m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

築300年の古民家カレー専門店・カリーブラウン

2021-08-31 | 純喫茶&リノベカフェなど

先日、江坂のリサイクル着物のお店、「彩夏」でセールをやっていたので
久々に行ってきた。
ランチのお店を探したら出てきたカレー専門店「カリー・ブラウン」
築300年の古民家、というのに惹かれて行ってみた。


江坂のにぎやかな一画から少し住宅街に入った、こんなところにお店があるの?というようなところに、ひっそりとあったお店。
入口は壁に小さく店名が書いてあるというくらいで通り過ぎそうになった。
建物に沿った細いアプローチを進んでいくと、


目の前に庭が開ける。


回り込んだところに重厚感のある梁や扉のある入口が。


二間続きの和室が客席になっていて、


欄間には、見たことないような和風のステンドグラスがはまってた。
こちらは新しいものだそうで、風が通る欄間に防寒のために入れられたとか。家紋が組み込まれていて、和の雰囲気。
縁の花模様の型板ガラスはよく見かけるデザインだけど、金色のものがあるんだなあ。和室にぴったり合っていた。


家具はイギリスのアンティークを揃えられたという。
どの家具も素敵だった。





私たちはこの窓際の席に案内された。



こちらのお宅は、オーナーの自宅でもあるそうで、隣の和室は仏壇もあり、
生活空間としても使われているのだそう。


こちらは欄間がそのまま残されてた。





キッチンには、天井に太い梁が残されている。


カレーはグルテンフリーで、ご飯は玄米2分づきでヘルシー。
彩りがきれいな夏野菜をトッピング。


旦那はチキンカツをトッピング。
さらっとしたクセのないカレーだった。



九谷焼の水差しが素敵。
カレーの他にもおばんざいの御膳やすき焼き丼なども
始まるとのことだった。


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釉溜まりのあるタイル他、完成!

2021-08-28 | 陶芸&タイル作り

タイルがだんだん焼き上がってきたので、今日もいくつか額装し、
目地入れして完成した。
小額と中額。


この額は前にアンティークショップで手に入れていたもの。(枠だけ)
裏にベニヤ板を貼り、額に合わせて、中のデザインを考えた。



中央をクワトロフォイル(四つ葉)型にデザインにして、
中をクエルダセカ技法で下絵を描き、鉄赤とチタン、黄瀬戸を塗り分けた。



周りはレース模様を型押しして、マット釉のチタンを掛けた。


地を赤土にしたので、角がいい感じに釉が剥がれて、
赤土の地肌が所々出て、期待通りになってよかった。


もうひとつは、京都の喫茶店、六曜社のような釉溜まりのあるタイル作ってみたく、ちょっと厚めに作ったタイルを凹ませ(たまたまあったツリーの飾りの玉で、縁がギザギザになって面白いかなと思って)織部釉を掛けた。
真ん中に釉薬が溜まって、ガラスのような質感になるのかと期待したが、
試作では、ほぼ変わりはなかったので、結局白萩を垂らしてみたり、
所々、釉薬を拭きとるなどして、変化をつけてみた。


なまこ釉では溜まったところが、深いブルーになって、周りの薄掛かりの部分とは色合いに変化がついた。
なまこ釉だけでは暗めだったので、間に白萩を掛けたタイルと市松状に入れてみた。


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塩屋・ジェームス邸

2021-08-18 | 純喫茶&リノベカフェなど
タイルを愛でた後は建物見学も。
ジェームス邸は昭和9年に英国人貿易商、アーネストウィリアムジェームスの住居として建てられ、戦後は三洋電機の創業者、井植氏が所有。
その後迎賓館などとして使用されてきた。
2012年に神戸市有形文化財に指定され、レストラン兼ウェディング施設に
活用されている。
そういえば前回講座で訪れたのは、ちょうどそのオープン初日だった。
その当時は写真掲載禁止だったため、今回は思う存分写真撮影してみた。


