後のうどん巡りに差し支えるだろう、
ということで、みんなで少しずつ手伝う。


銭湯時代のタイルの痕跡を探す。
浴槽のモザイクタイルはそのまま。


こちらは、浴室の入口扉下に貼られていたモザイクタイル。


床の一部に貼られてたタイル。



玉石タイルも。




こちらは女湯と男湯で石鹸を貸し借りする時に受け渡しに使う穴、だそう。
今の銭湯には絶対ないな。



番台。


お手洗いに置かれてたかわいい鏡。





家族がコーヒー飲んで休憩してる間に、せっかくなので、多度津の有名近代建築2軒だけでも見に行ってこよう、と、腹ごなしに走る。






いい具合に風化した赤かべ薬局の金属製看板


朝日に照らされ、神々しく輝く山本医院が現れた。
トナカイ?も健在。


美しいレリーフ装飾。


山本医院の向かいには、旧楽天堂医院。
とても装飾豊かな建物で、ちょうどお向かい同士でこのような建物が
残っているなんて、ほんとに奇跡のような地帯だな。





面格子とタイル


やわらかな濃淡が美しいタイル。


陶製モザイクのカバーは、照明だろうか?
明かりはどこから?!


総本山少林寺。
多度津は、少林寺拳法発祥の地らしい。
柱と柱の間をふと見ると


変形?玉石タイルが貼られてた。


金毘羅街道沿いには、重厚な町屋が並ぶ。
こちらは元酒屋さんのよう。
つし二階の外壁には七宝繋ぎのなまこ壁が見られた。


こちら、合田邸の洋館部分。
現在は不定期的に公開されているようだ。
以前の見学→


戻ってきて、うどん巡りを続行。
ここで、次に予定していた好みのうどん店、「なかむらうどん」が
同じ中村でお店が違っていたことが判明。
急遽、「海侍」へやってきた。
ここも初めて。開店前には、既にお客さんがが並んでいて、我々も列に加わる。



お店のイチオシとあった、鶏わさび漬けぶっかけを注文。
鶏のボリュームが思ったよりあって、家族に手伝ってもらう。


「海侍」の店内。


その後やって来た3店目は、「よしや」ここも初。
開店してすぐだというのに、そこそこの列ができていた。
宮武系だというので、ゲソ天も注文してみたが、
あのしなしなの衣のついた宮武や山内で食べれる期待していたゲソ天とはちょっと違った・・

この後、自分的には本命の、「おか泉」にはなんとか行っておきたいけど、
お腹がいっぱいなので、腹ごなしに時間をつぶさなければいけない。
この辺りでというと、
私は、まだ入ったことがなかった猪熊弦一郎美術館へ行ってみたかったが、
もちろん家族は誰も美術館なんて行きたくないし、町歩きもしたくない。
家族が満足する時間をつぶす場所を頭フル回転?で考え、
最近会社でゴルフを始めた息子用に、ゴルフの打ちっ放しはどうか?と
勧め、googlemapで丸亀近くのゴルフ練習場をピックアップ、家族3人はそっちへ行くことに。


猪熊弦一郎現代美術館で車から降ろしてもらう。
丸亀駅の駅前広場前に建つこちらの美術館は、丸亀市ゆかりの画家、猪熊弦一郎、本人寄贈による作品を約2万点所蔵、
1991年、先日亡くなられた谷口吉生設計により建築された建物。


コンクリート打ち放しの大きな開口部のある大胆なエントランスには、猪熊弦一郎制作の陶壁画や、巨大なオブジェが置かれている。




エントランスホールへ入ると、吹き抜けの空間は広々としていて、
天窓から明るい光が入り、とても開放的。


1階は受付とミュージアムショップ。
展示室は、この階段を上がって2階から。



広々として、シンプルな展示空間。


展示壁面上の間接照明からほどよくやわらかな明かりが降り注ぐ。



色や雰囲気が心地よく感じる抽象画たち









作品以外にも、猪熊弦一郎が作家生活の中で、出会って集めたものの展示も楽しかった。
そばに置いて愛でてきたというさまざまな味わいのある小物たち。





同じ2階のもう一つの展示室と3階では、企画展が開催中。
今回企画展はパスした。



階段で3階へ。
透明のガラスの階段壁がシンプルで美しい。



エレベーターホールへの渡り廊下。



2階には、展示室だけでなくミュージアムホールや美術図書室、ワークショップなどができる造形スタジオなどもある。









こちらは、美術図書室。
奥の壁面が造り付けの書棚に。



ガラスブロックの窓から外の光が取り込まれ、仕切りのないゆったりとした
大きなテーブルに籐椅子が並ぶ閲覧席。


テーブルライトのデザインもシンプルで素敵だった。


そして外へ出て、外階段から2階へ。
外階段もゆったり贅沢に取られていて、建物のみどころの一つとなってるようだ。
上に見える渡り廊下は、先ほど中から撮ったエレベーターホールへの通路。



