m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

メトロタシケント

2020-03-28 | 趣味その他

ご縁があって、大福書林さんの2月に出されたばかりの新刊「メトロタシケント」を頂いた。
ツィッターで見て、興味津々だったのでとてもうれしい。
メトロタシケントとはその名の通り、ウズベキスタンの首都、タシケントの地下鉄のこと。

ウズベキスタンはイスラム教国なのでモスクのタイルはすごい、と聞いていたけど、
その地下鉄も私が大好きなタイルや石の宝庫だったとは~
わくわくしながらページをめくったのだったが、、

めくる前にまず表紙にクラクラきてしまった・・
モザイクタイルの表紙にグレーのカバーが七分掛けくらいにかかっていて、
モザイクの表紙がチラ見え、この配色もとても好き。おしゃれだなあ。。


地下鉄構内はふんだんにタイルと石が用いられ・・立体感のあるタイルで構成された壁面や柱は大迫力!
本当にここは駅?!宮殿か何かなのでは?と見紛うばかりのゴージャスさ。
去年、リスボンの地下鉄で見たタイルにも衝撃を受けたけど、
それともまた違うタイルアートが見られて感激・・


伝統的なイスラム文様風のタイル装飾もあれば、カラフルな天然石で構成された壁面もあって、装飾はバリエーションに富んでいた。


照明もまた、今までお目にかかったことがないような不思議なデザインのものが
多く、興味が尽きない。
旅行へ出れない今、こんな本でしばし妄想の旅へ出かけるのもいいなあ。

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UNKNOWN KYOTO五条楽園

2020-03-27 | 建築巡り・街歩き【京都】

Mさんに聞いていたUNKNOWN KYOTO五条楽園へやってきた。
以前何度か五条楽園を歩いた時に、見たことのあったこの二棟の元遊郭建築が
見事に生まれ変わっていた。
”泊まって、食べて、働ける”複合施設とのことで、向かって右手の建物はレストラン&バーに、


左手の建物はホステル&ドミトリー兼コワーキングスペースとして活用されている。


ホステルの方の玄関を入ると、モザイクタイルが貼られた玄関周りがそのまま残されていた。
アールのついた壁面と木製の格子が可愛い。



階段の手前にはモザイクタイルが敷き詰められた半円形の階段~
こちらも当初のまま。


1階のコワーキングスペースは快適そうな空間が広がっていた。


こちらの暖炉も当時のままで、布目のタイルがびっしりと貼られている。


釉薬の色合いも美しいなあ。





暖炉にビルトインされた引き出しも初めて見た。
これも最初からのものだそう。


こちらは改装時に床を剥がしたら出てきたというタイル。


クリンカータイルなので、元は中庭など屋外だったのか?


繊細な細工が施された建具もそのまま使われていた。



こちらのスペースも省スペースだけど、天窓があるので明るく開放感があるなあ。


お隣でランチを食べた後、ホステル&ドミトリーになっている2階も見学させていただけた。






こちらはダブルベッドの部屋。
天井や梁などは以前のままだそうだけど、お部屋はきれいに改装されていて
清潔感が漂う。


いいなあと思ったシングルルームは、高い天井にこんな天窓が付き、


小さな床の間も。


竹の落とし掛け。


廊下にもこんな凝った飾り窓が。


洗濯スペースの一角に用いられた建具も古いもので、


扉の上部に入れられたガラス窓は血のような赤い模様が妖艶・・
これも初めて見るような模様。




洗面所は床のタイルや水洗金具は新しそうだったけど、シンクは古いものだなあ。


床のタイルはうちの洗面所で使っているのと色違いだ~
新旧のタイルがうまくミックスされてなじんでる。


一番広いというツインルームには洗面所付き。


窓からは中庭が見下ろせる。


ドミトリーはベッドだけでなく、小さな座卓もついていて、ちょっとした作業ができるようにゆったりとした造りに。


廊下にあった小さめの洗面台には


シンクはモザイクタイル貼り。
ちゃんと残されて使われていてうれしい。


裏階段。
下りたところにも2室あって、一番静かなお部屋だそう。
宿泊施設は2月にオープンしたばかりだそうだが、コロナの影響で、
やはりお客さんは少ないそう。
隣のレストラン&バーで5000円以上の飲食をしたら
そのまま1500円で宿泊できるという「寝落ちプラン」とか面白いプランもあるそうで素敵にリノベーションされた宿泊施設、今後利用客が増えるといいなあ。


