以前、「超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦」という本を読んでから二十一世紀美術館には興味を抱いてて、
金沢へ行った時にはぜひ一度行ってみたいと思ってた。
驚異的な集客数を誇るというその美術館の魅力とはどんなものなのか?
そして最先端の建築にも興味があった。
設計者は妹島和世+西沢立衛 / SANAA。
美術館は直径113mの円形状、「公園のような美術館」というコンセプトから円形の建物四方に入口が設けられ
どこからでもアプローチできるようになっている。
さらに美術館の敷地の半分程度は無料ゾーンで占められているので誰でも気軽に立ち入ることができるようになってるようだ。
周りは芝生に囲まれていて、その広い芝生にもアート作品が点在してる。
まだ開館前の美術館内のレストラン。
開館してから家族と再び訪れた。
この日の特別展は「工芸未来派」と題されていて、現代アートというよりはやきものや蒔絵など手の込んだ工芸作品の数々が
並び見ごたえがあった。
展示室はとにかく真っ白。開放感たっぷりの静謐な空間で、それぞれの作品の魅力が浮き立つような素敵な展示空間だった。
ガイドブックなどでよく見かける作品「スイミング・プール」がある光庭。
本当にリアルな感じのプールに思わず中を覗き込んでしまう。
深く水が満たされているように感じるが実は上から10㎝程度しか水は張られていない。
後ほど有料ゾーンのプールの底から水面も見上げてみた。
ガラスに囲まれた建物は開放感があって外の芝生の緑との一体感も感じられる。
ずらり並べられた椅子も透明~
壁面いっぱいに加賀友禅柄。
何気なく置かれた椅子もシンプルでおしゃれ。
芝生広場にあった作品で遊ぶ子供たち。
展示作品にも建築にもいろいろと魅力がちりばめられた二十一世紀美術館だった。