階段通路もアートの展示場に。


3階から2階を見下ろす。


3階のカフェ前の広場。
猪熊弦一郎現代美術館を堪能。

谷口吉生設計の建物では、以前広島のごみ処理場の中工場を見学したこと思い出した。→
こちらもごみ処理施設なのに、美術館のようにシンプルで美しかった。


この後、家族から連絡がくるまで、丸亀の町を散策。
とりあえず駅の裏にある、こちらのモザイクタイル貼りの建物を確認に行く。
ちゃんと残っていてよかった。


見事なマーブルタイル貼りの柱。
ダイヤ型のフレーム内に、違ったモザイクタイルが貼られているのも良い。


こちらはダイヤ型の中にダイヤ型の無釉タイル。


軒を見上げると、こちらは茶色のマーブルタイルがびっしり。
タイルも皆健在でよかった。


更に商店街の方へ歩いていくと、旧重元果物店の重厚な黒漆喰と黒いモザイクタイルが2階部分に貼られた建物。
1階のりんごのシャッターもモザイクタイルのようで楽しい。


近寄ると、こんな感じでシャッター部分に穴が開いていて後ろから別の色が出ているという凝った造りになっている。


屋根の棟の瓦も迫力あるなあ。


ここの元喫茶店の足元のモザイクタイルも好き。


微妙なグラデーションの色合いの亀甲型のタイル。


この出入口もかわいい。


以前、じっくり防空壕まで見せて頂いた元農機具や鍛治など鉄を扱う商店、現在まちの駅、秋寅の館もさすがにお正月休み。

この辺りで家族から連絡があり、遊び終えたとのこと。
その後、合流して、いざ「おか泉」へ。
しかし・・店の前を通ったら、ロープまで張られ、尋常じゃない列ができていた。無念だがこれは無理だなとあきらめることに。
なぜ、2軒目、3軒目をやめてこちらに直接来なかったのか、悔やまれる。
お正月のうどん屋状況を甘くみていた。

この後は、まだそれほどお腹は空いてなかったので、夜の骨付き鶏に掛けることにし、こんぴらさん詣でに向かった。
つづく・・

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千葉の建築&タイル巡り【千葉大学&柴又・山本亭】

2025-01-08 | 建築巡り・街歩き【その他】


大屋旅館をチェックアウトした後は、千葉へ戻り、レンタサイクルを借りて
千葉大学亥鼻キャンパスへやって来た。
キャンパスには、いくつかの近代建築や現代建築が点在してる。
こちらは、1936年建築、旧医学部本館。




裾が絞まった形状の柱が4本並ぶ車寄せがかっこいい。



現在は、使用されていないようで、入口扉は、良い感じの風化具合。


車寄せの庇には、トップライトが設けられていて、


四角い形状のアールデコな照明も。





外壁は、型押しタイル貼り。


櫛目が縦横斜めに入る型押しタイルに、茶色い斑点のような模様が入ってる。


出入口上部には、こんなギザギザ加工されたタイル?が貼られてた。



裏口から



1927年に建築の旧精神科病棟。現在はサークル会館に。


入口にはクリンカータイルが敷かれたスロープがあり、お手洗いを借りようと入ったら、


元お手洗い?だったようなスペースに入り込む。
なんと、腰壁がタイル貼りに・・タイルに呼ばれたのだろうか?!


白い無地のタイルに、雷文のマジョリカタイル。
よく見る緑じゃなく、黒の雷文だった。


床は蜀江文の無釉タイル。



近代建築だけでなく、現代建築もあり、
庇が何重にも重なったこちらの建物は、2013年に建てられたゐのはな同窓会館。



ゐのはな記念講堂は、医学部創立85周年を記念して1963年に槇文彦設計により建築。


コンクリート打ち放しの外観にファサードはガラス貼り、台形の形がとても個性的で、内部を見てみたかった。


エントランス


銅板の屋根も見える。


前日に、日が暮れてから来た千葉市美術館へも再び。やはり閉まっていたが、、










その後は、東京へ戻ってきて、葛飾柴又へやって来た。
こちら山本亭は、大正末期から昭和初期に増改築されたカメラ部品製造会社、
山本栄之助氏の自邸だった建物。
入口には長屋門があり、外観もタイルが装飾的に使われていたり洋風の雰囲気だが、