そして、宿泊施設と中で繋がっているレストランへランチに。


玄関ポーチの古いタイル。




開け放たれた窓際の席へ。
この日はいい天気だったので気持ちよかった。


窓下にはポーチにも貼られてたきれいな水色の布目タイルが貼られてるので
ここは特等席。


ランチは唐揚げ定食やスパイスカレーなどの定番から、
魯肉飯まであったので、私は魯肉飯に。
八角の風味が効いた久々の魯肉飯が美味しかった~
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万治ギャラリー&タイル歩き

2020-03-26 | 建築巡り・街歩き【京都】
しばらくはバドと仕事以外は家にこもってフォトブック作ってたので、
久々の外出・・
今日から京都の万治ギャラリーで始まった「村上浩子展」へ訪れてきた。


築160年の元炭屋さんだったという町屋は現在、一階がカフェに、二階はギャラリーになっていて、来年の3月に参加させていただく展覧会を主催される村上さんの個展が行われているのでお伺いしてきた。


「メルシーにゃん」というカラフルな猫ちゃんがモチーフの絵画がたくさん。


絵画だけでなく絵本も手掛けられていて、その絵本の製本までご自身でされているとのことで、全て手作業で作られたという絵本がずらり。
お菓子作りもご趣味とのことで、最後にいろんなお菓子のレシピが載ったメルシーにゃんの絵本も。


私は色鉛筆のやさしい色彩に惹かれてこの「十二支と猫の物語」という絵本を購入。せっかくなので?英語と日本語の併記バージョンを。


こちらは新作の絵本の1ページを描いたものだそう。



二階から三階へ上がる階段を使っての展示も町屋ならではな感じですてきだなあ。


ゆったりとした雰囲気のこちらの町屋が気に入られ、今回の個展の場所に選ばれたそうで、私も座り込んで、ゆっくりといろいろな作品を見せて頂きながら
お話をさせてもらい、今度の作品展で展示させてもらうタイルの話や先日から作ってるタイルのフォトブックを見てもらったりとずいぶん長居させていただいた。


1階のカフェのケーキもとても美味しいそうだけど、
お昼ご飯がまだだったので、また今度に。


向かいにあった消火栓?のボタンカバーが京都っぽい。
この後、Mさんに教えてもらった五条楽園のカフェUNKNOWNへランチに向かうことにした。


こちらは前にも通った面格子が素敵すぎる旅館。







軒にマーブルタイルがびっしり貼り巡らされた住宅。





これは初めて見たかも。
鮮やかなブルーと白のタイルの市松模様の腰壁。





発色がきれいな水色のタイル。


ミヤコ美容室にはふっくらモザイクタイルが。


五条楽園へ続く。


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フォトブックを作る・その二

2020-03-19 | 趣味その他

先週作っていた第2弾のフォトブックが送られてきた。
今回は昨秋に訪れたポルトガルで、最も衝撃を受けたリスボンの地下鉄タイル巡り、
そして、リスボンとポルトの街角で見たタイルたちを集めた。
地下鉄編はA5サイズで、街角タイル編はちょっとかわいく小さめの手のひらサイズのものにしてみた。


リスボンの地下鉄のタイルは、本当に多種多用で、様々なアーティストによる
アートが爆発してた。


駅を降りる度に、斬新なタイルアートが目に飛び込んできて、
夢中になって写真を撮り続けたことが思い出される。


カラフルで大胆なデザイン、豊富なタイルの量にも圧倒され、



釉薬の深みや美しさが感じられるタイルにも出会え、


タイルがキャンバス、という感じで、ユニークな絵画が描かれている駅もあったり・・
ありとあらゆるタイル表現に出会って、カルチャーショックを受け続けた。


街角のタイルも、ちょっと歩くとタイルにぶち当たるというくらいに豊富で、
しかも同じデザインのものはなかなか見当たらないくらい。


扉とタイルの組み合わせも、各家、それぞれオリジナリティーがあって、
タイル捕獲作業は本当に楽しすぎた。



こんな感じで、ディティール編も作りたいなあ、と妄想が膨らむ・・


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アンティーク&カフェ・スパローハウス

2020-03-17 | 食・グルメ

先週、逸翁美術館で開催されてた「百鉢展」へ行こうと向かっていたところ、
坂を上がる手前で、なんとこの日から休館、とのポスターを発見し、がっくり;
気を取り直して、近くの「スパローハウス」へやってきた。
スパローハウスは以前からohbaさんがおすすめ、と言われてたアンティーク&カフェのお店。


