m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

金型の精緻・精巧美の世界~モザイクタイルミュージアム企画展

2020-11-30 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

多治見のモザイクタイルミュージアムで開催されている「金型の精緻・精巧美の世界」展へ訪れてきた。
この日は展覧会に企画協力された加藤さん(コロナの関係で今回延期に)と、豊山先生の講演もあるということで楽しみにしていた。


講演はインドの壁画の美術史の研究をされていた豊山先生がインドで偶然日本製のタイルを見つけられたところからタイルを追う旅が始まったいきさつや、日本からマジョリカタイルの海外輸出先NO.1がインドだったこと、インドでどのように日本製のマジョリカタイルが浸透していったかなど、政治面や経済面など歴史的なさまざまな要因についてとても興味深いお話をお聞きすることができた。


当初はイギリスの植民地時代、イギリスからもたらされたマジョリカタイルだったが、日本ではイギリスでは作られなかったヒンドゥー教の神様をデザインしたものや、インド好みの鮮やかな色彩、更にイギリスより安価に売り出すといったことで徐々にインドでのマーケットを広げていったという。


イギリスではもう少しやわらかいパステル調の色彩のタイルが作られていたそうだが、インドではこのようなはっきりとした色彩のものが好まれたという。
日本のメーカーはそんなインドのニーズに合わせてタイルをデザインしていったのだとか。


6枚組の組タイルの金型。
こちらの広正製陶以外でも佐治タイルや複数のメーカーがインド向けの
タイルを作っていたそう。
細かい部分まで丹念に彫り込まれた金型は本当に美術品のように美しい。



なぜ宗教的に忠実にタイルへ再現することができたのかというと、
このようなインドの絵画やポスター、カレンダー、マッチ箱など一般に流通していたものが情報源とされていたという。


インドの伝統的な住居でハーヴェリーといわれるもの。
玄関周りにびっしりと貼られたマジョリカタイルが見える。
こちらのタイルの剥がされた跡の刻印から日本製のタイルが使われていることが判明したのだそう。


展示の写真を見ると、ほんとに多くのマジョリカタイルが建物に貼られてる。
今まで台湾やマレーシア、シンガポールでは見てきたけど、
インドでこんなにマジョリカタイルが使われているなんて・・
行ったことがないので全く知らなかった。



インドでは、マジョリカタイルは伝統的住居の他にも祠やモニュメントの台座、肉屋など町中に一般的にあるらしい。


商売の神様で人気のガネーシャ。


クリシュナ


タージマハールが描かれた金型も。



真鍮の金型は薄いものだけど、重量は1.3kgもあるのだそう。
これらの金型を63枚も丁寧に保管してこられたという広正製陶さんのおかげで
素晴らしいコレクションを見ることができ、インドとのタイルを介した交易の歴史も知ることができて、とても充実した展覧会&講演会だった。





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彦根の町歩き&大津の銭湯・小町湯他

2020-11-26 | 建築巡り・街歩き【その他】
旧山の湯を見学した後は町歩きへ。旧山の湯そばのお店のタイル。
紅葉した蔦と、このブルーのタイルがよく合ってる。


黄色い屋根も可愛いなあ。


何よりこのタイルの色がきれい。


こてこての装飾の門を見つけた。
ガウディのような、梵寿綱のような・・


昆虫に、花と人間が合体したようなものや、目などなど
いろいろと不気味なモチーフが使われてた。


宇水理髪館。
この日はお休みのようだった。
10年ほど前に家族でやって来た時には親切にしてもらった記憶が・・


ほんとにうっとりするくらい艶やかで肉厚のタイルが貼られてる。





どこから見ても惚れ惚れする・・


足軽屋敷を改装したローチョコレートのカフェ、Hareto Keto Raw Chocolate & Detox Cafe へやって来た。


思ったほど広くはなく、足軽屋敷なだけあって、こじんまりしたお屋敷。
チョコレートケーキが売り切れていて、なぜかアサイーボウルを頼んでしまった。
トッピングにはローチョコレートやナッツなどが振りかけられてる。


最後に大津の小町湯へ立ち寄り湯。


暗くてよく見えなかったけど、入り口に貼られてたタイル。


お客さんがおられなかった間、脱衣所のタイルを許可を得て撮らせて頂くことができた。
浴室入口前にはさまざまなタイルが使われている。
両脇のアールを描いたデザインもいいなあ。