内部もステンドグラスが入ってた。


床はモザイクタイル貼りに。
こんな和洋折衷のモダンな長屋門は、初めて見たかも。


建物は、近代和風建築の母屋に、


一部洋風建築も取り入れられている。


玄関ホールの照明。


庭園に面して、書院造のお部屋が六間並んでいる。


ガラス戸越しに見える庭園がすばらしいなあ。
庭園の見晴らしの為に、全面がガラス戸に、そしてガラス欄間が入れられている。




縁台へ出てお庭を眺める。


ちょうど夕日が沈む頃。
手前には池泉が、奥には築山、滝も設けられている書院庭園。
米国の日本の庭園専門誌の3位にランクインしたとか。
緑豊かで美しい。









孔雀模様だろうか、おしゃれな欄間も。






こちらで喫茶することもできるのだけど、
閉館近くだったので喫茶は終了してた;
この建物とこのロケーションでゆっくりお茶できるのはポイント高いなあ。


洋館の手間の玄関の間。


そして奥の洋風の応接室「凰の間」
ステンドグラスの欄間が和室との間を違和感なく繋いでた。


洋室手前の床は、菱型モチーフの寄木貼り。


ステンドグラスはシンプルなもので、白漆喰仕上げの天井、
石造りの暖炉に、アール・デコっぽい壁紙




照明は、竹のような模様が入った和の雰囲気のものだった。



それぞれに凝った書院欄間の彫刻や透かし彫り。












玄関入ってすぐ右手には、手洗いとお風呂も。


浴室の湯気抜きのある天井。
竹がきれいに組まれていた。


帰りに柴又帝釈天へ。





サルの浮彫りがとてもリアル。





公衆トイレの入口にふと目に入った陶板画。





参道を駅へ向かって歩く。
もうすでにお店は閉まっていたり、閉まりかけだったり。


丸い瓶がかわいいおせんべい屋さんで、瓶の中の手焼きのせんべいを購入。


名物草だんごも食べていこう。





これにて東京&千葉の二日間の旅が終了。
東京から千葉、思ってたよりも近くて楽しめた。

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千葉の建築&タイル旅【大多喜の町歩き&大多喜町役場中庁舎他】

2025-01-05 | 建築巡り・街歩き【その他】


大屋旅館へ泊った翌朝、朝の散歩へ繰り出す。
大多喜は、城下町として、又、房総半島の東西を結ぶ宿場町として栄え、
現在も江戸時代の商家が残る町並みが見られる。

こちらの渡辺家住宅は、江戸末期に建てられた商家で重要文化財。


伊勢幸酒店店舗兼主家は1873年に大多喜城の大手門の部材を用いて建てられたという商店で、昔は質屋、古物商を営んでいたという。



蔵造りの商家で、質屋金物屋を営んでいた1876年建築の旧江澤邸。



古い蔵なども残っている。




扉の下方に、何やら鼠マークが。
鍵穴でもなさそうなのだけど何だろう?
鼠除けのおまじない?!


江戸中期創業の造り酒屋、豊乃鶴酒造。
現在の建物は1874年の建築。


町屋や蔵造りの商家が並ぶ町並みの中、
こちら、こじんまりとした下見板貼りの洋風の建物。
郵便局として使われていたそうで、現在は、花屋さんとして活用されているそう。





まだ開店はしていなかったので、窓の外から中を拝見してみると、
カウンターらしきものがのこされていて、中もそれほど手を加えずに
使われているようだった。
植物の入った鉢もいくつかあった。





裏口の軒の持ち送り。



風化した看板とシャッターがいい味わい。


こちらは、元たばこ屋さん。
タイルがあると聞いてやって来た。


ショーケースの下部にモザイクタイルが残されていたが


かなり朽ちてきていて一部剥がれてしまっていた。
カラフルな赤白、そして黒と緑のモザイクタイルが鮮やか。


上部のガラスの部分には、たばこの文字。


お隣は、元クリーニング店?
窓の桟などが洋風でおしゃれな店舗。


いすみ鉄道大多喜駅
1988年に鉄道の開業と共に大多喜城をイメージして改築されている。


大多喜庁舎を回って旅館へ戻ろうとしていたら、庁舎の屋上辺りにふと
モザイクのようなものが見えた。



屋上のモザイクをチラ見して、もしやと思ってたら、看板から今井兼次設計と判明。
ノーチェックだったので驚いた。
こちらの中庁舎は、1959年、今井兼次設計により建築。


コンクリート打ち放しの外観の中、南面の壁には、荒々しい石が貼られていた。
石は、役場職員自ら採取した蛇紋岩だそう。



玄関前のポーチの庇。
天井に描かれる流れるような曲線は、夷隅川をあらわしているという。
正面の壁面にも蛇紋岩が使用されている。



玄関前の金属製のスクリーン。
コンクリート打ち放しの無機質な建物の中にも、蛇紋岩だったり、こんなスクリーンだったりと装飾性のあるものが各所に使われていて和む。


玄関ホール床は、方角を示し、デザインされたテラゾーの装飾が入っていた。



玄関ホール天井を見上げると、三つ扇をかたどった明かりとり窓が。



階段ホールは、渋いタイル!
ざらざらとした印象のタイルが貼り巡らされている。
一部コンクリートの壁面ともよく合っていて、あたたかみが感じられた。


こちらは、信楽焼のタイルだそう。
土の質感と釉薬の色合いがマッチしていて、とても良い味わい。




階段を見上げる。


この上へ上ると屋上へ出れた。



屋上に、先ほど下からチラ見えしてたモザイクタイルが貼られたペントハウスがあった。
それほど背が高くないので、下からはほとんど見えない。



モザイクタイルは、大多喜に暮らす人々の日常が表されてるという。
後に続くモザイクタイル作品の最初の試みだったそう。


陶片をじっくり見ていくと、布目タイルがあったり、重ね掛けの窯変がきれいなタイル、絵付け陶器の欠片?など様々なものが混じってる。




こちらには、何かコーナー部分の陶器?スクラッチタイルにレリーフタイルも。





見覚えのあるデザインのマジョリカタイルの一部や、オレンジ色の
マーブルタイルも







牛をかたどったようなモザイクの上には「1959」と年号らしきものと、中央には足を交差する人物レリーフ。






この葉が描かれたタイルもどこかで見たような気が・・


辰砂釉の美しい陶片もあった。


これは、あのタイルの破片かな?!と想像を巡らすのも楽しく、、
ほんとに様々なタイル陶片が集まっているのを感じた。


再び1階へ下りて、散策。
こちらはホールの入口。
旧事務室が、多目的ホールとなっている。
引手は、扇子モチーフのデザイン。


多目的ホールは、マットが敷かれてたので、体操教室などにも使われてるんだろうか?


