m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

与謝野町の近代建築【丹後ちりめん歴史館】

2014-09-30 | 豊岡&与謝野&宮津の旅2014


与謝野町の町並みを歩いた後やって来たのは丹後ちりめん歴史館。
建物は昭和10年建築のちりめん工場を改装したもので、現在は丹後ちりめんの製造工程の見学やシルク商品のショップになっている。





ノコギリ型三角屋根5棟が並ぶ。
この屋根の形により、北窓からのやわらかな自然光を取り入れることで、
織機の縦糸3700本の動きが肉眼でも検査できる工夫がされているのだそう。


















ちりめん製造のための器械類も展示されている。





丹後独特の撚糸機





ガチャガチャと稼働中のものもあり、昔の工場の雰囲気も味わえた。

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イスラームタイル焼き上がり

2014-09-29 | 陶芸&タイル作り


だいぶ前から細々と作り続けてたイスラームの幾何学模様のタイル一組が焼き上がった。
ひとつのパターンを繋げると無限に広がる模様が魅力のイスラムタイル。
もう一回り繋げたい気もしたのだけど、壁掛けに重さが耐えれないだろうと断念・・
四枚一組の色違いを二組作ることにした。





今日はコーナンへ行って、前回の額と同じくモールディングを使った額縁も製作。
額は相変わらず四隅の斜め45度のカットが難しかったけど、なんとか無理やり合わせた。
二つまとめて作りたかったのだけど、一つ作ったところで力尽きてしまった~また行かないと・・
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イメージの力-国立民族学博物館のコレクションにさぐる

2014-09-28 | 美術館・ギャラリー他


この日は万博であったテニスのイベントで息子に付き合った後、みんぱくでやってた特別展「イメージの力」に訪れてきた。
イメージの力展ではみんぱくが所蔵するコレクションから約600点が
通常みんぱくで展示されているような地域や時代ごとの分類でなく、
イメージの持つ造形性や効果、機能に着目して展示されているのだそう。





パプアニューギニアの神像付きの椅子。





プロローグでは世界各国の仮面がずらりと並ぶ。





みんぱくの常設でも仮面のコーナーは存在感いっぱいで面白いのだけど
こんな風にいろんな国の仮面が寄せ集まって一度に見れるのも楽しい。





第1章は精霊や神々など目に見えないもののイメージ像。
パプアニューギニアの精霊像付き机





マレーシアの狩猟神の像もインパクト大。





パラオの民芸品、トコペイ人形。
なんだか笑えるかわいさ・・





細密に絵が描かれたペルーの飾りひょうたん





手形のお守りはエジプト、カイロのもの





なんとこのライオン像はガーナの棺桶。
棺桶がこんなライオンだなんて~驚いた。





ガーナの棺桶はライオンだけでなく、イカや飛行機、魚やベンツまで・・
故人の現世の職業や憧れなどを棺桶に表現するのだそう。





こんなビールの棺桶まであった!





中国山岳民族の子供の帽子も色合いやデザインがとても可愛い。





セネガルの床屋の看板





同じくセネガルの髪結いの看板。
女性の髪形の方がバリエーションがあって面白いなあ。





セネガルやベトナムで売られているビールやジュースのアルミ缶などを使って作るおもちゃ









最後のコーナーは漁網や脱穀具、はしごやナイフなど世界の民具が現代美術風に展示されていて
不思議な空間だった。





こちらはコンゴの投擲用ナイフや儀式用の剣。
形もユニークで、こんな風に並べるとアートっぽいなあ。

まだまだたくさんの展示、いつもの博物館で見るのとはちょっと違った視点で、美術作品的に楽しむことができた。
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グリルはせがわ

2014-09-17 | 食・グルメ


しょうざん峰玉亭へ行った後、食事にやってきたのは北大路にある人気の洋食屋さん、グリルはせがわ。





定番洋食メニューが並ぶショーウィンドウ。





ここはハンバーグが一押しのようで、ハンバーグの種類もいろいろ。
他にもハンバーグと海老フライ、ハンバーグと唐揚げ・・などハンバーグ+○○メニューが豊富で目移り。









悩んだ末、ハンバーグとコロッケに。
これにお味噌汁とご飯がついて1000円くらい。
一緒に行ったTちゃんがハンバーグとホタテフライにしたので、コロッケとホタテを一個ずつトレード。
ハンバーグは肉厚でふわふわジューシーでさすが看板メニュー。
ボリュームもあり過ぎるくらいでお腹も満腹に。
珈琲&紅茶を200円でプラスしてゆっくりできた。
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しょうざん峰玉亭

2014-09-16 | 建築巡り・街歩き【京都】


京都夏の特別公開中のしょうざん峰玉亭へTちゃんと一緒に訪れてきた。
庭園の入り口で受け付けを済ませて中へ足を踏み入れると緑豊かな美しい庭園風景が広がっていた。





北山からしょうざんへ3千本が移植されたという台杉と呼ばれる北山杉。
樹齢350年から500年の歴史を持ち、独特の姿をしている。
今まで杉といえば、まっすぐに伸びる背の高い木を想像していたけど、こんな風貌のものもあるんだなあ。





苔、紅葉の緑も美しい庭園。
紅葉の時期はお隣の金閣寺は有名だけど、意外と知られてないここの庭園は穴場ですよ、と案内の方がおっしゃっていた。





庭園を進んで行くと峰玉亭が現れた。
ウール地の着物を開発して世に広めた松山政雄氏が建設した「花と緑の観光工場」、しょうざんは
西陣の製造工場を中心にしたレジャースポットで当時、無料で開放されていたという。
その一角にある峰玉亭は昭和30年に3年の歳月をかけて建てられた迎賓館。
数寄屋造りの名建築だそうで、普段は非公開、この度9年ぶりの特別公開になったそう。