車寄せから玄関へ。


車寄せの照明。



玄関ホール手前の面格子のシルエットが優雅。


階段ホール





ステンドグラスが入った階段の三連アーチ窓


両端はブドウと蔓をモチーフにしたデザイン



真ん中は花をつけた植物が左右対称にデザインされているよう。


階段ホールにぶら下がる照明はとても大きくて、ガラスのシェードの中には
蝋燭を模した明かりが並んでた。



1階のリビング。
天井の装飾やステンドグラスが入ったベイウィンドウ、


暖炉が立派。


暖炉は大理石と内側はタイル、そして木製の柱に囲まれ、繊細な彫り物も見られる。
中に置かれてた衝立も細かく編みこまれた素敵なものだった。



リビングは、待合として使われているので、ソファに座ってゆったりと
くつろぐことができる。


床は寄木貼り、換気口のグリルも。


リビングの隣にはダイニングがあり、美しくテーブルセッティングされていた。



石造りの暖炉の装飾。





芝生広場から


庭の噴水もタイル貼り。
放射状に貼られたタイルは石のような模様のあるモザイク。
中央のイルカの吐水口もヨーロッパで見るような面白い形。


元プールだった施設も一部残されていて、コース番号がうっすら読み取れる。


モザイクタイルが貼られたプールサイド。


見学の後はランチを。
前菜


肉か魚のメイン。
ローストビーフにした。



デザート。パンと食後の飲み物も。

食事も見学も満喫できた。
レストラン兼ウェディング施設なので、土日はなかなか予約は取れず、
平日のランチが料金も少しお安く狙い目。



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塩屋・ジェームス邸のタイル

2021-08-17 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

少し前、ジェームス邸へ友人とランチへ訪れた。
ジェームス邸へは数年前に建築講座で訪れて以来で、今回はゆっくりとタイルを愛でることができた。
地下のバーに敷かれた泰山タイルのある床。


薄暗い地下のバーには、茶系のタイルをベースにした様々なバリエーションの
タイルが見られ、あちこちのタイルスポットで見た覚えのあるタイルがいろいろ。


燕のようなものが絵付けされたタイル。
V字ぽいタイルはきんせ旅館でも見たことがあるもの。
下の馬に乗った弓と剣を持つ騎兵のレリーフやくるくるした模様のレリーフタイルも

高床式倉庫風の建物が描かれたタイルは、デルフトタイルを和風にしたような雰囲気。


暖炉


口から泡が3つ出てる愛らしい魚の絵


瓦文様のレリーフタイルも。
こちらのタイルは箕面の一知里ギャラリーの暖炉でも見たことがある。
大仏タイルだろうか・・


正方形のタイルに、ランダムな幅でラインを引いたようなだけのタイルも味があっていいな。


斜めラインのタイルは橋本の多津美旅館の玄関で見たものと色違い。
こうして見ると、布目だけでなくいろんな肌合いのものがあるなあ。


鉄絵が描かれたもの。


瓦文の色違い。
なまこ釉の発色が味わい深い。


レリーフタイルは、彫がとても深い。


高床式倉庫のシンプル版










地下のバーの他にも、もう一つのタイルスペシャルスポットは展望塔。
らせん階段を上がって。


塔屋に上がると、らせん階段を囲む床部分に色とりどりのタイルが
貼られている。





地下のバーと違って、展望塔のタイルはブルー系の明るめのタイルが多く用いられてる。地下の落ち着いた空間で見るタイルもいいが、
自然光に照らされて、クリアに見えるタイルもやっぱり美しい。
柏葉のタイルは東京の清淵文庫でも見たことある。



テストピースのように、一枚のタイルに微妙に違う釉薬を数か所乗せたようなタイルも。


パステルカラーの水色で絵付けされたちょっと可愛いタイプのタイルも。



渦巻くように泳ぐ4匹の魚たち。


ザクロ?の絵付け。
布目模様のタイルもきれい。


一番上のレリーフタイルは、新潟の新津記念館のテラスに貼られてた記憶が。





瓦文のレリーフタイル。






タイルをじっくり見れて、堪能した!!