路地の東側から入っていった時、突如、懐かしさがこみあげてきた。
子供の頃、祖母の家が近くにあって、この辺りはよくうろうろしていたのだった。
このスパローハウスのあった建物はお菓子問屋だった、ということを思い出した。
思わず店主さんに尋ねてみると、やはりそうだったとのこと。
このお菓子問屋の並びに麩の問屋もあって、母がたまに大量の麩を買ってきて、
それをおやつに食べてたことも思い出した。
懐かしすぎる~



お店の中はレトロな雑貨がたくさんディスプレイされていて、
お茶する前にひとしきり、店内を物色。
お店の内装は手作りでリフォームされたそうで、レトロな雑貨や家具ともぴったりで素敵な雰囲気。


この時計は、店主さんが時間をかけて、使えるようにメンテを施されたばかりのものだそう。
ステンドグラス風のガラスやダイヤ型の振り子が素敵だなあ。


池田在住歴が長い店主さんには懐かしいお話をいろいろとお伺いできて楽しかった~
又雑貨の仕入れのお話なども興味津々。


色とりどりのセルロイドの筆箱も。
こちらはこのお店を開店する前に、綾部の旧文房具店で仕入れられたというもので、仕入れた当初はセルロイドの筆箱の所有数、日本一だったとのこと。


小ぶりのセルロイドの筆箱、可愛いなあ~


喫茶ではホットレモネードを頼んだのだけど、レモンの果実がゴロゴロ入ってて
美味しかった。
後でohbaさんに聞くところによると、ケーキやかき氷(夏?)も美味しいのだとか。
しまった~、また行こう。


その近くの昔、本町市場があったアーケード?内にタイル壁発見。


ぶつぶつ粗目の質感と色がいいなあ。


飴色のぷっくりモザイクタイルも。


スパローハウスで、悩んで選んだセルロイドの筆箱と陶器のフック。


握り寿司器も


ガラスの水差しは、サングリアを入れたらばえそう~と、
めったにサングリアなんか作らないのに、ふと思ってしまってゲット。



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タイルのフォトブックを作る

2020-03-16 | 趣味その他

先週は、熱海&伊東へタイル旅に出かける計画をしていたのだけど、
夜行バスを使う予定していたし、今回は残念ながらキャンセルすることにした。
その代わりに?前から作りたかったフォトブック作りに着手した。
手始めに台湾タイル博物館と台湾のマジョリカタイル巡りをいくつか載せたものを。


お値段も最もお手頃だったしまうまプリントのフォトブックを使ってみた。


レイアウトのパターンはそれほどなかったのだけど、
写真を選んだり、レイアウトを決めたりするのに思いの他時間がかかった。


色合いが思ってたように出なかったものもあったけど、


なかなかそれらしく?!仕上がったかなあ・・自己満足。。



引き続いて製作した、ポルトガルの地下鉄タイル編と街角タイル編も到着待ち中・・
いろんなパターンのタイル写真をまとめて、さまざまなタイルの魅力を身近な人に伝えるフォトブックが作れたらいいなあ。

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タイルモザイク製作中・・

2020-03-13 | 陶芸&タイル作り
行きつけの陶芸教室も3月いっぱいはお休みになってしまい・・
素焼き前のタイルのバリを取る作業を特別に家でさせてもらった。


素焼き前のタイルはかなり壊れやすいので、ひとつずつ丁寧にスポンジで。


中には移動中に振動で壊れてしまったものも・・
現在、4つ、いや5つの作品を同時進行で作っているのだけど、
細かいパーツが多いので、途中で割れてしまって、パーツを作り直したり、
釉薬の色を掛け間違えてしまって、再度作り直したり、
となかなか一つの作品が完成しない;