玄関たたきのタイルは織部焼





玄関の間は襖を開けるとそこには水屋があって、こちらでお茶を立て、各お部屋へ運んだのだとか。





栖鳳の間では狩野派のふすま絵が見られる。





床の間には竹内栖鳳栖鳳の間の掛け軸、珍しい南天の床柱、屋久杉の網代などみどころたくさん





天井などはふんだんに竹が使われている。
各所に花頭窓の変形の飾窓がみられた。





玄関にあった飾りも花頭窓の変形とおめでたい蝙蝠の文様を組み合わせたようなものだった。





栖鳳の間からお庭に目をやると、庭の風景が額縁に収まった絵のように美しい。
大きな一枚ガラスは昭和33年のもの。





廊下の床板は栃の木が用いられ、はだしで歩くととても気持ちがいいそう。
夫婦二人が並んで歩けるようにと幅が広く取られている。





こちらは吉井勇の間と呼ばれ、歌人吉井勇の額が飾ってある。
大きな変形の花頭窓がアクセントになり、一段高くなった畳の上では帯や着物が広げられ、商談の部屋としても使われたのだとか。





地袋と呼ばれる物入れの扉には今宮神社のやすら祭りの様子が描かれていて
扉上の大きな丸太は錆び丸太と言われ、雨うたせにしてわざとカビを発生させ、乾燥させるという加工を施したもので
面白い模様?がついている。





それにしてもどの部屋も天井がすごい、
さまざまな種類の竹が組み合わされた天井。





ごま竹、すす竹





中庭に敷かれたタイルも織部。





トイレも広々と豪華。
こちらにもやはり変形花頭窓が





最後のお部屋へ
こちらにも南天の床柱が見られ、





天井がまた凝りに凝ってた。





建物内を2周して、お庭へ出た。





酒樽をそのままお茶室にしたものもユニーク。





こちらは大徳寺から移築したお茶室、玉庵。





庭に出てしばらくすると豪雨が降り出して、あんまりゆっくりできないまましょうざんの庭園を後にしたのだった。


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与謝野町の近代建築【ちりめん街道を歩く】

2014-09-11 | 豊岡&与謝野&宮津の旅2014


与謝野町加悦は京都と丹後を結ぶ物流の拠点として発展、機音が響く丹後ちりめんの町。
旧街道沿いの町並みは通称「ちりめん街道」と呼ばれ、重要伝統的建造物保存地区に選定されている。
現在のちりめん街道に並ぶ建物約260棟のうち約120棟が江戸、明治、昭和初期のものだそう。
そんな風情のあるちりめん街道を歩いた。





創業明治23年の老舗旅館、井筒屋はちりめん街道で現存する唯一の旅館。













大正6年に建てられたこの地域では初の西洋医学の診療所、旧伊藤医院診療所。





玄関の漆喰レリーフが豪華で細やか。
加悦の左官職人、萬吉の手によるもの。









丹後ちりめんの始祖、手米屋小右衛門の本家。
杉本家住宅の主屋は、江戸時代の建物を大正初期に移築した建物だそう。





杉本家住宅の裏手には丹後で唯一現存する明治時代のちりめん工場である西山工場がある。
明治29年から41年にかけて3棟の工場が建てられたそう。






明治後期には、第1工場から第2工場へ二階の廊下で繋ぎ、加悦谷で最初のドイツ製の発動機が導入されたという。
2階を空中ケーブルで結んだ名残が残っている。





現在も「ガチャガチャ」という機音が聞こえていた。


























大正9年に建てられた旧丹後産業銀行の加悦営業所。
丹後の金融機関は融資の担保にちりめんや反物を取ることから、蔵が大きくつくられているのだとか。





昭和6年建築の旧川嶋酒造酒蔵。





街道沿いではないが、腰折れ屋根にしゃちほこが乗ったこんな洋風の家も発見。




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与謝野町の近代建築【旧尾藤家住宅・洋館】

2014-09-03 | 豊岡&与謝野&宮津の旅2014


旧尾藤家住宅の和館に続いて、洋館部分。
こちらの洋館は11代尾藤庄蔵により昭和3年に建築されたもの。
11代庄蔵は加悦鉄道株式会社では常務、のち社長を務め、昭和3年からは加悦町長に就任。
横浜の商館群を見学し、以来洋風建築に関心を持ち自ら洋風建築について勉強した庄蔵は
その後、念願の洋館建築に着手し、加悦町役場庁舎、自身の住まい、そして宮津銀行加悦支店を洋館として建築したという。





洋館といっても、新座敷棟の2階部分のみで1階は和館になっている。





外観から見ると和の1階と洋の2階はそれほど違和感なく馴染んでた。





こちらは江戸末期からの母屋で玄関、店の間、台所、主座敷、居間がある棟。





そして洋館となっている2階へ。
階段を上がって行くと正面にステンドグラスが





階段を照らす照明。





階段を上りきったところにはこんな造り付けの棚がある。





2階には洋室が二部屋。
こちらは応接室で家具などの調度品は全て特注品。





暖炉





暖炉にあった意匠は隣の部屋の書棚にも使われていた。





応接室の照明のデザインも素敵。





寝室にはベッドと書棚、ソファが置かれている。





窓の形も斬新。





寝室の照明。







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