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船場ビルディング「& Do’s Niko」さんでのTile art ten 終了しました。

2021-08-16 | 建築巡り・街歩き【大阪】

「& Do’s Niko」さんでの展示が無事終了しました。
おいで頂きましたみなさま、どうもありがとうございました。


今回は、急遽決まった週末3日間だけの展示ということで、
スーツケースに入るだけのタイル作品と写真パネルを用意し、展示して頂きました。



2日間はあいにくの雨で、足元がかなり悪くお出かけしにくい中でしたが、
ツィッターやインスタを見て来てくださった初対面のお客さまともお話することができ、比較的ゆっくりとご覧頂くことができました。


引き続き、「& Do’s Niko」さんでは、メトロリスボンとトートバッグのセットと、


主にタイルにフォーカスした自作のフォトブックを置いて頂いてます。
また見に来て頂けたらうれしいです。
(台湾、マラッカ、シンガポール、ポルトガル、そして日本の街角のタイルなどです。)


3日間過ごした船場ビルディングは、大正時代に建てられた近代建築で、
正面玄関は意外にシンプルで、目立つ外観ではないですが、
一歩中へ足を踏み入れると、


回廊が巡らされた4層吹き抜けの中庭空間が広がり、
外とは別世界です。
3日間、この素敵な空間を味わえてうれしかったです。
又、「& Do’s Niko」さんの店内も居心地よく過ごさせていただき、
お世話になりました。
引き続きよろしくお願いします。


昨日は、搬出の荷物があることをすっかり忘れて、行きに自転車で駅まで
行ってしまい、帰りに、荷台よりはるかに大きなスーツケースを積めずに悩んでいたところ、
自転車置き場の係員のおじさんが親切にも、荷台に木を渡した上にスーツケースをくくりつけるという斬新な案を考えてくれ、木やスーツケースを厳重にくくりつけてくれて、有難いことに無事帰ることができました!感謝!!
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船場ビルディングのブックギャラリー「& Do’s Niko」さんにてTile art tenを開催します

2021-08-12 | 個展他

先日の「台湾小箱」のイベントで「& Do’s Niko」さんへ立ち寄った際に、
お声掛け頂き、
急遽お話がまとまって、明日の13日(金)から15日(日)の週末の3日間、
「Tile art ten」を開催して頂くことになりました。
私のTile art作品と『メトロリスボン』の写真展示、タイル小物、フォトブックなどの販売をさせて頂きます。
大阪では初めての展示です。このようなご時世ですが、
お立ち寄り頂けるとうれしいです。



会場があります船場ビルディングは、大正14年建築、登録有形文化財の
レトロモダンなテナントビルです。
回廊がめぐらされた吹き抜けの中庭空間は素晴らしい雰囲気です。
建物もぜひ味わって頂けたらと思います。


「& Do’s Niko」のある4階まで上がると、吹き抜けから明るい光が差し込み、1階との景色の違いに驚きます。


「& Do’s Niko」さんの店内。
アート関連の本や雑貨が美しくディスプレイされています。
展示以外にも、様々な本や雑貨をお楽しみください。



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ラッシュチェアをペーパーコードで修理する

2021-08-11 | クラフト&木工

以前から使っていたアンティークのラッシュチェアの座面が
最近ボロボロと剝がれ、服にも付着するようになってきてたので
なんとか修理せねばと思ってた。


椅子の修理なんかを頼むといくらかかるかわからないし、、
と思ってたところ、椅子の座面を編む動画があるとの情報を得た。
かごが編めるのだから、椅子が編めないはずはない?! と
とりあえず材料を入手することに。


アンティークの椅子に本来使われてた素材はシーグラスというイグサのような天然素材のようだけど、それを扱うのも難しそうなので、
北欧のデザインの椅子などにもよく使用されているペーパーコードという椅子用の紙素材のものがあったので購入。


うちの椅子は座面が取り外せるタイプのものだったので、座面を取り外して、


古い座面をはがしていった。
座面は結構しっかり編みこまれてて、クッション性をよくするためか
座面の間にも丸めたシーグラスが詰め込まれてた。


それらをきれいに取り除いて、汚れを拭いたところ。


そして動画を見ながら編んでいった。
ちなみに参考にした動画は→
一脚目、最後まで編んだけど、最初で要領を得てなかったので、
結び目が座面の表に出ていたりと、全部ほどいてやり直し;


なんとかそれらしく編めた。
座り心地も上々。


2脚ともなんとか完成!