腰壁には、タイルが貼られてる。


階段壁のものとは、ちょっと雰囲気が違い、焼き締めのものだろうか?
こちらも信楽のタイルぽい感じ。


天井につく照明は、こんな繊細なデザイン。


ホールにあった間仕切り的なものについていた金具も凝っていた。
紫鯉をデザインしたものだそう。






1階廊下の天窓の明りとりは、丸い電球のようでかわいい。


会議室も見せて頂く。
二方向全面ガラス貼りになっていて、とても解放感がある。
天井のレンコンのようなものは、照明で、中世大多喜城を築城した武田氏の家紋、武田菱をデザインしたものだそう。



中庁舎と本庁舎の間に位置するベルタワーは1969年に完成。

思いがけず、今井兼次設計の大多喜市庁舎を見学できて感激。


この後は、宿をチェックアウトして、バスとJRを乗り継いで千葉駅へ。
つづく・・
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千葉の建築&タイル巡り【桜湯&大屋旅館他】

2025-01-04 | 建築巡り・街歩き【その他】
東京から千葉へやって来た。
この日は大屋旅館へ宿泊予定だったが、その前に千葉の近代建築を巡ることに。
まずやってきた千葉市美術館。
何階建てなのか?ものすごい威圧感のある建物に圧倒される。
こちらは、1995年大谷幸夫設計のもので、旧川崎銀行千葉支店の建物を包み込む形、鞘堂方式で建てられたものとのこと。


正面から。
この日はなんと臨時休館日で、中へは入ることができず、無念だった。


イオニア式柱のある入口は、包み込まれている旧川崎銀行千葉支店のエントランス部分のよう。


駅へ向かう途中に出会ったタイル貼りのマンションエントランス。



こちらもエントランスにあったモザイクタイル画


日本キリスト教団千葉教会。
1895年、ドイツ人建築家リヒャルト・ゼール設計により建築。
下見板貼りのかわいい教会だった。





千葉駅トイレのボーダータイル。
ここから大多喜へ向かうためにまずは茂原へ。


茂原で、タイル的にもおすすめと伺っていた桜湯へ入って行くことにした。


のれんをくぐると、女湯と男湯の扉の間の壁面にマジョリカタイルがびっしりと貼られていた。
その上に無造作に貼られた料金表。


タイルは、きれいな状態で残されていて感激~


女湯の扉を開けると、床面にもタイルが貼られてた。
一部、踏まれて絵が消えかかっていたが・・
本業タイルかな?あまり見覚えのない文様。


入った時、先客がちょうど出られたところで、
浴室内も写真撮影許可頂けた。


灯台のある海を描いた絵が描かれている部分は、タイルではなかったが


浴槽の上部には、雷文のマジョリカタイルが二列に渡って巡らされていた。


洗い場横には、こんな浦島太郎を模したような絵も。
写真を撮らせて頂いた後は、ゆっくりお湯に浸かった。
お風呂に浸かった後は、ちょうど近くのバス停から大多喜行きの最終のバスに乗って大屋旅館へ。


バス停を降りて、真っ暗な道にやや不安を抱いたが、
明かりの漏れた大屋旅館がすぐ見つかった。


大屋旅館は、江戸時代から続く門前宿として、夷隅神社の参道脇に建つ。
現在の建物は明治期1885年に建てられたもので、その後大正、昭和と、
増築されているようだった。
引き戸を開けると、土間と帳場のある広い空間があり、女将さんに迎えて頂いた。



帳場横にはガラス扉に電話室と書かれた部屋も残されていた。



お部屋に案内してもらう途中に、浴室のあるスペースを通った。
白い壁とタイルに、水色の木製の窓枠と、この空間だけが洋風空間に。
大正時代に建て増しされた部分とのこと。
(ここから翌朝の写真も混じる)



洗面シンクは、タイル貼りで、ハーフサイズのマジョリカタイルがボーダー状に貼られている。
シンクの水切り棒は、木製?!


シンクの形も裾窄まりになっていてかっこいい。


蛇口上の「水」「湯」の表示も陶製だ~
湯の蛇口の根本の渦を巻くようなシミもなんだかアートのよう。


こちらは浴室内。広々として快適そうだったが、
この日は、すでに銭湯の桜湯に入ってきたので、こちらの浴室は使用せず。


浴室内の照明も素敵。
洋風の漆喰装飾が見られる。



朝の浴室。
坪庭の緑が目に入り窓からの朝の光がやさしい。


少し小さ目の家族風呂も見せて頂けた。
こちらは、真っ白なタイルに覆われている。


床は蜀江文型のタイル。
それにしても、汚れの目立ちそうな真っ白なタイルなのに、
きれいに維持されてるなあ。



天井の漆喰装飾、こちらも大浴室と同じデザインのもののよう。


そしてお部屋へ。
掘りごたつがうれしい~


一息ついたら、早速旅館内のタイル探索へ。
扉開ける前は、普通のトイレかと思いきや開けてびっくり。
腰壁にマジョリカタイルがずらり。



もう一つのトイレも、こちらは連続模様ではなく、あえて別のタイルが交互に入れられている。エメラルドグリーン部分の釉薬の透明感が最高。


そして、こちらは、少し広めの男子トイレ。
この日は、私以外誰も泊まってなかったので、ガラッと開けると、
床一面のタイルが!
床全体の白いタイルの縁を囲むように緑のラインのマジョリカタイルが並ぶ。
便器の周囲は、透明感のあるグリーンのタイル、青磁色の陶器のスリッパも
揃ってる。見事な保存状態に驚愕。