ふっくら盛り上がった縁もいい感じ。


腰壁には細いラインが入った黄色のタイル。
洗面器の黄色とマッチ。


段差の立ち上がりにはグラデーションがきれいなタイル。


洗面台


洗面台のシンクに貼られたタイル。

浴室内にも熱帯魚風の魚が描かれたモザイクタイル画が貼られ、
浴槽の立ち上がりに貼られた玉石タイルが床と馴染むように貼られていたのが
レアだったし、とても美しかった。


この日は大阪→長浜→彦根→大津→大阪と、関西近郊休日ぶらり旅きっぷ(2600円)を生かしまくり十分満喫してくることができた。
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彦根・旧銭湯山の湯

2020-11-24 | 建築巡り・街歩き【その他】
長浜から彦根へやって来た。
彦根では琵琶湖ビエンナーレが開催中で、旧銭湯の山の湯も会場になっていて
内部も見れるとの情報を頂いたので、やって来た。


明治創業の旧山の湯は140年間銭湯を営んできたが、令和元年8月3日に廃業されたという。
玄関の両脇に貼られた竹を模したタイル。


たたきにはブルー系のこんなモザイクタイルが貼られてた。


傘立てや看板など銭湯時代のままの様子が残されていた。


玉石タイルが散りばめられた玄関入口。


脱衣所からアートの展示場になっていた。


ロッカーから紙吹雪のようなものが飛び出してる?!



アート作品よりも、ついついタイルに目が行ってしまう。
浴室前に敷かれたタイル。
形も色合いもあまり見かけたことのないパズルのようなタイル。


浴室内も展示スペースとなっていて、ボートのようなものが置かれている。


手前に扇型の浴槽が二つ並んでる。
男湯と女湯の仕切りの半分はガラスブロック。


浴室床のブルーのグラデーションのタイル。


洗い場の鏡とタイル。


風車のような形のタイルが貼られてた。


奥にも浴槽があった。
浴槽が赤茶色に変色している。
銭湯時代、名物だったという薬湯の名残りのようだ。


周りには玄関入口に貼られていたのと同じ竹を模したタイルが貼られてた。



浴室の床を見ていくと、補修の跡も所々あって、
補修部分にはいろんな色、大きさのタイルが貼られてて、とても可愛い。


更に大きな補修跡も。


アートの一部に使われていたが、この真ん中の小さな浴槽は何だったんだろう?!


よく見ると柱の部分にはカラフルなモザイクタイルも使われている。


天井の湯気抜き。


こちらは番台。
こんな格子のような模様が入ったものは初めて見るかも。


小さな扉がついてる。


使い込まれた感がある踏み台。





レトロな按摩器


扇風機も。



女湯の方はロッカー付きのベビーベッドもあった。


ええっ、こんなしゃれたドライヤーがあるの?
と思ったら、これはアート作品だった。
ピンクの手触りの良い布で包まれたヘアドライヤー。


浴室前の洗面台。


シンクの中は玉石タイル。


洗面台の仕切りも、ワンポイントに入れられたグリーンのタイルがいいなあ。



こちらの浴室は、先ほどのドライヤーをくるんだ布と同じものが浴室全体に敷き詰められていた。


銭湯のアートとタイルを十分楽しめた。
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長浜の町歩きその四・長浜鉄道スクエア&慶雲館

2020-11-23 | 建築巡り・街歩き【その他】

長浜の最後は長浜鉄道スクエアと慶雲館へ。
長浜鉄道スクエアは明治15年に完成した現存する日本最古の鉄道駅舎。
当時では珍しい洋風建築で、窓周りや出入口は赤煉瓦が使われている。




一等二等待合室が再現されている。
煉瓦造りの暖炉やビロード貼りの長椅子が置かれていたという。
当時、火鉢や囲炉裏しかなかった日本で、イギリス人技術者によって取り入れられた暖炉はとても先進的な設備だったという。