次は座面の上に直接立って乗ったために(息子が)たぶん中で割れてギシギシ
いうようになってしまった椅子を布の張替えと共に修理したい・・


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西田辺~姫松を歩く&げしとうじ他

2021-08-08 | 建築巡り・街歩き【大阪】
先日、ギャラリーで取り寄せをお願いしていたオールドノリタケの本が届いたとのことで、取りに伺うついでに、西田辺から姫松まで少し歩いた。



以前もこの辺りを歩いたことあったが、長屋や洋館の付いた魅力的な住宅が多い。


4階建てのこのビルには帯状に紺色のタイルが巡らされている。





この日は閉まっていたけど、「ほんま食堂」というよさそうな食堂。
また一度行ってみたい。


お昼に、「げしとうじ」へやってきた。
以前来た時は、列ができててあきらめたが、この日はまだ誰もいなかった。





築86年の長屋を改装したお店は畳敷きの落ち着く空間。


ちゃんと椅子席もある。


チキン野菜ミックスのスパイスカレー。
ダシの旨味と多種類のスパイスが合わさり、美味しかった。


壁に貼ってあったチャイプリンも気になり、注文。
こちらも美味!


そして再び歩く。
びんみんさんから見どころをプロットした地図をもらったのだが、
すでに自分がどこにいるか分からなくなり、でたらめに歩いていたら
めちゃめちゃ可愛い洋風の長屋を見つけた。


各家、それぞれ手が加えられているようで、壁の色や窓枠、植栽など
個性が出ていて素敵。





うっすらピンクの壁の家。
色付きの壁もそれほどけばけばしい色ではないので、しっくりと町並みに溶け込み、それらが5、6軒並んでいると、おもちゃの家のようで可愛かった。


空き家のようだったけど、こんな素敵なタイルに囲まれた玄関口も。



ブルー系の釉薬がかかった布目模様のタイルとガラスブロックが玄関周りを囲む。



扉の上部にはこんな面格子も。


1階の壁面、2階のバルコニーの壁面のタイルだけでなく、2階壁面は黒いモザイクタイル貼り。


面格子いろいろ。








理容増尾。
白い窓枠とモザイクタイルが素敵~と、思わず駆け寄った。


紫がかった薄いピンク色のモザイクタイル。
手前のお花たちとも相性ぴったり。


旧酒屋さんらしき建物の下部には、細かいモザイクタイルが入れられていた。





ガラスを突き破って、何かのパイプが通されている窓にはめられた面格子。


珈琲館穂和伊都と書いて珈琲館ホワイト?!
すごい当て字;


デニムのような質感のあるブルーの鮮やかなタイル。


こちらはびんみんさん一押しの洋館。
これだけは場所が分かった。
建物もすばらしいが、


玄関には、渋めのモザイクタイルが貼られた円柱が立つ。



窯変が美しいふっくらと立体感のあるタイルが円柱にびっしりと貼られている。






布目のボーダータイルが貼られた壁面。


こちらは蔵を改装したカフェ。
壁の一部を取り払って入口にするなんて、、斬新なリノベーション。
店名の入れ方もおしゃれ。

この後は、姫松のギャラリーへ向かった。
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カフェすずなり&清水三年坂美術館ほか

2021-08-03 | 純喫茶&リノベカフェなど

鶴清でランチ&見学をさせて頂いた後、お茶するために付近をさまよい、
見つかった「カフェすずなり」へ。
建物は2階部分が軒裏までタイル貼りになっていて、


両サイドに付くうだつも珍しいタイル貼り。


建物は金物問屋をリノベーションしたものだそう。
1階はカフェで、2階にはギャラリーが二つある。


1階の天井も高くて解放感があった。
ソファ席でくつろぐ。


アイス抹茶ミルクは、お抹茶茶碗のように大きな茶碗にたっぷり入っていて
満足感あり。お菓子付きもうれしい。


2階へ上がる階段。


階段の柱や天井の梁などは、昔からのままのよう。


奥のギャラリーは展示替え中のようで、すごく奥行もある。
アーティストさんが、今から映画の上映会もあると言われてた。



すずなりの向かいくらいにあった建物のタイル。
めちゃめちゃ惹かれる色。


マロンクリームのような色のタイルと面格子。


自転車屋さんもモザイクタイル貼りだなあと寄っていったら、
白いタイルに、黒と緑の色のシール?が貼られて
模様がつくられてた;