並べると連続模様になるマジョリカタイル。
緑一色だけど、シンプルで美しいデザイン。



翌朝、更にお部屋を案内して頂けた。
玄関のある棟は、明治時代と最も古い棟。


階段を上がると、玄関の真上の部屋は、広々として装飾も豪華。
こちらは人気のお部屋だそうで、指定される方も多いのだとか。





雨戸を開けてくださったが、解放感いっぱい。
低すぎる手摺が怖いくらい。









こちらから増築された棟へ。


廊下のデッドスペースにこんな洗面台。


こちらのお部屋、窓の下部は無双窓になっていて、風通しもよさそう。





三間続きの大広間も見せて頂けた。
欄間や組子細工が凝っていた。













館内ツアーを一通り楽しませて頂いた後は、朝の散策へ繰り出した。

つづく・・



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東京建築&タイル巡り【立教大学聖パウロ礼拝堂&こだんみほさんの個展「タイル物語」】

2024-12-27 | 建築巡り・街歩き【その他】
この秋は東京行きが続いたのだけど、こだんさんの銀座での個展「タイル物語」は
ぜひ見に行かねば~と、再び東京へやって来た。


夜行バスで新宿に降り立ったので、前回も見た西口のタイルを再び・・
今回、この濃い赤のタイルのある壁面を発見。
赤とほんのりピンクのバランスが良いな~


手摺の笠木にはどっしりとした分厚い陶板。


この「く」の字の開口部のラインが好き。


新宿三丁目駅には、山本容子原画のアリスのティーパーティーのモザイク画
があった。



山本容子の銅板画がそのままモザイク画になったような、やわらかいラインのモザイク画。


個展は、12時からだったので、時間までにまず訪れたのは、
立教大学新座キャンパスにあるチャペル。
おすすめ、と教えてもらっていたので、やって来た。
ちょっと遠いな、と思っていたら埼玉へ進入していた。


立教学院聖パウロ礼拝堂は、1963年にアントニン・レーモンド設計により建築。


放物線を描くようなアーチが連なる外観。


各アーチの中にはステンドグラスが入れられ、
木をかたどったようなデザインに見える。
HPによると、ノアの箱舟を上下ひっくり返した形が基本デザインと伝えられてるそう。


聖堂内へ入ると、アーチが交差し、両側に入るステンドグラスから
光が差し込み明るい聖堂内。


外側からはわからない、色とりどりのステンドグラスが美しい。






ステンドグラスは、ロクレールのようだった。
この教会の雰囲気にぴったり。


厚みのあるガラスの塊を通す光





後方には、放物線のアーチに沿って設置されたブルーのパイプオルガンが存在感を放つ。


コンサートも度々開かれているそうで、この日も奏者の方が練習されていて、
礼拝堂内にパイプオルガンの音色が響き渡っていた。








チャペルからチャペル会館へは、五角形の回廊でつながっている。


その中庭には、ベルタワーが聳え立っていた。



新座キャンパスの聖パウロ礼拝堂を見学後は、一路銀座へ。
ひぐちゆうこさんの絵、GUCCIにも採用されてるんだ?
この世界観好き。




資生堂銀座ビルはアルミシェードがおしゃれ。




そして、「銀座画廊美の起源」で開催中のこだんみほさんの「タイル物語」へ
一番乗り。


今回の個展に繋がられた、前回の特別賞受賞作品「京極湯」
銭湯の床面に差す一筋の光。光と影の中に浮かび上がるモザイクタイルたちのリアルな世界、こだんさんのタイルへの情熱のこもった作品にうなってしまう。


鳳明館や森川別館のモチーフを取り入れた河童とモザイクタイルを描いた作品。木目がくっきり現れ、エイジング加工されたギザギザの額もおもしろいな。



作品にはひとつひとつ物語がつけられていて、お話に惹きこまれながら、
モチーフになったタイルの実物写真などと一緒に見れるのもうれしい。


横長の扉を額に見立てて描かれた「龍宮」
細かく描き込まれた水辺の生き物たちとモザイクタイルの競演が美しい。
扉の金具も素敵。


天水湯に使用されているという家をモチーフにしたフランス人、ロジャーキャプロンデザインのタイルが可愛く、額ともマッチしていて素敵。


キラキラと光っていたのは、蜘蛛の巣をイメージした糸。糸にレジンを初めて使用されたという作品。



箱ものは、外だけでなく、内側にもびっしりと描き込まれているという力作。


お花のモザイクタイルをモチーフにした体重計をイメージされた作品。
モザイクタイルの色やデザイン、額の雰囲気共々最も好きな作品。
作品は、まだまだあったがこれくらいに・・