駅長室。
長浜駅の初代駅長は後に初代東京駅長となった高橋善一氏だそう。









慶雲館は明治19年に明治天皇、昭憲皇太后の御休息所として建設された建物。
本館は、尾州産総檜の書院造りで、


二階には、両陛下を迎えるための玉座が設けられている。





群鶴図襖
金砂子を散らした襖に十九羽の鶴が描かれている。


こちらが玉座。




建設当時は2階からは琵琶湖と伊吹山が一望でき、素晴らしい眺望だったそう。


梅の花を模した照明器具。





引手もデザインいろいろ





釘隠し



窓の外は真っ赤な紅葉。


一階の広間


庭園から見た建物。



本館の前には小川治兵衛による池泉回遊式庭園が広がる。

この後は彦根へ移動・・


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三沢厚彦・ANIMALS展&四天王寺の市他

2020-11-22 | 美術館・ギャラリー他

大学がオンライン授業ばかりですっかり引きこもり気味になってる娘を連れて
四天王寺の骨董市とあべのハルカスの「ANIMALS」展をはしごしてきた。


現代彫刻家の三沢厚彦氏の等身大に作られた動物の彫刻が迫力いっぱい。
ライオンや象など巨大な動物まで、ゆったりとした展示はまるで動物園のようで楽しかった。


作品は間近で見れるので彫り跡も生々しく迫力がある。


最初のコーナーは撮影禁止だったけど、途中から撮影OKのコーナーが始まり、動物たちとツーショット写真が撮り放題?!


後ろ姿も立派なトラ。


パンダを真正面から。


テラスに展示されてたクマ。
背後には地上80mの風景が広がっている。


ケースの中に展示された小さな作品もある。フクロウも可愛い。


これも相当巨大な作品だったが、架空の動物、キメラ。
ライオンとペガサスと蛇が一体となってた。


主な素材は楠が使われているそうだけど、こんなに自由自在に形が作れたら楽しいだろうなあ。



ミュージアムショップで思わず「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」という本を買ってしまい、娘と木彫りをやってみようか~ということに。
今度は彫刻刀を買う気満々。


四天王寺の市では、相変わらずタイルを入れるのにいい感じの額縁を探し求めたけど、今回は見つからず、、デッドストックのかわいいタイルがあったので少し買った。後は今回リサイクル着物の店が多かったので、スカートにリメイクする着物を買ったのみだった。



そして四天王寺に向かう途中、気になってたいつも行列をなしているスパイスカレーのお店「虹の仏」がこの日は誰も並んでいなかったのをいいことに
初めて入ってみた。
チキンカレーとダシキーマカレーの相がけ。
私は美味しかったけど、娘は苦手なようだった・・


最後は甘党まえだのスィーツで〆。



天王寺ミオで見かけたきれいなレインボータイル。


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長浜の町歩きその三・北国街道安藤家

2020-11-22 | 建築巡り・街歩き【その他】

安藤家はマップでちらっと見て、調べてみると魯山人が装飾を手掛けた
とあり、興味があったので見学することにした。
安藤家は室町時代からこの長浜に移り住んだ旧家で、明治以降、呉服問屋として事業を行っていた。現在の建物は明治38年から大正4年にかけて建てられたもの。


入口にあった郵便受けのデザインがいいなあ。


陶器のストーブも。
セセッション風?なデザインがおもしろい。


玄関を上がって、店の間からはこんな中庭が見える。


天袋には青海波の地模様に扉の引手が千鳥型になってた。


向かい合わせの千鳥の引手が可愛い。





欄間には鳳凰のような鳥の繊細な透かし彫りが入っていた。


大きな虫食い?穴もデザインの一部に。


立ち入り禁止の先のお手洗いの窓。


庭に面した装飾窓。


二間続きの広間。


魯山人の最高傑作といわれる篆刻看板「呉服」
巨大な欅の一枚板が使用されていて「呉」は亀を、「服」は鶴を模しているのだとか。







書院欄間には繊細な波に薄い三日月が透かし彫りされている素敵なデザイン。


障子の引手もバリエーションに富んでいた。


この引手も細かい。
障子の生地?も独特の質感。



この引手は小判をそのままデザインしたものが面白かった。


窓の外は「古翆園」と名付けられた庭園が広がる。



長浜で多くの庭園を手掛けた布施宇吉による池泉回遊式庭園。


そして、部屋と渡り廊下で繋がる「小蘭亭」が魯山人がデザインしたといわれる。


懸造りで建てられた離れ。戸袋が閉まっていて、いやな予感がしたのだけど、、なんとここは年に二度ほどしか公開してない通常非公開の離れだった。
えええ、魯山人が手掛けた装飾物がこの中に全てあるようなのだが、
なんとそれが見られないなんて、ひど過ぎる~キーッ
それならもっとハッキリと明記しておいてくれないと。(パンフに小さく期間限定公開と書かれてた;)