バリを取った後、再び缶に詰めて、陶芸室へ素焼きに持って行った。
素焼き前の取り扱いは割れやすいクッキー並み。






こちらの作品はもう少しで本焼きが上がりそう。


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レストラン菊水&喫茶フランソワ

2020-03-12 | 建築巡り・街歩き【京都】

東華菜館でランチした後は、Mさん希望のレストラン菊水でスィーツタイムすることに。
ザーザー降りの雨の中、四条大橋をダッシュで渡って菊水へ。


入口近くのレトロなフロア照明。
平日でもあったし、やはりガラガラな店内。


入口近くのシャンデリア。


おやつにフルーツみつ豆を。


後ほど、三階の元ダンスホールを見学させていただく。
部屋はシンプルな造りだけど、やはり照明の天井に映る影が本当にきれい。





照明カバーのレース模様が繊細。


中心がずれた・・
以前、日が落ちた後に見せてもらった時の部屋の様子は更に幻想的→


階段踊り場のレリーフ。


この照明も可愛い。


その後はまだ未訪問の喫茶カトレアへ行ってみたかったけど、
休日とのことで、フランソワへ。





フランソワもやはり空いてて、この窓際の席も途中からお客さんがいなくなり、
隣の席に座ってた私たちはステンドグラスの写真もゲット。





天井の照明カバーのガラス絵。




さっきおやつタイムしたので、ここでは〆のティータイム。





奥の四人掛けのテーブル席も空いてた。


トイレ前のクロスと八芒星のタイル。(泰山にも同じ型がある)
この日は河原町界隈のはしごで済ませたけど、十分楽しめたなあ。

四条河原町や祇園には他にも、築地ソワレ喫茶石、喫茶ラテンなども・・
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東華菜館再び

2020-03-10 | 純喫茶&リノベカフェなど

先週、名古屋から友人が京都へ来られてるとのことで、急遽お会いすることになり、
寒い日だったので、四条河原町近辺のレストラン&喫茶をはしごすることに。


友人リクエストにより東華菜館へやってきた。
前回のレポはこちら→



風除室の海の生き物レリーフ。
タコに貝、


そしてタツノオトシゴ。


1階のエントランスホール


イスラム風ともアジア風ともいえる濃厚な装飾の衝立と天井装飾。



この文様を手作りタイルの文様にアレンジしても可愛いかも・・



元会計カウンター。


待合室。
先に着いたので、この待合室で待てた。


待合室の天井装飾。


アメリカ製の、現存する日本最古のエレベーターに乗って、食事フロアへ。


前回来た時はもう一階上の殺風景な部屋だったが、この日は四階のホールへ案内されたのでラッキー。
しかも先客は一組だけで、ほぼ貸切。


ランチセットのようなものはないので、単品で注文。
前回頼んで美味しかった春巻き。


海鮮がたっぷりの八宝菜にチャーハンでお腹いっぱいに。
遊郭建築を調査&研究?しているMさんに、数々の武勇伝を聞かせてもらったり、
タイルの話をしたり、情報交換を楽しんだ。


食後は自由に見学してよいとのことで、階段を下りながら、見学。
これは前回見逃してた化粧室の扉。


子供用椅子も本格的な造りで可愛い。


階段で三階へ。









部屋毎に違う天井の梁の装飾が異国情緒漂う。


そして二階へ。
こちらの部屋の八亡星モチーフの飾り棚が豪華。
真ん中にはステンドグラス。


重厚なアーチ越しに。





この後は菊水へ。
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純喫茶巡り・喫茶オーシャン&山本能楽堂他

2020-03-05 | 純喫茶&リノベカフェなど
2月の終わりに、山本能楽堂で行われてる無料の英語公演のお誘いをうけて
行ってきた。
夕方からの公演の前に高島屋の若冲展を見て、純喫茶巡りも1軒してきた。
能楽堂まで歩いていけるところにあった喫茶オーシャンへ。


フードメニュー充実のショーウィンドウが圧巻・・
食事系からデザートまでお値段もお手頃なメニューが勢ぞろい。


店内はシックな木目調の壁面に絵画がかかっていた。


光の影がきれいなシャンデリアも。





目移りしつつも無難にホットケーキのセットを注文した。


そして待ち合わせの山本能楽堂へ向かった。


外国人観光客向けの英語での公演が無料であり、
誘ってくださったTさんは別の公演をすでに見られてたが、英語もわかりやすく
面白かったとのこと。
この日は英語で落語と文楽、能、という日本の伝統芸術の代表的なものを
1時間に凝縮したパフォーマンスを見れた。
落語は私でもわかる簡単な英語だったので楽しく見れた。
文楽はしなやかな人形の動きにひきつけられた。
能は日本語だけど、日本語でもはっきり言って何をいってるのか分からず・・
短くてちょうどよかった;
外国人観光客向け、といっても、この日の観客はほとんどが日本人で、
短いとはいえ、本格的なパフォーマンスが無料で見れるのはとってもお得だなあ。


帰りに谷町四丁目で出くわしたタイル壁。












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