長居させていただいて、こだんさんの作品をじっくりと堪能して、お話もでき、幸せ時間を共有させて頂けてとてもうれしかった。


この後は、新橋駅から千葉へ向かうことに。
この日はこだんさんの個展を言い訳?に大多喜の大屋旅館へ一泊することにしてた。


道すがらの窯変が美しいタイル。


新橋駅まで来たので、せっかくなのでニュー新橋ビのタイルを愛で、
ここでお昼ご飯にすることに。


階段ホールびっしりと凹凸感を出してタイルが貼られてる。


色違いの赤。


ブルーも。





エスカレーター付近のタイルは、ひし形と三角形の組み合わせ。
光沢があり、やや窯変がかったタイルが美しい。





壁面のコーナー部分は、粗めの重厚感のある役物タイルにうっとり。


ニュー新橋ビルで、むさしやという老舗洋食店のオムライスが食べたかったが
長蛇の列ができていて、断念・・
「肉めし岡もと」という店で、初めて肉めしなるものを食す。
大きな厚揚げもついていてボリュームたっぷりで美味しかった。
チェーン店のようだったが、大阪にはないお店。



千葉へ向かう新橋駅で、孔雀のステンドグラス。
明治5年に新橋~横浜間に日本で初めて開通した鉄道を記念して作られたものだそう。

つづく・・

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東京建築&タイル巡り2024②【旧安田楠雄邸庭園&小石川後楽園得仁堂&深川モダン館他】

2024-12-01 | 建築巡り・街歩き【その他】

朝倉彫塑館の後は、同じ最寄り駅の旧安田楠雄邸庭園へ訪れた。
旧安田楠雄邸庭園は、1919年に「豊島園」の創始者である実業家、藤田好三郎により造られ。1923年には旧安田財閥の創始者、安田善次郎氏の娘婿、善四郎氏所有に。
現在は寄贈され、ナショナルトラスト所蔵となり、修復維持され一般公開されている。



この日は、能登半島震災で被害を受けた七尾市に伝わる「花嫁のれん」展が開催中で、通常なら館内を撮影できるところ、
なんとこの日は館内は一部ののれん以外は撮影禁止に・・建物を見に来たのに無念・・



庭の方は良いみたいなので、、

近代和風建築の邸宅内には、唯一洋室の応接間があり、家具調度品が残され、
洋室に付属するサンルームには、初めて見るはめ込み式のゴムタイルというものが床に貼られていた。
パズルのような形のゴムタイル、おもしろいなあ。
当時は新素材として注目の製品だったとか。



建物は、雁行して建てられていて、各部屋からの庭園の眺めがそれぞれ違っていて美しい。








どの部屋からも庭の緑が目に入るのは良いなあ。


旧安田楠雄邸庭園を後にし、文化財ウィークで公開中の、小石川後楽園得仁堂へ向かう。敷瓦が見れると教えてもらっていたので。
途中、千代田線の新御茶ノ水駅のホームのモザイクタイルが目に留まり、思わず下車。



細かなガラスモザイクタイルは、カレンダーのように1月から12月まで表されている。


3月


春になって花が咲き乱れるような華やかな4月。
各月、和名もそえられている。


月と月の間には、日にちもモザイクタイルで描かれていて、本当にカレンダーのようだった。



秋の彩りの10月。


11月は、北風と共に冬がやって来たイメージ?!



ブルーからグリーンのグラデーションが美しいモザイク。


12月は、枯れ木と雪のイメージかな。


この月の色合いが最も好き。








一枚一枚、かなり凝ったガラスモザイクタイルで彩られた駅、とても素敵で堪能~途中下車してよかった。


そしてやってきた小石川後楽園。
広大な庭園は、江戸初期に完成されたもので、都内に現存する最古の大名庭園だそう。


その中にある敷瓦が見られる得仁堂は、徳川光圀が寛文年間(1661〜1673)に司馬遷の「史記」に登場する伯夷、叔齊の物語に感銘を受け、その二人を祀る為に建てたものだそう。
園内最古の建物でもある。


小さなお堂に人だかりが。


堂内を覗くと、床には、びっしりと敷き詰められたクリーム色の敷瓦が。


おなじみの印花文様が浮かび上がる。
時を経て、所々掠れたような部分もあるようだが、床一面きれいに敷かれていた。


こちら、INAXで修復用に復元された敷瓦の見本も展示されていた。



大江戸線の飯田橋駅。
近未来感のある入口のオブジェがインパクト大。
葉がモチーフになっているとか。


ホームへと続くエスカレーターと階段の頭上には、緑のパイプが縦横無尽に走る。


緑のパイプの所々に蛍光灯が灯っている。


泉岳寺駅だったかな?
ブルーのモザイクタイルに扉も合わせて


壁面は、白のドット型モザイクタイル。




植物が型押しされた陶板が並ぶ。







前日に公開日と間違ってやってきた、ヴォーリズ建築のフレンズセンター。
この日はリベンジに。扉が開いてるのを見てほっとした。
1922年に建てられた宣教師一家の住宅。