皆と別れてからは、自分のかかりつけ医院の先生から、おすすめと聞いていて
前から行ってみたいと思ってた清水三年坂美術館へ訪れた。
こちらの美術館は村田製作所の専務であった村田理如氏が、蒐集してきた幕末から明治期にかけて作られた七宝、蒔絵、金工、京薩摩などの工芸品の数々が常設展示されている。


この日は企画展として蒔絵の名品もたくさん見れたのだけど、
常設の七宝や京薩摩など、どの工芸品も驚くばかりの超絶技巧ぶりで、
肉眼では見にくいほどの細やかな手仕事も見られ、この時代の日本の職人のレベルの高さを思い知らされた。
当時、海外で人気を博し、輸出向けに作られていたという工芸品たちは
ひとつひとつが宝石のように美しく見ごたえがあった。


帰りはタイルを探しつつ、駅まで歩く。





真ん中にチェーンを使ったアクセントが珍しい感じの面格子。





タイルと面格子、型板ガラスのベストマッチ。


渋い布目のタイル。


引き手が可愛い扉。


前面タイル貼りの家のタイル。


飲食店の入口周りのタイル。
ボーダー状に発色のきれいなカラフルなタイルが入ってた。





こちらもお店の入口に貼られてたタイル。
タイルの縁や凹みがランダムで、手作り感ある。
同じような正方形で、真ん中がボールをぶつけたように丸く凹んでるタイルは見たことあったけど、このタイルは初めて。



こちらも何度か通ったことのあるお宅。



洋館らしき建物の軒下にマーブルタイルが贅沢にあしらわれている。


暑い中、よく歩いた~
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京都・鶴清ランチ&見学へ

2021-08-01 | 純喫茶&リノベカフェなど
この日は久しぶりの友人と鶴清で食事会そして見学をさせて頂いた。


鴨川沿い、清水五条にある料理旅館鶴清は昭和初期に建てられたという総檜の木造三階建ての建物。
久々の建物見学もうれしいなあ。



重厚な唐破風が乗る玄関前には赤い欄干の橋がかかる。



玄関ホール。
食事前に、館内を案内して頂いた。


1階の欅の原木が使用されているという階段手摺は五条大橋の欄干をイメージして作られたそうで、擬宝珠がついたもの。


1階の部屋と廊下との間の飾り窓


1階の奥の元喫茶室だったという部屋(現在倉庫)の横には
京都の?農村風景を描いたようなステンドグラスが入れられている。


大原女のような恰好の女性が頭の上のカゴに花を乗せて運んでいる様子。



顔が何だかマンガチック


ステンドグラスの脇の壁に貼られていたモザイクタイル。



裏側の元喫茶室で、現在トイレに面した壁にもステンドグラスが入れられてた。半円アーチに、花のような?実のようでもある植物が描かれたもの。


省略されてる?!


そして、3階の大広間へ案内して頂いた。
折上げ格天井が立派な広間はなんと舞台を入れて約200畳もあるそう。
床の間が、遥か彼方・・



床の間へ近づく。


床柱は節がたくさん入った黒檀、
違い棚は欅の原木が使用されているそう。


書院には蝙蝠のような形の火灯窓。


床の間側から舞台を見る。


松と竹が描かれた舞台



舞台と折上げ格天井の間に細かな松の透かし彫りの細工も入れられていた。


よく見ると奥行と立体感のある透かし彫り。



四隅にあった換気口らしき天井の透かし模様。



大広間以外にも数か所お部屋を見せて頂いた。





こちらの部屋は、欄間に鳳凰の透かし彫り。




襖を開けると一続きの大広間に。


格天井の杢目が特徴的な天井板。





こちらのお部屋には京都の風景が細やかに描かれた欄間。







階段上がり口の丸窓。


階段の小花が集まったボールのような照明がミスマッチだけど可愛かった。


そして1階の食事を頂く部屋へ。


欄間には水の流れと鯉が美しくデザインされていた。


窓からは鴨川の景色が見渡せるお部屋でゆっくりと食事を頂いた。
川床に出られてたお客さんもおられたけどさすがに昼間からは暑そう;


お料理は竹コースで全部で7品。
天ぷらとデザートを撮り忘れ。
美味しく頂いた。



食事中、スコールのような怒涛の大雨がやってきて、しばらくは降り続いてたが、帰り際には止んでくれたのでよかった。

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