内部は中華風の味付けがいろいろとされているようなのだが、
本館からのアプローチも中華風のテイストが見られる。


かろうじて渡り廊下だけ見ることができた。
竹が組み合わされた欄干のデザインや天井は網代の船底天井、
突き当りの扉には「寿」らしき透かし彫りが入っている。


渡り廊下手前にはこんな格子の入った飾り窓がある。
アプローチだけでもこんなに凝っているので、中はさぞすごいんだろうなあ。


広間に内部の写真がいくつか展示されていた。


とても奇抜で大胆なデザインに見える。
実物を見てみたかった・・


二階へ。


竹の地模様が入った襖。
引手は装飾のない横長の楕円形。


欄間も割とシンプルデザインだった。







二階の窓から中庭を見下ろす。
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久安寺の紅葉2020

2020-11-20 | 季節の花・自然

紅葉の季節には毎年のように訪れてる池田の久安寺へ、今年も訪れた。


この日はちょうど、曇り時々晴れ、みたいな天気だったので
日が差すと紅葉の美しさが際立って、黄金色に輝く紅葉が本当にきれいで、
パラダイスのような光景が広がってた。


オレンジから黄色、緑といろんな色が混じり合ってる木もあれば、




真っ赤に染まったもみじに黄色のもみじの取り合わせ、


朱色一色の木などなど、境内にはさまざまな紅葉スポットがあって
それぞれがとても美しい。


薬師堂のそばの紅葉はオレンジのグラデーションがきれいだなあ。



















緑の葉に先が色づくかわいいもみじ。


蓮池の上に覆いかぶさるように生える真っ赤なもみじ。






本堂からの渡り廊下越しに見える赤と黄のコントラストが美しいもみじ。




黄色の紅葉を背景に赤が映える。





赤を背景に黄色のもみじ。



時々こんな風に日が射すと圧巻の光景。








御影堂に掛かるもみじ。









水面に浮かぶもみじも瑞々しくてきれいだった。
今年の久安寺の紅葉も満喫できた!

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長浜の町歩き&タイルその二

2020-11-19 | 建築巡り・街歩き【その他】
長浜の町歩きの続き。
黒漆喰の建物、黒壁ガラス館は、明治33年に建てられた第百三十国立銀行長浜支店だったもの。
銀行として使われた後は紡績会社の配送所、専売公社の営業所、そして長浜カトリック教会となり、平成元年に現在の黒壁ガラス館としてオープンしたそう。


入口扉


天井は手の込んだ職人技が見られる亀甲模様になっていて、重厚感たっぷり。


階段も当時のまま。


階段親柱のアールヌーヴォーぽい花のような彫刻。


二階の吹き抜けから一階を見下ろす。



二階の天井にも照明の漆喰装飾が残されていた。


海洋堂ミュージアム。
こちらも近代建築のようだけど、いつのものなのか不明。


店内は天井装飾も残っていた。


めちゃレトロ可愛いお土産屋さんがあった。
名前もかわいい「まるり」


中をちらりと覗くと、メルヘンチックなこんな花のような傘の照明が
ぶら下がってる。
広すぎる店内のいくつかの棚には、売り物でなさそうな置物が置かれてた。


水色の色違いも。


黒壁の建物は、築約100年の古民家を活用した和カフェ叶匠寿庵。
よさそうな雰囲気だったけど、最後に茶しんのグリーンソフトを食べる予定してたので、ここはパス。


ステンドガラス館のステンドグラスの看板。


タイル貼りの廃店舗まるき


ここのタイルが写真じゃ分かりにくいけど、ブルー混じりのざらざらタイルが
とてもきれいだった。


お隣の建物のタイルも渋い。


ブルーのさわやかタイルは、廃料理屋さんの壁。


水の流れのようなレリーフが入ったタイル。


同じ建物に使われてた、こちらのデザインもかわいい。


以前にこれと同じタイルを見て、東ハトオールレーズンみたいと言われたことがあったので、オールレーズンタイルと呼ぼう。


オールレーズンの色違いも見つけた。



民家の玄関周りに貼られてたシワのような細かいラインが入った織部釉の渋いタイル。
この後は、北国街道安藤家へ。


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タイルの壁掛け完成

2020-11-18 | 陶芸&タイル作り
以前に四天王寺の骨董市で手に入れてた額に合わせて作ってた
タイルの壁掛けが完成した。(ずっと前にタイルは焼きあがってたのに、、目地入れを怠っていて、やっと仕上がった。)
今回はポルトガル風の配色を意識し、青の瑠璃釉と黄色の黄瀬戸釉、そして透明釉も間に入れて作ってみた。