ヴォーリズならではの計算し尽くされたという採光や、洋間に和風欄間や襖、網代天井、板の間に一部畳敷きなどの和洋折衷デザイン、軽井沢彫が緻密な家具も見応えあった〜
内部は、撮影禁止だったが、ヴォーリズらしい工夫のある建物を味わえた。
現在は、会員の研修や宿泊施設として活用されている。


深川東京モダン館へやって来た。
こちらの建物は、1952年に建てられた旧東京市深川食堂をリノベーションした建物。
関東大震災の復興事業の一環として設置された16か所の市設食堂のひとつで、
低所得者のために安くて栄養のある食事を提供する施設であったという。
現在は、観光協会として、展示、カフェ営業などが行われている。


入口を入ると、床には六角形の無釉モザイクタイルが敷き詰められ、



一部は、補修跡か、カラフルな色のモザイクタイルが貼られてた。


階段蹴込み部分にも市松状にモザイクタイルが。


壁面もタイル貼り。





内部は改装され、新しくなっていたが、食堂時代のステンドグラスが復元されているようだった。


最後にやって来たのは、京王プラザホテル。
前回東京に来た時に、おすすめスポットと教えてもらっていたので。


車寄せの床に貼られているタイル。
三角形、台形の様々な形のタイルがランダムに散りばめたような感じがいいな。


規則性があるようでないような・・







ロビーの照明は、まるでタイルとリンクするかのようなデザイン。










エントランスのこちらの陶板も素敵だった。



これにて二日間の東京建物&タイル巡りが終了。
今回も「東京へ来たら行きたいリスト」から少しずつでもつぶしていくことができて満足。
まだまだ見てない建物や再訪したい場所もたくさんあるが。
この日は、新幹線で帰途へついた。

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東京建築&タイル巡り2024②【朝倉彫塑館他】

2024-11-25 | 建築巡り・街歩き【その他】


この日の宿泊は、前回と同じく大宗旅館にしたので、神保町から築地へ向かう。
乗り換えの日比谷駅で遭遇したタイル壁。


ブルーの細かいボーダータイルの間に白いボーダータイルがランダムに入っている。




こちらの壁面は、ブルーより白多め、ゆるいグラデーションも面白い。




改札階には、白いタイルの背景に、
きらきら光るモザイクタイルが2列ずつ入っていた。








大宗旅館、今回は、もぐもぐ建築でも一緒だったりせんさんと偶然一緒。


前回撮り忘れたお風呂の天井。
朝は、女将さんがしていた、鶴のマークが入った昔のJALの客室乗務員用胸当て付きエプロンが可愛くて、そのお話でひとしきり盛り上がる。


朝の大宗旅館。


翌朝、朝倉彫塑館へ行こうと思っていたが、その前に昨日もらったマップで、日本橋の建物を少し巡る。
時計塔のある細長いビルは、光世証券兜町ビル。


1999年建築。
外壁の煉瓦やアイアンの門など、大阪にある光世証券のビルと同じ素材のよう。



外壁の煉瓦はイギリス製だそう。
凹凸のある積み方がされているので、遠目で見ても表面に表情があって良いな。


アイアンの照明カバーもゴシック調で美しい。


展示でも色付きの類似品があったが、ロンデルガラスのステンドグラス。


細い通りに面してる東面は、こんなロンデルガラスの入った丸窓や、ステンドグラスのある窓も見られた。


東面の通用口?もアイアンで装飾された門がついていた。


もう一枚、壁面に同化したような扉。
小さなビルだけど、細かく装飾されていて、大阪のビルと同様おしゃれな雰囲気だった。



この辺りは以前にも歩いたことがあったが、山二証券とフィリップ証券が並ぶ通り。


1935年建築、フィリップ証券


1936年建築、山二証券。


装飾のついた丸窓が二か所に。








1928年建築、日証館。


1930年建築、旧江戸橋倉庫ビル。




朝倉彫塑館へ向かう途中、遭遇したブルーのタイルがきれいなお家。
2階、3階のバルコニーの格子もブルーで統一されていて美しい。





朝倉彫塑館に到着。
朝倉彫塑館は、彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物。
現在の建物は1935年に朝倉氏自ら設計し、建てられたもの。



石の門柱に刻まれた「朝倉彫塑館」の文字。


通常撮影禁止の館内だけど、この日は、特別展が開催中で、
このアトリエ内の決められたポイントからのみ撮影OKになっていた。
アトリエは、天井が高く、天窓や、壁面いっぱいに取られた大きな窓から
光がふんだんに入るように設計されていて、明るく開放感があった。


こちらのアトリエでは、制作の他、門下生の育成も行われていたため、広々。


天井のアールに沿って入れられた天窓。



天井からいくつかぶら下がっていた照明は、同じデザインで統一されていた。






この日は、朝倉文夫の猫作品ばかりを集めた特別展が行われていて、
様々なポーズをとる猫たちが集合。とってもリアルだった。


3階の朝陽の間は、最も格式の高い間。
こちらには、触れる猫のブロンズ彫刻も。





朝陽の間からは、テラスに出ることができた。
階段、テラスの床はクリンカータイル貼り、壁面は、スクラッチタイルが貼られてる。


豚の顔の付く壁泉風のコーナーもあった。
内側には、パステル調のタイルが。


豚の顔は、青銅製のよう。
口に筒のようなものが通ってるようだったので、
設置された当初は、口から水が流れ出てたんだろうか?
今は水は枯れていた。


更に階段を上って、



やってきた屋上庭園。
植物を育てる園芸実習の場となっていたという。


門を入って左手には、こんな東屋もあった。


網代天井が風流。


ノミ跡の残る木材が貼られた腰壁にベンチがついていて、床は、大小の石が敷き詰められた凝った東屋だった。



駅に戻る途中に通りかかったインド料理店。
ちょうどお昼時だったので、ここでランチすることに。


入口からなんだかすごかったが、内装もコテコテのインド風。




こちらの席に。


チャイとカレーとナンを頼んだら、なぜだかチャイが先に出てきた。


カレーは、じゃがいもとカリフラワーのカレー、アルゴビを。
美味しかった~



そして場所を移動して、


これは、更にサービスだと、ポットの紅茶が出てきた。
料理を頼んだ人にたっぷりのポットサービスで紅茶を出してるみたい。
美味しかったけど、そんなに何杯も飲めず、、なんとか2杯飲んで
お客さんも混んできたので退散。


その後周辺散策中に、お手洗いを借りたお寺の手洗い場が、モザイクタイル貼りだった。





モールディングタイルも。

つづく・・

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東京建築&タイル巡り2024②【学士会館他】

2024-11-25 | 建築巡り・街歩き【その他】
清泉女子大学の島津公爵邸を後にし、日本橋高島屋資料館で開催中の「装飾をひもとく 日本橋の建築・再発見」の展示へ向かうことに。
乗り換えで、東京メトロ浅草線五反田駅で、素敵な陶板に遭遇。


抽象画だろうか?大き目の陶板とモザイクでできた壁画。


陶板の質感がそれぞれ違っていて楽しい。


モザイクは石が使われてるようだ。


鮮やかで透明感のある釉薬もいいな。


そして日本橋高島屋史料館へ。


丸石ビルディングのライオンだろうか?


展示物は、ほぼほぼ撮影禁止。
こちらは、光世証券のステンドグラスで使われてるロンデルガラスの色の入ったもの。

「日本橋の建築・再発見!マップ」なるものをもらったので、回ってみよう。
裏面は、日本橋高島屋の装飾スタンプラリー。
いくつか回ってみた。



そして、学士会館へやって来た。
現在の建物は1928年に建てられたもの。
会の前に、少し見学をさせて頂けた。
これまで、1階のレストランを利用したことが何度かあったが、
宿泊したことはなかったので、上階に立ち入ったことはなく、うれしい。


3階、神前式用の会場。


3階、320号室は100名用の会場









シャンデリアは当時のもののよう。




320号室のロビー




何か所かで使われてたこちらの照明のデザインもいいな。


レトロな消火栓置き場の扉。



3階から2階への階段。
腰壁はタイル貼り。
日の出てる時間だったら、ステンドグラスがもっときれいだろう。







2階210号室は、300名まで利用可能なバンケットルーム。


埋め込み式の照明や梁が特徴的。


黒大理石とグレーがかった渋い色味のステンドグラスがクールなマントルピース。


部屋の後方の小さなバルコニー


扉に入ったステンドグラス。




柱に沿って入る真鍮飾りが素敵なアクセントになっていた。



1階のロビー。


フロント








1階廊下には、モザイクタイル貼りのマントルピースが置かれてる。



1階談話室。


お手洗い前のステンドグラスのスクリーン


フロントと反対側の階段。
唐草模様の彫刻が入った重厚感ある親柱。



所々擦り切れてるが、この辺りの床の布目タイルにもうっとり。



大理石に真鍮の飾りがついてるのも良いな。


そして地下へ。
扉の窓を囲むレリーフタイル
角にボタンのように入れられた花が愛らしい。


地下への階段壁は、スクラッチタイル貼り。


このタイルパラダイスは、うれしいな。




床には、タイヤの跡のような模様が入ったタイル


地下にあった、柱?根元が裾広がりに六段も重なっていた。


こちらも・・
なんの為なのか?!単なる飾り?聞き忘れた。


この扉の向こうは、元々は食堂だったそう。


201号室、こちらは、学士会館の中でも最も建設当時の姿が残っているというメインバンケットルーム。


天井も高く、木製の壁面もシックで格調の高さが伺われる。


2種類の豪華なシャンデリアが下がっていた。




入口のアーチ。
格天井の中にお花のレリーフ。

学士会館、閉館前に貴重な見学の機会、少しでも写真に残すことができてよかった。


そして「もぐもぐ建築」のはじまり。
顔見知りの方、お名前だけ存じてる方、ほぼほぼ存じ上げない方
30数名の方々と立食形式で。
途中、30秒の自己紹介コーナーも経て、あっという間の2時間だった。
美味しくきれいなお料理もたくさんあったのだけど、
なぜだか撮るのを失念;


販売できる冊子の持ち込みOKとのことだったので、
私もメトロリスボンとドアの写真集を。
ドアの写真集、押し付けてしまった方々すみません・・
この後、2次会も楽しませて頂き、この日の宿へ。
素敵な機会を頂きありがとうございました。


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