今回の額縁はかなり装飾的でコテコテに彫刻が入っていたので、


額に負けないように中央のタイルは、模様を入れて釉薬を細かく塗り分けすることに。


その周りのタイルにも、手持ちのハンコをぺたぺたと型押し。


型押した部分は釉薬の濃淡で模様が浮き上がった。
真ん中に入れた模様も瑠璃と黄瀬戸、透明釉でくっきり模様が出た。


額にもなんとか収まり、目地入れして完成!
ポルトガル風がなぜこの色なのかというと・・
リスボンで見たタイルの配色ではブルーとイエローのツートーンが圧倒的に多くて、リスボンのタイルと言えば、この配色を思い出してしまうから。
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長浜の町歩き&タイルその一

2020-11-17 | 建築巡り・街歩き【その他】
fbで情報を得て、この日は関西近郊休日ぶらり旅きっぷを使って、長浜と彦根、そして大津を回ってきた。
まずは長浜へ。長浜は随分前に数度訪れたことあったけど、超久しぶり。
近代建築巡りとタイル狩りをしながら町歩きを楽しんだ。
最初にやって来たのは旧開智学校。
明治7年の建物。
1階はレストランのようになってたけど、閉まってた。


旧開智学校の向かいには、なんだかとても魅惑的な建物が。
長浜タワービル。


屋上には塔のようなものが立っている。
看板はいい感じにサビサビ。


二階と三階には、こんな面格子の入ったフェンス。


入口のポーチに敷かれてたタイル。
建物はもう使われてないようだった。


お昼の候補に行きの電車で見つけた「千茂登」をちょっと偵察。
料理旅館のようだけど、中はどんな感じなんだろうか・・?





玄関扉上に「日本一福寿ビスケット」と看板がかかってた。
日本一のビスケット、食べてみたかった。
お店は閉業してるみたい。


渋いタイル貼りの三階建ての建物は鶏肉屋、鳥宋。


風見鶏風の看板が可愛いなあ。


この前下田で見たようなタイル貼りの冷蔵庫があった。


明治27年創業の堅ボーロのお店。
堅ボーロは以前来た時にも買ったことあった歯が折れそうなくらいに固い生姜味のボーロ。


このレトロな缶が復刻したそうだけど、売り切れていたので袋入りを購入。


店内もレトロで、こんな階段箪笥も。


タイルもいろいろ発見。






閉業になっていなければ入りたかった喫茶ブルボン。


入口にこんなタイルが残されてた。


「茶しん」という大きなタイル貼りのビルがあった。
1階にあるお店には行列ができかかっていた。
覗いてみると「ホワイト餃子」が名物のお店のようだ。
関西ではここでしか食べられないらしい。


結局ここで少し行列に並んで、お昼を取ることにした。
ホワイト餃子は千葉が発祥らしく、後ほど茶しんの銘茶部へ行った時に
お話を聞いたところによると、4代目の現在の社長さんが、千葉のお店で地獄の100日修行に耐え、持ち帰ったレシピだそう。
私は皮好きなので、この厚めの皮で作られたホワイト餃子はかなりツボだった。


ホワイト餃子の他にイタリアンやきそばという名物メニューもあったので
思わずこちらも頼んでしまった。
あんかけミートソースのようなものが、ソース焼きそばにかかってる感じ。
ここで食事をした人には、グリーンソフトの割引券がもらえたので、


一通り散策した後に、茶しんの銘茶部へやって来て、グリーンソフトも食べた。ここでお店の女将さんに、ホワイト餃子やグリーンソフト誕生の話をいろいろ聞かせてもらった。
このグリーンソフトは抹茶スィーツの先駆けなんだそう。
いろいろと新しいものを取り入れてきた革新的なお店のようだった。
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